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公開日:2026.09.23最終更新日:2026.09.23

WordPressの自動更新はマイナーのみ推奨!ホームページを守る方法

WordPressの自動更新はマイナーのみ推奨

WordPress 5.6以降に作ったホームページは、メジャーアップデートも初期設定で自動更新されるため、知らないうちに表示崩れやエラーが起きることがあります。結論から言うと、自動更新はセキュリティ修正を含むマイナーアップデートのみ有効にし、メジャーアップデートは手動で行うのがおすすめです。当社でも、制作するすべてのホームページでこの設定にしています。

この記事では、メジャーアップデートの自動更新を無効にすべき理由や設定方法、ホームページを安全に保つ手動更新の方法を解説します。

WordPressの自動更新とは

WordPressの自動更新とは

WordPressの自動更新とは、新しいバージョンが公開されたときに、管理画面で操作しなくても自動で更新される機能です。WordPress本体の自動更新は、ホームページの制作時期によって初期設定が変わります。

メジャーアップデートとマイナーアップデートの違い

WordPress本体のアップデートには、メジャーアップデートとマイナーアップデートの2種類があり、バージョン番号で見分けられます。

メジャーアップデートは、「6.4→6.5」のように小数点第1位の数字が上がる更新です。新機能の追加や仕様変更を含む大きな更新で、年に数回行われます。

マイナーアップデートは、「6.4.1→6.4.2」のように小数点第2位の数字が上がる更新です。セキュリティ修正や不具合の修正が中心の小さな更新で、メジャーアップデートより頻繁に、必要に応じて随時行われます。

WordPress 5.6以降はメジャーアップデートも自動更新が初期設定

以前のWordPressでは、初期設定で自動更新されるのはマイナーアップデートのみでした。しかし、2020年12月にリリースされたWordPress 5.6から、新しくインストールしたホームページはメジャーアップデートも初期設定で自動更新されるようになりました。

WordPress 5.6より前のバージョンで制作したホームページは、その後バージョンアップしていても、自分で設定を変えない限りマイナーアップデートのみが自動更新されます。

なお、プラグインとテーマは、ホームページの制作時期に関係なく初期設定では自動更新が無効で、使う場合は個別に有効にする必要があります。

メジャーアップデートの自動更新を無効にすべき理由

メジャーアップデートの自動更新を無効にすべき理由

メジャーアップデートは新機能の追加や仕様変更を含む大きな更新のため、自動更新にしているとホームページに思わぬ不具合が起きることがあります。ここでは、メジャーアップデートの自動更新を無効にすべき理由を紹介します。

仕様変更でプラグインやテーマが正常に動かなくなることがある

メジャーアップデートでは、新機能の追加に合わせてWordPressの内部の仕組みが変わることがあります。古い機能が廃止されたり、動き方が変わったりするため、それに対応していないプラグインやテーマは正常に動かなくなることがあります。

分かりやすい例が、2018年12月のWordPress 5.0です。投稿画面が従来のエディターからブロックエディターに切り替わり、エディター周りの機能を持つプラグインの中には、うまく動かなくなるものがありました。

特に影響を受けやすいのは、長く更新されていないプラグインや、制作会社が独自に作ったテーマです。開発が止まっているプラグインは新しいバージョンに対応しないままになりますし、独自のテーマはホームページ制作会社が対応しない限り修正されません。プラグインの公式ページにある「検証済みの最新バージョン」が古いままのものは、特に注意が必要です。

ホームページの表示崩れやエラーが起きることがある

プラグインやテーマが正常に動かなくなると、ホームページにさまざまな不具合が現れます。レイアウトが崩れる、画像が表示されない、スライダーやメニューが動かないといった見た目の不具合が代表的です。

見た目では気づきにくい不具合もあります。問い合わせフォームが送信できない、予約やネットショップの購入ができないといった不具合は、ホームページを見ただけでは分からず、その間の問い合わせや売上を取りこぼすことになります。

最悪の場合、ホームページを開いても「このサイトで重大なエラーが発生しました」という文字だけが表示され、サイト自体が見られなくなることもあります。会社の顔であるホームページが表示されない状態は、お客様からの信頼にも関わります。

