ホームページ制作では、どのレンタルサーバーを契約するかによって、表示速度や安定性、セキュリティ対策の内容が変わります。サーバーはホームページを公開している間ずっと使い続けるものなので、制作を依頼する前に検討しておきたいポイントの1つです。当社では、ホームページ制作のサーバーとしてエックスサーバーをおすすめしています。
このページでは、エックスサーバーがおすすめの理由と、当社がホームページ制作時にエックスサーバーで行う設定内容を紹介します。契約するときの注意点や、エックスサーバー以外のサーバーを選んだほうがよいケースも解説しているので、サーバー選びの参考にしてください。
エックスサーバーがホームページ制作におすすめの理由
エックスサーバーは、多くのホームページ制作会社が利用している国内のレンタルサーバーです。当社がホームページ制作でエックスサーバーをおすすめしている理由を紹介します。
マルチドメインの設定やメールアドレスの作成が無制限にできる
エックスサーバーは、1つのサーバー契約でマルチドメインの設定やメールアドレスの作成を無制限にできます。
コーポレートサイトとは別に採用サイトやサービスサイトを制作する場合でも、ドメインを追加するだけで同じサーバーで運用でき、サーバーを追加で契約する必要はありません。ホームページ制作では、本番のホームページとは別のドメインでテストサイトを用意することがありますが、エックスサーバーなら同じサーバーにテストサイト用のドメインを追加できます。
メールアドレスは社員ごとや部署ごとに作っても数の上限を気にする必要がないので、社員が増えたときもすぐに対応できます。
表示速度が速い
エックスサーバーは、データの読み書きが速いNVMe SSDを採用するなど、表示速度に力を入れているレンタルサーバーです。
ホームページの表示が遅いと、ユーザーがページを見る前に離れてしまう原因になります。写真を多く使うホームページや、WordPressで作るページ数の多いホームページでも表示速度を保ちやすく、ユーザーにストレスなく見てもらえます。
表示速度はSEOにも関わるので、ホームページ制作でサーバーを選ぶときに重視したいポイントです。
サーバーが安定している
エックスサーバーは、サーバーが安定していて障害がほとんど起きません。
当社がこれまでホームページ制作で利用してきた中でも、障害でホームページが表示されなくなるようなトラブルはありませんでした。サーバーが止まると、その間はホームページが表示されず、問い合わせフォームやメールも使えなくなります。
ホームページは公開している間ずっと動いている必要があるので、安定して使えるかどうかはサーバー選びで欠かせない条件です。
自動バックアップが使える
エックスサーバーには、サーバー上のデータを毎日自動でバックアップする機能が全プランに標準で付いています。
ホームページのデータやメールのデータ、データベースは過去14日分が保存されているので、誤ってファイルを消してしまった場合や、更新作業でホームページの表示が崩れた場合でも、バックアップから元の状態に戻せます。自動バックアップは追加費用がかからず、自分でバックアップを取る手間もありません。
万が一のトラブルに備えられるのは、ホームページを運用していくうえで大きな安心につながります。
セキュリティ対策の機能がそろっている
エックスサーバーには、無料の独自SSLやWAF、WordPressの管理画面への国外IPアクセス制限など、ホームページを守るセキュリティ対策の機能が標準でそろっています。
これらの機能は追加の費用をかけずに使えるので、セキュリティ対策のために別のサービスを契約する必要がありません。中小企業のホームページでも不正アクセスや改ざんの被害は起きているため、サーバーの機能でしっかり対策できることは大切です。
当社がホームページ制作時に実際にどのような設定を行っているかは、次の項目で紹介します。
WordPressを簡単に導入できる
エックスサーバーは、サーバーパネルからWordPressを簡単にインストールできます。
データベースの作成などの専門的な作業をしなくても、必要な情報を入力するだけでWordPressを導入できるので、ホームページ制作の準備にかかる時間を短くできます。WordPressで作ったホームページをあとから追加する場合や、テストサイトを用意する場合でも同じ手順で導入できます。
WordPressを使うホームページ制作では、導入のしやすさも作業の効率に関わるポイントです。
サポートがしっかりしている
エックスサーバーは、メールだけでなく電話でもサポートを受けられます。
サーバーの設定やトラブルについて分からないことがあったときに、電話で直接相談できるので、文章で状況を説明するのが難しい内容でも伝えやすく安心です。ホームページ制作会社がサーバーの管理を行う場合でも、契約者である御社が直接問い合わせる場面はあります。
社内にサーバーに詳しい人がいない企業でも、サポートを頼りにしながらエックスサーバーを使い続けられます。
当社がホームページ制作時にエックスサーバーで行う設定内容
エックスサーバーは契約しただけでは使われない機能もあり、設定しだいでホームページの表示速度やセキュリティが変わります。当社がホームページ制作時にエックスサーバーで行っている設定を紹介します。
無料の独自SSLを設定してホームページを常時SSL化する
