- -制作法
- 2022.06.09
アクセス解析をグーグルアナリティクスに1本化した理由
弊社のホームページ制作は、公開後にはアクセス解析を導入しています。
2015年ぐらいまでは、どのようなアクセス解析であっても対応をしていたのですが、現在ではグーグルアナリティクスの未対応をしています。
その理由は、アクセス解析ごとにデーターの処理方法が違ったり、さらにはさまざまなツールを利用していると操作性に慣れるのに時間がかかるためです。
成果を出すにはアクセス解析が必要
弊社は大阪市内で成果を追求したWebサイト制作会社です。
そのため、ホームページをただ制作すれば良いと考えておらず、必ずホームページ制作にかかった費用以上の売上を上げることを考えています。
売上が上がるホームページ制作は、集客対策が必要であり、集客にはサイト運営が必要になります。
そしてこのサイト運用は、クライアントさまだけで行うのではなく、Webサイト制作会社がサポートしてこそ実現ができると思っています。
サポートにおいては、クライアントさまのウェブマスターやWebサイト制作会社の勘や経験によるものではなく、数値データーの利用が重要です。
そのため、アクセス解析の利用は必須であり、アクセス解析は、ホームページの現状を数値データーとして提供してくれるのです。
そして数値データをもとにしたサイト運営や修正を行うことで、理論的な改善作業が可能になり、一気にホームページから成果が出る確率が高まるのです。
グーグルアナリティクスは無料なのが良い
ご紹介した通り、ホームページを制作したら必ずアクセス解析を導入し、数値データーとしてホームページの現状把握を行っています。
単に現状把握だけではなく、アクセス解析が示す数値データーを確認して、問題点の抽出と改善提案をいたしております。
基本的には、アクセス解析であれば、どのようなツールであってもこれらのデーターは取得が可能です。
ただ、最大の理由としては、ホームページを制作後に、アクセス解析を利用するのに、スポットでも1回十数万円の予算を取れる会社は本当に少ないです。
そのため、グーグルアナリティクスであれば、無料なのに、タグさえ導入してしまえば、解析結果を表示してくれるので、非常に便利なツールです。
さらには、現在のホームページ制作では、基本的にはホームページ制作時であれば、グーグルアナリティクスの導入は無料で行えます。
これが最大の理由になっていて、現在ではホームページを制作した会社さますべてにグーグルアナリティクスを導入しています。
また、無料になるので、公開当初は利用をしなくても導入だけできるのも魅力的です。
導入さえしてしまえば、後からでも蓄積されたデーターが確認できるので、過去のデータを生かした改善作業が行えるようになります。
データー量が豊富
無料のアクセス解析と言うと、各ページの訪問者数やページビュー数だけが分かるイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、グーグルアナリティクスは、それだけではなく、検索からの入口になったページや、平均滞在時間など、考えられるデーターは網羅されています。
具体的には、例えば、全体と個々のページでデータが閲覧できます。
主に流入数や離脱したユーザーの割合、平均滞在時間など、ホームページの改善に役立つ情報が網羅されているのです。
もちろん、制作したホームページ全体のデーターを確認したり、それぞれのページの状況確認は必要です。
しかし、状況だけが分かっても、改善に活かせなければ、ただ見ているだけになってしまいます。
そのため、しっかりとデーターを確認して改善に有効活用しなくてはならず、グーグルアナリティクスでは、これらのデーターをすべて提供してくれています。
データーが詳し過ぎてクライアントさまでは分かりづらい
ただし、一点だけ問題点があります。
それは、お客さまのサイト運営への本気度によっては、グーグルアナリティクスは非常に分かりづらくなっています。
ホームページ制作実績の中でも、自社で活用しているのは、ANA・JAL株主優待即納サービスのみになっています。
ただ、初めから使いこなせたわけではありません。
使い始めのころは、毎日お電話をいただき、こういうデーターを見たいや、このデーターってどういう意味?とご質問をいただきました。
またさらには、最近であれば、GA3からGA4への変更が入っています。
それまでには、大体のグーグルアナリティクスの利用法を理解されていたのですが、GA4のどこを見れば良いかが分からないと結構お電話をいただきました。
そのため、グーグルアナリティクスでは、本当に有料版に近いくらいデーターを提供してくれます。
が、反面、データー量が多すぎて、何を見れば良いかが分からないという問題があります。
この辺りは、弊社で言えば、電話やメールだけであれば、無料サポートをさせていただきます。
また、何度も同じ質問をされると有料化のご相談をしますが、1,2度聞けば大体の会社のウェブマスターさまが理解をされるので、少しずつ知識を向上できるのです。
他のアクセス解析では駄目なのか
最近はホームページを制作後に、グーグルアナリティクスともう一つアクセス解析を導入する会社が増えたように思われます。
もちろん、ホームページへの期待値が多い会社、すなわち予算が多い会社ほど、1つではなく、2つ以上のアクセス解析を導入しています。
ではなぜ、弊社がグーグルアナリティクスに絞ったかと言うと、無料である点と、データーの取得方法の統一化、さらには慣れです。
無料であることで、多くの会社でグーグルアナリティクスを導入しているので、利用する機会が本当に多いです。
もちろんこれだけでも大きなメリットですが、データーの取得方法の違いから統一化をしています。
2個以上のアクセス解析を利用すると、こっちのデーターはこうだけど、もう一つのデーターはこうと言うように結果が異なってきます。
少し言い過ぎですが、Aのアクセス解析では、改善を急ぐ必要はないと判断をしても、Bのデーターだと急いで改善しなくてはならないという結果になります。
そのため、弊社がお客さまに提案する際に、非常にレポートがややこしくなってしまうため、グーグルアナリティクスに統一をさせていただきました。
最後に、これは弊社だけの話になるのですが、グーグルアナリティクスだけを利用していたほうが、数値データーの分析がやりやすくなります。
グーグルアナリティクスだけを利用していると、グーグルアナリティクスの特徴を把握できます。
そしてその特徴の蓄積により、弊社内でアクセス解析の利用法をより深く認識ができ、より高品質なレポートをお客さまに提供ができます。
アクセス解析のデーターは基本的には数値データーです。
そしてお客さまが見るのと弊社が見るデーターは、同じものになっています。
そして、そのデーターを利用して改善ができるかどうかは、経験値、すなわち慣れや過去の経験が大きく影響を与えます。
そのため、1社だけではなく、さまざまなホームページを分析していた経験があれば、本当に有益な情報をレポーティングすることが可能です。
そのため、弊社ではアクセス解析をグーグルアナリティクスに絞って提供をしており、より高品質なサービス提供のための対策としています。