ホームページの作り方

公開日:2026.10.24最終更新日:2026.10.24

競合他社のホームページを参考に制作を頼むときの伝え方と注意点

競合サイトを参考に制作する

ホームページ制作を依頼するとき、競合他社のホームページを参考にしてほしいと伝えてよいのか迷う方は多いのではないでしょうか。結論からいうと、競合他社のホームページを参考にして制作を頼むことは問題ありません。ただし、伝え方や参考にする範囲によっては、思っていた仕上がりにならないこともあります。

このページでは、競合他社のホームページで参考にできるところや、制作会社に伝えるときのポイント、参考にするときの注意点を解説します。当社のホームページ制作では競合他社のホームページを調査してから提案していることも紹介しますので、依頼前の準備にお役立てください。

競合他社のホームページを参考にしてホームページ制作を頼んでも問題ない

競合他社のホームページを参考にしてほしいと制作会社に伝えることは、失礼なことでも珍しいことでもありません。むしろ、参考にするホームページがあると打ち合わせが進めやすくなり、仕上がりの満足度も高まりやすくなります。

完成イメージを制作会社と共有しやすくなる

ホームページ制作の打ち合わせでは、どのようなホームページにしたいかを言葉だけで伝えるのは簡単ではありません。たとえば、信頼感のあるホームページにしたいと伝えても、落ち着いた色合いを思い浮かべる人もいれば、実績の数字を大きく見せる構成を思い浮かべる人もいます。

言葉の受け取り方は人によって違い、依頼する側と制作会社で思い描いているものがずれたまま進むと、デザインが上がってきた段階で思っていたものと違うと感じることになります。

競合他社のホームページを見せながら、この雰囲気に近づけたい、この見せ方がよいと伝えれば、言葉だけでは伝わりにくい完成イメージを制作会社と同じものとして共有できます。最初にイメージがそろっていれば、デザインの修正も少なく済み、制作の期間が延びることも防げます。

同じ業界のユーザーが求める情報や機能が分かる

同じ業界の競合他社のホームページには、その業界のユーザーが知りたい情報や、よく使われる機能が集まっています。たとえば、住宅会社なら施工事例やモデルハウスの見学予約、治療院なら施術の流れや料金表、予約の受付がどのホームページにも載っていることが多く、ユーザーがその情報を求めていると判断できます。

こうした情報が自社のホームページに抜けていると、ユーザーは必要なことが分からないまま、ほかの会社のホームページへ移ってしまいます。競合他社のホームページを参考にすることで、自社のホームページに載せるべき情報や入れるべき機能の抜けに気づきやすくなり、ユーザーにとって使いやすいホームページを制作できます。

競合他社と比べることで自社の強みが見えてくる

競合他社のホームページを見ていくと、どの会社も同じようなことを書いている部分と、会社ごとに違いが出ている部分が分かってきます。

どの会社も対応の早さや丁寧さを打ち出しているなら、自社が同じことを書いてもユーザーの印象には残りにくくなります。一方で、競合他社があまり触れていない対応エリアの広さや、扱っている商品の種類の多さ、スタッフの資格や経験年数などがあれば、それが自社の強みとしてホームページで打ち出せる内容になります。

自社のことだけを考えていると当たり前に感じて見落としていた強みも、競合他社のホームページと比べることで気づける場合があります。ホームページ制作の前に強みが明確になっていれば、制作会社もその強みを軸にした構成やデザインを提案しやすくなります。

競合他社のホームページで参考にできるところ

競合他社のホームページを参考にするときは、見た目だけでなく、ページの組み立て方や載せている情報、使われている機能まで見ておくと、制作会社に伝えられることが増えます。

デザイン

デザインは、競合他社のホームページを参考にするときに最も目に入りやすいところです。

色合いや写真の使い方、文字の大きさや書体、余白の取り方などで、サイト全体の印象は大きく変わります。たとえば、白を基調にした明るいホームページは清潔感や親しみやすさが伝わりやすく、濃い色を基調にしたホームページは高級感や重厚感が伝わりやすくなります。

参考にしたいホームページを見て、なぜその印象を受けるのかを考えてみると、自社のホームページで伝えたい雰囲気がはっきりしてきます。パソコンで見たときとスマートフォンで見たときの見え方を比べておくと、スマートフォンのユーザーが多い業種でもデザインのイメージを伝えやすくなります。

サイト構成

サイト構成は、ホームページにどのようなページがあり、どのような階層で並んでいるかという全体の組み立て方です。

グローバルナビゲーションに並んでいる項目を見ると、その会社がどのページを重視しているかが分かります。たとえば、サービスごとにページを分けている会社もあれば、1つのページにまとめている会社もあり、ユーザーの探しやすさが変わってきます。

複数の競合他社のホームページを見比べると、業界で共通しているページと、会社ごとに独自で作っているページの違いも分かります。共通しているページは自社のホームページにも必要なページと考えられ、独自で作っているページは、その会社が力を入れている分野や強みを知る手がかりになります。

