ホームページ制作を検討して複数の制作会社に見積もりを依頼すると、同じ内容を伝えたのに金額に大きな差が出ることがあります。安い会社を選んでよいのか、高い会社が安心なのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。ホームページ制作の見積もりの差は、作業の量だけで決まるわけではありません。制作会社の体制や提案内容、技術力によっても金額は変わります。
このページでは、それぞれの違いで見積もりがどう変わるのかを解説し、見積もりを見るときの注意点と当社のホームページ制作のおおよその金額も紹介します。
同じ依頼でもホームページ制作の見積もりは会社によって違う
ホームページ制作の見積もりは、同じ依頼内容を伝えても制作会社によって金額が違います。ページ数や必要な機能をそろえて依頼しても、見積もりを並べてみると大きな差が出ていることは珍しくありません。
金額が違うのは、どちらかの見積もりが間違っているからではありません。制作会社は、自社で作業を担当する人の数や人件費、ホームページで成果を出すために必要だと考える作業、得意としている分野をもとに見積もりを作ります。同じ依頼でも、会社ごとに見積もりを作る前提が違えば、ホームページ制作の金額も変わります。
総額だけを見て高い会社と安い会社を判断すると、必要な作業が抜けた見積もりを選んでしまったり、自社に合った提案を見逃してしまったりすることがあります。金額の差がどこから生まれているのかを知っておくと、見積もりを比べるときの判断がしやすくなります。
制作会社の体制によるホームページ制作の見積もりの違い
ホームページ制作の見積もりは、制作会社の規模によって変わります。規模が違うと、制作に関わる人の数や役割の分け方、会社の運営にかかる費用が違い、その差が見積もりの金額に表れます。
大規模な制作会社の見積もり
大規模な制作会社では、ディレクターやデザイナー、エンジニア、ライターなど、工程ごとに専門の担当者がつく分業体制でホームページ制作を進めます。担当者の数が多い分、打ち合わせや社内での確認にかかる時間が増え、見積もりの金額は高くなりやすくなります。オフィスの家賃や経理担当者の人件費といった会社の運営にかかる費用も、作業の単価に含まれています。
その一方で、大規模なホームページや複雑なシステムにも対応できる人員がそろっていて、品質やスケジュールの管理も安定しています。数百ページに及ぶホームページや、社内の複数の部署が関わるホームページ制作に向いている体制です。
中小規模の制作会社の見積もり
中小規模の制作会社では、ディレクターやデザイナーなど中心となる担当者が社内にいて、少人数のスタッフで営業から制作、公開後の対応までを進めます。
1人が複数の工程を兼任することが多く、社内での確認や引き継ぎが少なく、会社の運営にかかる費用も大規模な制作会社ほど大きくありません。そのぶん作業の単価を抑えやすく、ホームページ制作の見積もりは中くらいから低めの金額に収まりやすくなります。
専門性の高い作業や手が足りない工程は、外部のパートナーに依頼することがあります。外注する工程がある場合は、外注先の費用に管理の手間を加えた金額が見積もりに入ります。打ち合わせをした担当者がそのまま制作を進めることが多く、要望が伝わりやすく話が早いのが中小規模の制作会社の特徴です。
ただし、一度に対応できる作業量には限りがあり、依頼が重なる時期には納期が延びることがあります。企業のホームページやECサイトなど、一般的な規模のホームページ制作に向いている体制です。
フリーランスの見積もり
フリーランスは個人でホームページ制作を請け負う働き方で、会社の運営にかかる費用が最も小さく、見積もりの金額は安くなりやすくなります。デザインからコーディングまで1人で担当する人もいれば、デザインだけ、コーディングだけと、得意な工程に絞って請け負う人もいます。
1人で作業を進めるので、体調不良などで作業が止まると、ほかに代わりの担当者がいません。公開後の修正や保守を長く続けて依頼したい場合は、対応できる範囲や連絡の取りやすさを、見積もりの金額と合わせて確認しておくと安心です。
提案内容によるホームページ制作の見積もりの違い
ホームページ制作の見積もりは、制作会社が何を提案するかによって変わります。同じ依頼でも、ホームページで成果を出すために必要だと考える作業は制作会社ごとに違い、提案の中身が違えば見積書の内訳と金額も変わります。
調査や企画にかける工数で変わる
ホームページ制作の前には、競合のホームページやユーザーが検索するキーワードの調査、ヒアリングをもとにしたターゲットの整理、ページ構成の設計といった調査や企画の作業があります。この工程にどれだけの時間をかけるかは制作会社によって大きく違い、見積書では企画費やディレクション費として計上されます。
調査や企画に時間をかける制作会社の見積もりは、その分だけ金額が高くなります。一方で、調査や企画をほとんど行わずにデザインから始める制作会社の見積もりは、金額を抑えられます。ただし、調査や企画が足りないまま作ったホームページは、見た目が整っていても集客や問い合わせにつながりにくくなります。
企画費やディレクション費にどのような作業が含まれているのかを確認すると、金額の差の理由が分かります。
ページ数や機能の提案で変わる
同じ依頼でも、制作会社によって提案するページ数や機能が違います。依頼された内容を最低限の形で作る提案もあれば、成果を出すためにサービスの詳細ページや事例、よくある質問などのページを追加する提案もあります。ページ数が増えれば、デザインやコーディングの作業も増え、見積もりの金額は上がります。
機能も同じように、お知らせの更新機能や問い合わせフォームだけを入れる提案と、予約機能や会員機能まで含める提案では、ホームページ制作の見積もりが大きく変わります。提案されたページや機能が自社に必要かどうか、公開後に追加しても問題ないかを制作会社に確認すると、見積もりの金額を判断しやすくなります。
