- 2023.03.11
アクセス解析を活用する前に検討すべきポイント
ホームページ制作は、集客だけでは想定内の効果しか発揮できず、期待以上に効果を出すには成約対策が必須です。
この成約対策では、アクセス解析を利用して、制作したホームページが抱える問題点の抽出と改善を行うことが推奨されます。
もちろんアクセス解析を闇雲に活用しても意味がなく、ホームページ制作直後に以下を検討すれば、より高い成果を発揮するようになります。
アクセス解析は健康診断
ホームページ制作でもっとも実装されるアクセス解析は、サーチエンジンのグーグルが提供するグーグルアナリティクスです。
グーグルアナリティクスは、原則無料で利用ができ、さらには制作したホームページが抱える問題点を数値データとして抽出できる非常に優れたアクセス解析です。
制作したホームページの数値データを見て意味があるのと思われるクライアントも多いですが、健康診断を想像すると分かりやすいです。
健康診断後は、自身の状態を数値データとして提示してくれ、さらにはどこが高いか低いかを明確に医師が提示してくれます。
健康的に長生きするには、正常値に近づける目的で生活習慣の改善意識が一般的で、人間が数値データを活用し、自身の状態を最適化できるなら、当然制作したホームページも同様です。
この数値データを得る手段としてアクセス解析があり、全体からページ個々の状態までを把握でき、適切な改善業務が行えるという訳です。
数値データを見ないと、改善作業がウェブマスターやホームページ制作会社の勘や経験、思い付きになり、効果が出るかは運次第です。
もちろん、マイクロソフトが提供するクラリティのヒートマップも数値データを吐き出し重要ではありますが、やはり全体を俯瞰して見やすいアクセス解析の方が優先度は高いです。
そのため、健康診断をイメージし、これらの数値データを活用して初めて理論的で戦略的な運用が行え、期待以上に制作したホームページは成果を生み出すのです。
アクセス解析を活用する前の検討
ホームページ制作直後に検討したいポイントを紹介します。
スケジュールを立てる
アクセス解析の利用を行われる方は、突発的な作業は意味がなく、年間を通して毎回少しずつでも継続するためにスケジュールを立てましょう。
制作したホームページで大切な点は、SEO目的で新規ページ数を増やす場合に、一気にボリュームアップを図ることではなく、継続して増やし続けることの方が重要です。
これは別に集客だけの話ではなく、アクセス解析も同様で、定期的に数値データを確認して改善を行う方が、中長期的な目線で見ると制作したホームページの成約率は向上します。
突発的な利用より毎月予算に応じた対応を継続しているお客さまの方が成約率が高い傾向です。
業者を利用すれば、ランニングコストが発生しますが、当社はホームページ制作後に希望があれば活用法を無料でレクチャーし、自社でも改善が行えます。
この継続のためにも、ホームページ制作後アクセス解析の利用を検討している企業は、スケジュールを立て無理のない計画を立てることがおすすめです。
問題点の洗い出しまでが行える
アクセス解析は、なんでもできるわけではなく、問題点の洗い出しまでです。
実際に、制作したホームページの改善法はどうするかと言うと、数値データを見て仮説を立てて、修正後に効果測定を行うしか方法がありません。
これは業者に依頼しても同じで、お客さまよりは経験値が高く、さまざまなデータを確認して、成功確率を高めていますが、あくまで改善法は仮説になります。
この仮説であるという点を知っておかないと、改善したけど全然数値データが高まらないという事態に陥り、次第に意味がないと感じ、活用を辞めてしまいます。
先述もしている通り、数値データの活用は必須で、もし数値が向上しない場合は、自身が改善対策を間違えているのだと思い、正解を探す努力を行いましょう。
これらを行えば、より具体的な数値データの活用法が見えてきて、どんどん正解率が高まり、本当に効果的な改善が行えるようになります。
理想はPDCAサイクル
例えば、年に2回利用すると定めて、取り敢えずがむしゃらに活用しても、成果を出しているお客さまは確かにいます。
しかし、これは更新担当者の状況に大きく左右され、数年後に辞めてしまう恐れがあり、PDCAサイクルを意識しましょう。
「計画を立て(Plan)、実行(Do)し、効果測定(Check)を行い、改善(Action)」の頭文字を取ったのがPDCAサイクルです。
1フェーズごとに1ヶ月の計画を立てると、年間で3回転が可能です。
再三ですが、継続が大切で、PDCAサイクルを踏まえたスケジュールや計画を立てれば、御社サイトはより高い理論性と戦略性を持つことが可能です。
ホームページ制作後は正しくアクセス解析を活用
ホームページ制作後にアクセス解析を正しく利用することは重要で、大切な点は以下です。
- 数値データに慣れる
- 理想はPDCAで継続する
上記2点をしっかりと理解した上で活用すれば、本当に高い成果を発揮でき、ぜひとも利用していただきたいと思います。
慣れない人が、突然ホームページ制作後に提案されても、承諾は難しいかもしれません。
ただ、成約率を高めるには必須であるため、いきなり高い予算で開始するのではなく、まずは無料で良いので、活用から始めることをおすすめします。