載せている内容

載せている内容は、各ページに書かれている情報そのものと、その並べ方です。

サービスの説明の詳しさ、料金を載せているかどうか、実績や事例の見せ方、お客様の声やよくある質問の有無など、会社によって載せている情報の量や種類には差があります。

たとえば、料金をはっきり載せているホームページは問い合わせの前に費用感が分かるので、ユーザーが安心して問い合わせやすくなります。施工事例や制作事例を写真と文章で詳しく載せているホームページは、仕事の質が伝わりやすく、依頼先として選ばれる理由になります。

1つのページの中で、上から順にどの情報を並べているか、どこに問い合わせへの入口を置いているかを見ておくと、自社のホームページでユーザーをどのように案内するかを考える材料になります。

競合他社のホームページで載せている内容を見て、自社が載せられる情報と載せられない情報を整理しておくと、原稿を用意するときに役立ちます。

問い合わせや予約などの機能

問い合わせや予約などの機能は、ユーザーがホームページを見たあとに行動するための仕組みです。

問い合わせフォームの入力項目の数や、電話番号をどこに載せているか、予約をサイト上で受け付けているかどうかは、会社によって大きく違います。たとえば、飲食店や治療院ではホームページから直接予約できる機能がよく使われ、住宅会社では資料請求や見学会の申し込みフォームを用意していることが多くあります。

競合他社のホームページで実際に問い合わせフォームや予約の画面を開いてみると、使いやすいと感じる点や手間がかかると感じる点が分かります。必要な機能を早めに制作会社へ伝えておけば、見積もりや制作の進め方にも反映してもらえます。

競合他社のホームページを参考にしてほしいと伝えるときのポイント

競合他社のホームページを参考にしてほしいと伝えるときは、伝え方しだいで制作会社の受け取り方が変わります。思い描いている仕上がりに近づけるために、伝えておきたいポイントを紹介します。

参考にしたいホームページのURLを伝える

参考にしたいホームページは、会社名だけでなくURLで伝えるようにします。会社名だけで伝えると、同じ名前の別の会社や、グループ会社の別のホームページを制作会社が見てしまうことがあります。

参考にしたいのがトップページではなく、サービスのページや事例のページなど特定のページなら、そのページのURLを伝えます。サイト全体のURLだけを伝えると、制作会社はトップページを中心に見ることになり、本当に参考にしてほしかったページを見落とす可能性があります。

複数のホームページを参考にしたい場合は、URLを一覧にしてメールや資料で渡しておくと、打ち合わせのあとでも制作会社が見返せます。

参考にしたいところを具体的に伝える

競合他社のホームページを見せるときは、このホームページのような感じでと伝えるだけでなく、どこを参考にしたいのかを具体的に伝えます。サイト全体を参考にしたいと伝えると、制作会社はデザインもサイト構成も載せている内容も全部を近づけるものと受け取り、依頼する側が思っていたものと違う提案になることがあります。

たとえば、色合いはこのホームページ、事例の見せ方はこのホームページ、予約の機能はこのホームページというように、参考にしたいところをホームページごとに分けて伝えると、制作会社は何を取り入れればよいかを判断しやすくなります。

画面のスクリーンショットに印を付けて渡すと、言葉だけでは伝わりにくい部分も正確に伝わります。

参考にしたい理由を伝える

参考にしたいところとあわせて、なぜそこを参考にしたいのかを伝えます。たとえば、写真を大きく使っているところを参考にしたい場合でも、明るい印象にしたいのか、商品を分かりやすく見せたいのかで、制作会社が考えるデザインは変わってきます。

理由が分かれば、制作会社は参考にしたホームページと同じ形にするのではなく、その目的に合った別の見せ方を提案することができます。

参考にしたいホームページと自社では、扱っている商品やサービス、ターゲットが違うことも多く、同じ形をそのまま取り入れるより、目的に合わせて調整したほうが自社のホームページとしてまとまりやすくなります。

参考にしたくないところも伝える

参考にしたいホームページの中に、取り入れたくない部分があれば、それもはっきり伝えます。たとえば、デザインの雰囲気は好きでも、文字が小さくて読みにくい、動きが多くて落ち着かないと感じる部分があれば、そこは避けたいと伝えておきます。

参考にしたくないところを伝えずにいると、制作会社はサイト全体の雰囲気を近づけようとして、その部分まで取り入れてしまうことがあります。好きなところと好きではないところを両方伝えておくと、制作会社は依頼する側の好みをより正確につかめるようになり、デザインの修正の回数を減らすことにつながります。

競合他社のホームページを参考にするときの注意点

競合他社のホームページを参考にすること自体は問題ありませんが、参考にする範囲や受け止め方を間違えると、トラブルや成果の出ないホームページにつながります。依頼する前に知っておきたい注意点を紹介します。