エックスサーバーでは、Let’s Encryptを利用した独自SSLを無料で独自ドメインに設定できます。
独自SSLを設定すると、ホームページとユーザーの間でやり取りするデータが暗号化され、お問い合わせフォームに入力された内容などを第三者に盗み見られるのを防げます。当社では独自SSLを設定したうえで、http から始まるURLにアクセスされても https のページへ転送する常時SSL化まで行っています。
常時SSL化をしていないと、ブラウザによっては「保護されていない通信」と表示され、ユーザーに不安を与えてしまいます。
Xアクセラレータを有効にして表示速度を上げる
Xアクセラレータは、エックスサーバーが提供しているホームページの表示を速くする機能です。
画像やCSSなどのファイルの読み込みに加え、WordPressのようなPHPで動くホームページの処理も速くできます。サーバーパネルから設定を有効にするだけで使えるので、ホームページの作りを変えなくても表示速度を上げられます。
表示速度はユーザーがページを見続けるかどうかにも、SEOにも関わるので、当社ではホームページ制作時に必ず確認している設定です。
サーバーキャッシュを設定してページの表示を速くする
サーバーキャッシュは、一度表示したページのデータをサーバーに一時的に保存し、次に同じページにアクセスがあったときに保存したデータを使って表示する機能です。
ページを表示するたびに最初から処理をしなくて済むので、WordPressで作ったホームページでも表示が速くなります。ただし、お問い合わせフォームやECサイトのカートのように、ユーザーごとに内容が変わるページでは、古いデータが表示されて正しく動かなくなるおそれがあります。
当社ではホームページの作りに合わせて、サーバーキャッシュを使ってもページが正しく表示されるかを確認しながら設定しています。
ブラウザキャッシュを設定して再訪問時の読み込みを減らす
ブラウザキャッシュは、画像やCSSなどのファイルをユーザーのブラウザに一時的に保存しておく仕組みです。
エックスサーバーではサーバーパネルからブラウザキャッシュの設定ができ、設定しておくと、一度ホームページを見たユーザーが再び訪れたときに、保存されたファイルを使って表示できます。ファイルを毎回サーバーから読み込まなくて済むので、2回目以降のページの表示が速くなります。
会社案内や採用情報など、ユーザーが何度か見に来るページが多いホームページほど効果があります。
WAFを有効にして不正なアクセスを防ぐ
WAFは、ホームページへの不正なアクセスを検知して防ぐ仕組みです。
エックスサーバーではドメインごとにWAFを設定でき、お問い合わせフォームなどの入力欄から不正なプログラムを送り込む攻撃などを防げます。中小企業のホームページでも、弱点を探す自動的な攻撃は日常的に届いています。
当社ではホームページ制作時にWAFを有効にし、サーバーの段階で不正なアクセスを止められる状態にしています。
WordPressの管理画面への国外IPアクセスを制限する
エックスサーバーには、WordPressの管理画面やログイン画面への海外からのアクセスを制限する国外IPアクセス制限の機能があります。
WordPressへの不正ログインを狙う攻撃は海外から行われることが多く、国外からのアクセスを制限するだけで多くの攻撃を防げます。国内からしか管理画面を使わない企業であれば、更新作業への影響もありません。
社員が海外出張先からホームページを更新したい場合などは、一時的に制限を外せば管理画面を使えます。
PHPのバージョンを推奨バージョンに設定する
PHPは、WordPressを動かしているプログラムの言語です。
エックスサーバーではサーバーパネルからPHPのバージョンを切り替えられ、当社ではホームページ制作時に推奨バージョンの中で最も新しいものに設定しています。古いバージョンのPHPを使い続けるとセキュリティ上の弱点が残ったままになりますが、最新のバージョンにすればよいわけでもありません。
最新のバージョンはWordPressのテーマやプラグインが対応していない場合があり、ホームページが正しく表示されなくなるおそれがあります。セキュリティと動作の安定を両立できる推奨バージョンを選ぶのが、PHPのバージョンを設定するときの基本です。
エックスサーバーを契約するときの注意点
エックスサーバーを契約するときに確認しておきたい注意点を紹介します。契約時の選び方や設定しだいで、費用や契約後の管理のしやすさが変わります。
契約前にキャンペーンを実施しているか確認する
エックスサーバーでは、利用料金のキャッシュバックや独自ドメインの無料特典などのキャンペーンを行っていることがあります。
キャンペーンの内容や期間は時期によって変わり、いつ実施されるかは事前に分かりません。契約する前にエックスサーバーの公式サイトを確認し、キャンペーンを実施中であれば使うと費用を抑えられます。
ホームページ制作のスケジュールに余裕がある場合は、キャンペーンの時期に合わせて契約するのも1つの方法です。
中小企業ならスタンダードプランを検討する
エックスサーバーには複数のプランがありますが、中小企業のホームページであれば、スタンダードプランで十分なケースがほとんどです。