リリース直後のメジャーアップデートは不具合が残っていることがある

メジャーアップデートは公開前にテストされていますが、世界中のさまざまなサーバー環境やプラグインの組み合わせをすべて確認することはできません。そのため、リリース直後に不具合が見つかり、すぐに修正版が出ることがあります。

たとえば、2023年11月にリリースされたWordPress 6.4では、古いバージョンの通信ソフトを使っている一部のサーバーで、WordPressが外部と通信できなくなる不具合が起きました。この影響でWordPress自体の更新もできなくなり、管理画面が重くなったりエラーが出たりしたという報告がありました。

この不具合は、2日後に公開された6.4.1で修正されています。つまり、リリースから数日待っていれば避けられた不具合でした。自動更新にしていると、こうした不具合を含むバージョンがリリース直後にそのまま適用されてしまいます。

自動で更新されると不具合に気づくのが遅れる

自動更新は、管理者が操作しなくても、WordPressが定期的に更新を確認して実行します。いつ更新されたのか分からないため、不具合が起きてもすぐには気づけません。

更新が終わると管理者あてにメールが届きますが、日々のメールに埋もれて見落としたり、管理者のメールアドレスが退職した担当者や以前のホームページ制作会社のままになっていたりすると、通知自体が届きません。結果として、お客様からの連絡で初めて問い合わせフォームの不具合に気づくということも起こります。

気づくのが遅れるほど、復旧も難しくなります。サーバーの自動バックアップは保存期間が決まっていることが多く、発見が遅れると不具合が起きる前のバックアップが残っていない場合もあります。

手動で更新すれば、更新した直後に表示や動作を確認できるため、不具合が起きてもすぐに対応できます。

マイナーアップデートの自動更新を有効にしておくべき理由

マイナーアップデートの自動更新を有効にしておくべき理由

マイナーアップデートは、メジャーアップデートとは反対に、自動更新を有効にしておくのがおすすめです。ここでは、その理由を紹介します。

マイナーアップデートにはセキュリティ修正が含まれる

マイナーアップデートの多くは、WordPressで見つかった脆弱性を修正するために行われます。更新しないままにしておくと、脆弱性が残った状態になり、ホームページの改ざんや不正アクセスの被害にあうおそれがあります。

さらに、修正版が公開されると、どのような脆弱性があったのかも広く知られるようになります。攻撃者はその情報をもとに、まだ更新していないホームページを探して攻撃するため、更新が遅れるほど危険が高まります。自動更新にしておけば、公開後すぐに修正が適用されるので、こうした攻撃を受けるリスクを減らせます。

変更が小さく不具合が起きにくい

マイナーアップデートは修正が中心で、新機能の追加や大きな仕様変更は基本的に含まれません。そのため、プラグインやテーマに影響が出ることは少なく、自動で更新しても不具合が起きにくいのが特徴です。

頻繁に行われる更新を毎回手動で行う手間を考えても、自動更新にしておくのが現実的です。

プラグインやテーマの自動更新は無効がおすすめ

プラグインやテーマの自動更新は、無効にしておくのがおすすめです。

プラグインやテーマは、それぞれ別の開発者が作っているため、更新の内容や頻度はさまざまです。更新によって見た目や動作が変わったり、ほかのプラグインやテーマとの相性で不具合が起きたりすることもあります。自動更新にしていると、検証されないまま適用され、レイアウト崩れなどの原因になります。

プラグインやテーマの更新は、WordPress本体のメジャーアップデートのタイミングで一緒に行うのがおすすめです。本体とまとめて更新すれば、表示や動作の確認も一度で済み、プラグインやテーマが新しいバージョンの本体に対応しているかもあわせて確かめられます。

ただし、使っているプラグインに重大な脆弱性が見つかった場合は例外です。WordPressの被害はプラグインの脆弱性を狙われるケースが多く、次のメジャーアップデートまで待つと、危険な状態のまま数ヶ月過ごすことになります。脆弱性の修正を含む更新が出たときは、そのプラグインだけでも早めに更新しましょう。