デザインや文章をそのまま真似しない

競合他社のホームページのデザインや文章をそのまま真似することは避けます。ホームページの文章やデザインには著作権があり、そっくりそのまま使うと著作権の侵害にあたる可能性があります。文章の一部を言い回しだけ変えて使う場合でも、内容や構成がほとんど同じなら問題になることがあります。

著作権の問題がなくても、同業者から見て真似をしたと分かるホームページは、会社の信用を落とすことにつながります。取引先や求職者が競合他社のホームページと見比べたときに、同じような文章やデザインが並んでいれば、よい印象は持たれません。

参考にするのは雰囲気や見せ方の考え方までにとどめ、文章は自社の言葉で書き、デザインは制作会社に自社に合わせて作ってもらうようにします。

競合他社の写真やイラストを使わない

競合他社のホームページに載っている写真やイラストを、自社のホームページに使ってはいけません。写真やイラストにはそれぞれ著作権があり、競合他社が撮影したものや、制作会社やイラストレーターに依頼して作ったものを無断で使えば、著作権の侵害になります。

競合他社が使っている写真が素材サイトのものだったとしても、その写真を競合他社のホームページから保存して使うことは避けます。素材サイトの写真には利用の条件があり、自社で正しく購入をしていなければ使う権利はありません。

この写真のような雰囲気にしたいと伝えるのは問題ないので、写真やイラストは参考として見せるだけにして、実際に使うものは自社で撮影するか、制作会社と相談して用意します。

参考にしたホームページが成果を出しているとは限らない

見た目がよいホームページや、大きな会社のホームページが、成果を出しているとは限りません。ホームページの成果は、アクセス数や問い合わせの件数を見なければ分からず、外から見ているだけでは判断できません。デザインに力を入れていても、ユーザーが求める情報が足りずに問い合わせにつながっていないホームページもあります。

また、大きな会社は広告や営業、知名度など、ホームページ以外の集客の手段を持っていることが多く、同じ形のホームページを作っても中小企業では同じ成果が出ない場合があります。競合他社のホームページは、よさそうだからという理由だけで参考にするのではなく、自社のユーザーにとって使いやすいかどうかという視点で見るようにします。

どのホームページを参考にすればよいか迷う場合は、制作会社に意見を聞いてみるのも1つの方法です。

競合他社と同じ見せ方では自社が選ばれにくい

競合他社のホームページを参考にしすぎると、自社のホームページが競合他社と同じような見せ方になってしまいます。ユーザーは複数の会社のホームページを見比べてから問い合わせ先を選ぶことが多く、どの会社も同じような見た目や内容であれば、違いが分からずに料金の安さや知名度だけで選ばれることになります。

ホームページでは、業界で共通している情報や機能を押さえるだけでなく、自社にしかない強みを打ち出すことが大切です。ユーザーが求める情報や機能は競合他社とそろえたうえで、自社の強みが伝わる見せ方やデザインは競合他社と変えるようにすると、見比べられたときに選ばれる理由を示せます。

参考にするところと変えるところを分けて考えておくと、制作会社に依頼の意図が伝わりやすくなります。

当社のホームページ制作では競合他社のホームページを調査してから提案する

当社のホームページ制作では、ヒアリングでお客様のご要望や事業の内容を伺ったあと、競合他社のホームページを調査してから構成やデザインを提案しています。お客様から参考にしたいホームページを伺っていない場合でも、同じ業界や同じ地域で比べられやすい会社のホームページを当社で調べています。

調査では、競合他社のホームページがどのようなサイト構成になっているか、どのような情報や機能を載せているか、どのような強みを打ち出しているかを確認します。そのうえで、業界のユーザーが求めている情報や機能のうちお客様のホームページに必要なものを洗い出し、基本的なページに抜けがないかも確認します。

競合他社と同じ情報や機能を押さえるだけでは選ばれる理由にならないので、ヒアリングで伺った内容と調査の結果を照らし合わせて、競合他社が打ち出していないお客様の強みをどのように見せるかを考えます。

お客様が参考にしたいホームページがある場合は、そのホームページも調査に含め、参考にしたいところをどのように取り入れるか、お客様に合わせてどこを変えるかを説明したうえで提案します。

構成やデザインは、お客様のご希望よりもユーザーの課題を解決できるかを優先して提案することがありますが、なぜそうしたのかを説明し、最終的な判断はお客様にお任せしています。

まとめ

競合他社のホームページを参考にしてホームページ制作を頼むことは問題ありません。大切なのは、参考にしたいところと理由を具体的に伝え、そのまま真似するのではなく、自社の強みが伝わるホームページに仕上げることです。

当社のホームページ制作では、競合他社のホームページを調査したうえで、御社が選ばれる理由をどのように見せるかを考えて提案しています。参考にしたいホームページがある場合も、ない場合も、まずはヒアリングで御社のご要望や事業の内容を伺います。競合他社に負けないホームページを制作したいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

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