スタンダードプランでもディスク容量に余裕があり、マルチドメインの設定やメールアドレスの作成も無制限にできます。上位のプランを選ぶと月額料金が高くなるので、必要以上のプランを契約すると、使わない機能や容量に費用を払い続けることになります。
アクセス数が大きく増えた場合などは、あとから上位のプランに変更することもできます。
ドメインもエックスサーバーで申し込む
ホームページで使う独自ドメインは、サーバーと同じエックスサーバーで申し込むのがおすすめです。
サーバーとドメインを同じアカウントで管理できるので、契約の更新や支払いをまとめて確認でき、管理の手間を減らせます。サーバーとドメインを別の会社で契約すると、ドメインの設定をサーバーに合わせて変更する作業が必要になり、更新の時期や支払い方法もそれぞれで管理しなければなりません。
管理する場所が増えるほど、どちらかの更新を忘れるリスクが高くなります。
会社のクレジットカードで自動更新を設定する
エックスサーバーの契約は、会社のクレジットカードで支払い、自動更新を設定しておくことが大切です。
担当者個人のクレジットカードで契約していると、担当者が退職したときやカードの有効期限が切れたときに支払いができず、更新が止まってしまうことがあります。サーバーの契約が切れるとホームページが表示されなくなり、メールも使えなくなります。
ドメインの契約が切れると、同じドメインを使い続けられなくなるおそれもあるので、サーバーとドメインの両方で自動更新を設定しておきましょう。
Xserverアカウントのログイン情報やメールアドレスなどを管理する
エックスサーバーでは、Xserverアカウントのログイン情報に加え、作成したメールアドレスとパスワード、FTP情報、WordPressの管理画面のログイン情報など、管理しなければならない情報が多くあります。
これらを担当者だけが知っていると、退職したときに誰も管理画面に入れず、メールの再設定もできなくなります。また、契約時に登録するメールアドレスには更新の案内などの重要な通知が届くので、会社で共有できるメールアドレスにしておきましょう。
ログイン情報やメールアドレス、FTP情報は、パスワードをかけたExcelなどにまとめ、決められた複数人が確認できる状態で保管するのがおすすめです。情報を追加・変更したときは、その都度ファイルも更新しておきましょう。
エックスサーバー以外のサーバーを選んだほうがよいケース
エックスサーバーはホームページ制作でおすすめできるレンタルサーバーですが、すべての企業に合うわけではありません。何を優先するかによっては、エックスサーバー以外のレンタルサーバーを選んだほうがよいケースもあります。
費用を少しでも安くしたい
エックスサーバーのスタンダードプランの月額料金は990円からです。
サーバーの費用を少しでも安くしたい場合は、さくらのレンタルサーバが候補になります。さくらのレンタルサーバには月額121円のライトプランがありますが、ライトプランではWordPressを使えません。WordPressでホームページを制作する場合は、月額500円のスタンダードプランを選ぶ必要があります。
エックスサーバーと比べると、年間で6,000円ほど費用を抑えられる計算です。ただし、表示速度や使える機能はレンタルサーバーによって違うので、費用だけで決めず、ホームページ制作会社に相談したうえで選ぶのがおすすめです。
もっとサポートが充実しているレンタルサーバーが良い
エックスサーバーのサポートも充実していますが、さらに手厚いサポートを求める場合は、カゴヤ・ジャパンのKAGOYA Internet Routingがおすすめです。
当社も実際に利用した経験があり、電話サポートの対応力の高さを感じています。社内にサーバーに詳しい人がいない企業では、トラブルが起きたときに電話ですぐに相談でき、的確に対応してもらえるかどうかが大きな安心につながります。
サポートを重視してレンタルサーバーを選びたい場合は、候補に入れておくとよいでしょう。
ホームページ制作会社におすすめされている
ホームページ制作を依頼する制作会社から特定のレンタルサーバーをすすめられている場合は、そのサーバーを使うのが無難です。
制作会社は普段から使い慣れたサーバーで設定や動作の確認を行っているので、制作中の作業がスムーズに進みます。公開後にトラブルが起きたときや、修正や機能の追加を依頼するときにも、制作会社がサーバーの仕様を把握していれば対応が早くなります。
エックスサーバー以外のサーバーをすすめられた場合でも、理由を聞いたうえで納得できれば、そのサーバーを選んで問題ありません。
まとめ
ホームページのサーバーは、公開している間ずっと使い続けるものです。エックスサーバーは表示速度や安定性、セキュリティ対策の機能がそろっており、中小企業のホームページ制作に向いたレンタルサーバーです。ただし、契約の仕方や設定しだいで、使いやすさや安全性は変わります。
当社では、ホームページ制作時にエックスサーバーで表示速度とセキュリティの設定を行い、公開した日から安心して使える状態でお渡ししています。御社の状況によっては、エックスサーバー以外のサーバーをご提案することもあります。
ホームページ制作を検討している方や、今のサーバーのままでよいか迷っている方は、お気軽にご相談ください。ヒアリングをしたうえで、サーバー選びも含めて御社に合ったホームページをご提案します。