WordPressの自動更新を設定する方法

WordPressの自動更新を設定する方法

WordPressの自動更新は、管理画面から簡単に設定できます。ここでは、WordPress本体とプラグイン・テーマ、それぞれの設定方法を紹介します。

WordPress本体の自動更新を設定する方法

WordPress本体の自動更新は、管理画面の「ダッシュボード」→「更新」から設定します。

画面上部に「このサイトは WordPress の新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」と表示されている場合は、メジャーアップデートも自動更新される設定です。その下にある「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」をクリックしてください。

下の画像のように、「WordPress のすべての新しいバージョンに対する自動更新を有効にします。」というリンクが表示されていれば、マイナーアップデートのみが自動更新される設定になっています。

切り替え後の更新画面

なお、サーバーやプラグインの設定によっては、この切り替えリンクが表示されないことがあります。その場合は、ホームページ制作会社に確認してください。

プラグインやテーマの自動更新を設定する方法

プラグインの自動更新は、管理画面の「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」から設定します。一覧の「自動更新」の列に「自動更新を有効化」と表示されていれば無効、「自動更新を無効化」と表示されていれば有効の状態です。リンクをクリックすると、プラグインごとに切り替えられます。

プラグイン一覧の自動更新列

テーマの自動更新は、管理画面の「外観」→「テーマ」から設定します。設定したいテーマの画像をクリックすると詳細画面が開き、テーマ名の下あたりにプラグインと同じく「自動更新を有効化」または「自動更新を無効化」のリンクが表示されます。クリックすると切り替えられます。

ホームページを安全に保つWordPressの手動更新の方法

手動で更新するのは、WordPress本体と、プラグインやテーマです。いずれも管理画面の「ダッシュボード」→「更新」を開き、新しいバージョンがあれば表示される「更新」ボタンをクリックすると更新できます。更新前にはバックアップを取り、更新後はホームページの表示や問い合わせフォームなどの動作を確認しましょう。

なお、自動で行われるマイナーアップデートに備えて、サーバーの自動バックアップも有効にしておくと安心です。

更新作業の詳しい手順は、WordPressのバージョンアップの方法の記事で解説しています。

当社がおすすめしているWordPressを手動更新する頻度

当社では、メジャーアップデートが公開されてもすぐには更新せず、その後にマイナーアップデートが1回公開されてからバージョンアップしています。リリース直後の不具合が修正されたバージョンで更新できるため、トラブルを避けやすくなります。

ただし、バージョンアップには作業費用がかかるため、お客様によっては頻繁な更新が難しい場合もあります。その場合でも、一般的には半年に1回、長くても1年に1回はバージョンアップを行うようお願いしています。間隔が空くほど一度に上げるバージョンの差が大きくなり、不具合が起きやすくなるためです。

当社では、制作するすべてのホームページでメジャーアップデートの自動更新を無効にし、このように更新を管理しています。

まとめ

WordPressの自動更新は、マイナーアップデートのみ有効にし、メジャーアップデートは手動で行うのがおすすめです。

マイナーアップデートにはセキュリティ修正が含まれるため、自動で素早く適用することでホームページを攻撃から守れます。一方、メジャーアップデートは仕様変更を含む大きな更新のため、自動更新にしているとプラグインやテーマが正常に動かなくなったり、表示崩れやエラーが起きたりすることがあります。

WordPress 5.6以降に制作したホームページは、初期設定でメジャーアップデートも自動更新されます。まずは管理画面の「ダッシュボード」→「更新」で、自分のホームページの設定を確認してください。

当社では、制作するすべてのホームページでメジャーアップデートの自動更新を無効にしています。自動更新は便利な機能ですが、すべてを任せきりにせず、アップデートの種類に合わせて使い分けることが、ホームページを長く安全に運用するためのポイントです。

当社のホームページ制作サービスでは、公開後のWordPress本体やプラグインの更新管理についてもご相談をお受けしています。WordPressのバージョンアップまで安心して任せられるホームページ制作会社を探しているといったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

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