初めてでも失敗しないドメイン取得の流れ
ホームページをインターネットに公開するためには、ドメインの取得が欠かせません。ドメインは一度取得すると基本的には永続的に利用するものになっており、運用途中で変更すると、SEO評価の低下や名刺などの刷り直しが発生してしまいます。そのため、取得する際には長く利用することを想定しなくてはならないのです。
本記事では、ドメインとは何か、取得する時の注意点、取得の流れを紹介します。初めてドメインを取られる方が失敗しないために必要な情報を網羅しています。
目次
ドメインとは
ドメインはブラウザのアドレスバーに表示されるURLの一部であり、インターネット上における住所のような役割を担います。
例えば、当社のホームページであれば、URLが「https://www.sevendesign.biz/」になりますが、ドメインは「sevendesign.biz」です。ドット(.)より左側は会社名など好きな文字列を指定でき、右側は決められた選択肢から用途に合わせて選んで組み合わせる仕組みです。
通常、ブラウザでホームページを閲覧する際、コンピュータ同士は裏側でIPアドレスと呼ばれる数字の羅列を住所録のように参照して、目的のホームページがどこにあるかを特定しています。しかし、無機質な数字の組み合わせを人間が記憶したり判別したりするのは非常に困難です。
そこで、インターネットの世界では、この数字の住所とドメイン名を一対一で紐付ける仕組みが採用されています。この仕組みがあるおかげで、複雑な数字の羅列を記憶することなく、社名やブランド名が含まれた分かりやすいドメイン名を入力するだけで、目的のホームページへアクセスできるようになっています。
独自のドメインを運用することは、顧客や取引先に対して公式サイトであることを証明し、ビジネス上の信頼を築くための確かな一歩となるでしょう。
また、ドメインの用途はホームページの閲覧だけにとどまりません。社員が使うメールアドレスの@以降にも活用されています。
ドメインを取得する時の注意点
ドメインは取得すると、その後の運用に長期間影響を与えます。安易な判断で取得を進めてしまうと、後々大きなコストや手間に繋がる恐れがあるため、以下のポイントに注意して取得しましょう。
ドメインは取得すると基本的には変更しない
ドメイン取得後に、新しいドメインを取得し直してホームページを移転させることは可能ですが、実務においては推奨されません。ドメインを変更すると、それまで検索エンジンから得ていた評価がリセットされ、検索順位が大幅に下落するリスクがあるためです。
また、既存の取引先に周知する手間が発生するだけでなく、メールアドレスの変更はもちろん、名刺、パンフレット、看板といったあらゆる販促物の差し替え費用も必要になります。
ドメインは会社の登記住所のように、基本的には一度決めたら変えない前提で選ぶのが鉄則です。
ドメイン名を適当に決めると後から後悔する
ドメイン名は、ユーザーがホームページの信頼性を判断する材料の一つになります。
あまりに長すぎる文字列や、ビジネスと全く関係のない単語の羅列は、入力ミスを招くだけでなく不信感を与える原因にもなりかねません。特に、流行りの言葉や特定のキャンペーン名を含めてしまうと、数年後に事業内容が広がった際に後悔が生じるケースがあります。
将来的な事業展開も見据えて、シンプルで覚えやすく、自社を象徴する普遍的な名称を検討することが大切です。
レンタルサーバー会社で取得した方が良い
ドメインは専門の管理会社でも取得できますが、基本的にはホームページを設置するレンタルサーバー会社で一緒に取得することをおすすめします。
別々の会社で契約すると、ネームサーバーの設定といった専門的な連携作業を自分で行わなければならず、管理画面もバラバラになるため更新忘れのリスクが高まります。多くのサーバー会社では、サーバー契約を条件にドメイン代が永久無料になるキャンペーンを実施しており、コスト面でもメリットが大きいのが特徴です。
管理窓口を一本化することで、将来的なメンテナンスの負担を大幅に軽減できます。
支払い忘れを防ぐためにクレジットカード払いがおすすめ
ドメインの契約は1年単位での更新が一般的ですが、最も恐ろしいのが更新期限の見落としによる失効です。
支払いが滞りドメインが停止してしまうと、ホームページやメールアドレスが利用できなくなるなるだけでなく、同じドメインを他者に取得されてしまい、二度と取り戻せなくなる最悪の事態も起こり得ます。
銀行振込やコンビニ払いは、その都度手動で手続きを行う必要があるため、担当者の交代時などに更新漏れのトラブルが発生しがちです。クレジットカードでの自動更新を設定しておけば、意図しない失効を確実に防ぎ、ネット環境を滞りなく守り続けられます。
初めてでも失敗しないためのドメイン取得の流れ
全体の流れを把握してから作業に入ることで、失敗を防ぐことができます。ここでは、当社が初めてドメインを取得するお客様に紹介する流れを解説します。
STEP1. ドメイン管理会社を決定する
まずは、ドメインをどこで契約し管理するかを決めます。前の項目でも触れた通り、特別な理由がない限りはドメイン管理会社ではなく、利用するレンタルサーバー会社で取得するのが最も効率的です。
価格を重視したい場合であれば「お名前.com」、中小企業向けのレンタルサーバーであれば「エックスサーバー」または「カゴヤ・ジャパン」がおすすめです。
ドメインとレンタルサーバーの窓口を一つに絞る大きなメリットは、トラブルが発生した際に一つの窓口で相談できる点にあります。ドメインとサーバーの管理会社が分かれていると、メールが届かないといった問題が起きた際に、どちらに問い合わせればよいか迷うだけでなく、原因の特定に時間がかかってしまうことも珍しくありません。
また、支払いの管理が楽になるだけでなく、本来なら複雑なドメインとサーバーの紐付け設定が自動で完了する点も、初めての方には心強いポイントです。
STEP2. ドメイン名を検討する
次に、ドメイン名を検討します。当社のホームページであれば、「sevendesign」の箇所が該当します。ただし、すでに他の誰かに使われている場合は取得できません。
調べ方については、管理会社が提供している検索ツールを利用するのがスムーズです。当社がよく利用するエックスサーバーであれば、XServerドメインの検索窓にドットより前の文字列を入力することで、取得が可能かどうかをすぐに判別できます。
ドメイン名の決め方は、コーポレートサイトなら社名の英語表記、サービスサイトならサービス名の英語表記にするのがコツと言えます。それ以外であっても、ユーザーが直感的に覚えやすい単語を選んでおけば支障はありません。
ユーザーの記憶に残りやすくするためには、文字列を長くしすぎないことや、ホームページのテーマと密接に関係する単語を選ぶことが重要です。
STEP3. トップレベルドメインを選択する
ドメインの文字列が決まったら、ドットの後ろに続くトップレベルドメインを選択します。
多くの種類がありますが、日本国内のビジネスであれば信頼性の高い.jpや、世界的に普及している.comから選ぶのが無難です。種類によって取得時の費用や、毎年発生する更新料金が異なる点には注意しましょう。
一般的に.comは維持費を抑えやすい傾向にありますが、日本国内での認知度や安心感を重視するなら.jpが適しています。特に.co.jpは、日本国内で登記を行っている企業しか取得できないドメインであり、取引先や顧客に対して非常に高い信頼を証明できます。他の種類と比べて料金は数千円ほど高くなるものの、企業の公式サイトとしての格付けを優先するなら、有力な選択肢となります。
予算と運用の目的を照らし合わせ、自社にふさわしいものを選んでください。
STEP4. 契約手続きを行う
最後に、具体的な契約手続きと決済を行います。
氏名、住所、メールアドレスなどの契約者情報を入力してください。このとき登録するメールアドレスは、将来的に更新通知を受け取る重要な連絡先となるため、必ず日常的に確認できるものを設定するのがポイントです。
支払方法は、先ほどお伝えした通りクレジットカードによる自動更新を推奨します。
設定完了の通知メールは大切に保管しておきましょう。
ドメインの取得は自社で行おう
ホームページ制作を業者に頼む際に、ドメインの取得まで一緒に任せてしまうケースは少なくありません。しかし、長期的な運用のことを考えるなら、制作会社に丸投げせず自社で直接契約するのが一番安心です。一見すると難しそうな手続きに感じるかもしれませんが、自分たちで管理することにはリスク回避やコスト面で大きなメリットがあります。
コストを抑えられる
自社で直接契約すれば、ドメインの維持にかかる費用は管理会社に支払う実費のみで済みます。
制作会社に取得や更新を代行してもらうと、実費に加えて数千円程度の代行手数料が上乗せされるのが一般的です。
ドメインは一度取得すると永続的に使い続けるものです。年単位では小さな差であっても、長期的な運用を考えると、自分たちで管理して余計な中間コストを抑えられる点は大きなメリットになります。
トラブルが発生するケースがほとんどない
ドメインの取得や更新手続きは年々簡略化されており、現在はドメイン管理会社のホームページに掲載されている指示に従って必要な情報を入力するだけで数分で完了します。
専門的な知識が求められる場面はほとんどなく、自社で手続きを進めたからといって設定ミスなどのトラブルが起こることはほとんどありません。
むしろ、管理を制作会社に任せきりにするほうがリスクは高まります。将来的に制作会社を変更したくなった際に、ドメインの所有権を巡ってトラブルになったり、移転手続きに時間がかかったりするケースがあるためです。
自分たちで契約を管理しておけば、ホームページはもちろん、日々の業務に欠かせないメールの送受信といったインターネット上の基盤を、どのような状況下でも自分たちでコントロールし続けられます。
ホームページ制作とあわせた自社名義でのドメイン取得サポート
ここまでお伝えしてきた通り、ドメインは自社で直接契約して管理するのが最も安心な運用方法です。
しかし、初めてドメインを取得される方にとって、いくら取得が簡単になっていると言っても、手続きの方法が正しいかどうかが分からないという不安を持たれるケースもあります。
そこで当社では、ホームページ制作をご依頼いただいたお客様を対象に、ドメイン取得を無料でサポートしています。契約自体は自社名義で行っていただきます。少し複雑な入力作業やネームサーバーの連携といった専門的な部分を、しっかりとサポートいたします。
ご自身で所有権を握りつつ、面倒な初期設定は専門家に任せたいとお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。ドメインの取得から成果に繋がるホームページ制作まで、ワンストップでお手伝いします。
まとめ
ドメインは一度取得すると、長年にわたって使い続けることが一般的です。安易に決めず、将来の展開まで見据えた覚えやすい名称を選ぶことが、後の後悔を防ぐための重要なポイントと言えます。
また、ドメインの管理を業者に任せるのではなく、自社で直接契約し、クレジットカードによる自動更新を設定しておくのが、トラブルを未然に防ぐ最も確実な方法です。ホームページの表示やメールの送受信といった当たり前の環境を維持するためには、所有権を自分たちで握っておくことが欠かせません。
まずは自社の魅力をしっかり伝えられるような、納得のいくドメイン名をじっくり検討することから取り組んでください。