原稿や写真を誰が用意するかで変わる
ホームページに載せる原稿や写真を誰が用意するかによって、見積もりの金額は変わります。制作会社が原稿の作成や写真の撮影まで引き受ける提案では、原稿作成費や撮影費が見積もりに含まれ、その分だけ金額が高くなります。
原稿や写真は依頼者が用意する前提で、デザインとコーディングだけを見積もる制作会社もあります。この場合は見積もりの金額が安く見えますが、原稿を書く時間や写真を撮る手間は自社で負担することになります。見積もりの金額を比べるときは、原稿や写真の用意がどちらの役割になっているのかを確認しておく必要があります。
保守契約を含めるかで変わる
ホームページ制作の見積もりに、公開後の保守契約が含まれているかどうかで金額は変わります。保守契約には、WordPressやプラグインのバージョンアップ、バックアップ、セキュリティ対策、軽微な更新の代行などが含まれ、月額費用として見積もりに入ります。
保守契約を前提にして制作費を抑える制作会社もあれば、制作費だけを見積もり、保守は別で契約する制作会社もあります。制作費だけを比べると安く見える見積もりでも、月額の保守費用を何年分か足すと総額が逆転することがあります。保守契約の有無と内容を確認し、制作費と保守費用を合わせた金額で比べることが大切です。
技術力によるホームページ制作の見積もりの違い
ホームページ制作の見積もりは、制作会社の技術力によっても変わります。技術力の差は作業の速さと仕上がりの質に表れ、どちらも作業の単価に影響します。
作業時間で変わる
ホームページ制作の見積もりは、作業にかかる時間をもとに金額を出すのが基本です。そのため、同じページ数や機能でも、作業を早く終えられる制作会社の見積もりは金額が低くなります。
作業時間を大きく左右するのが、制作会社の得意分野です。WordPressでのホームページ制作やECサイト、特定の業種のホームページなど、何度も手がけてきた分野では作業の手順が決まっていて、過去の制作で作った仕組みを活用することもできます。得意分野の作業は早く進むので、単価を低く出せるケースがあります。
反対に、経験の少ない分野では、調べながら作業を進めたり、試しながら仕組みを作ったりする時間がかかります。その時間が見積もりに上乗せされ、同じ依頼でも金額が高くなります。依頼したいホームページと近い制作実績があるかを見ると、その制作会社が得意としている分野かどうかを判断できます。
クオリティで変わる
技術力の高い制作会社は、同じページ数や機能でも、仕上がりの質を高める施策を行えます。表示速度を速くする作り方や、検索エンジンに内容が伝わりやすいページの構造、スマートフォンでの使いやすさを考えた動きなど、見た目では分かりにくい部分の作り込みがホームページの成果を左右します。
質の高い施策ができる制作会社は、その技術の分だけ単価が高くなるケースがあります。見積もりの金額が高く見えても、成果につながる作り込みが含まれているなら、単価の高さには理由があります。反対に、金額の安い見積もりが同じ質のホームページになるとは限りません。
見積もりの金額を比べるときは、どのような施策でホームページの質を高めるのかを制作会社に確認しておくと、単価の差の理由が分かります。
当社のホームページ制作のおおよその金額
当社のホームページ制作の金額は、大阪の中小規模の制作会社の相場に合わせています。ページ数や機能によって変わりますが、見積もりはおおよそ80万円から120万円になることが多いです。
お客様の予算と見積もりの金額が合わない場合は、差が小さければ少しの値引きで対応しています。予算から大きく外れる場合は、値引きではなくページ数や機能などの作業量を調整し、予算の中で成果につながる内容に組み直して見積もりを出し直します。値引きで大きく金額を下げると、作業にかけられる時間が減り、ホームページの質が下がるおそれがあります。
当社のホームページ制作の特徴は、公開後のサポートが充実していることです。ホームページは公開して終わりではなく、更新の方法や不具合への対応、集客の改善など、公開後に相談したいことが出てきます。当社では公開後も気軽に相談できる体制を整えていて、多くの企業からお喜びいただいています。
見積もりの金額を比べるときは、公開後にどこまでサポートを受けられるかも合わせて確認してみてください。
ホームページ制作の見積もりを見る時の注意点
ホームページ制作の見積もりは、総額だけを見て判断すると、金額の差がどこから生まれているのかを見落としてしまいます。見積もりを受け取ったら、次の2つを意識して内容を確認すると、判断を誤りにくくなります。
各項目は単価で比較する意識を持つ
ホームページ制作の見積もりを比べるときは、総額ではなく、項目ごとの単価で比べるようにします。トップページのデザイン費、下層ページ1ページあたりの作成費、問い合わせフォームの設置費など、同じ項目の金額を各社で並べて見ると、どこに差があるのかが分かります。
総額だけでは判断できないのは、制作会社ごとに提案するページ数や機能が違うことが多いからです。
単価で比べると、総額の差がページ数や機能の数の違いから生まれているのか、1つひとつの作業の金額の違いから生まれているのかが分かります。
単価が同じくらいなのに総額が大きく違う場合は、提案の量が違うだけということもあります。反対に、特定の項目だけ単価が高い場合は、その作業にどのような工程や施策が含まれているのかを制作会社に確認すると、金額の理由が見えてきます。
見積書に一式とだけ書かれていて単価が分からない場合は、項目ごとの内訳を出してもらうよう依頼しておくと、各社の見積もりを同じ条件で比べられます。
削ってはいけない運用予算を理解する
予算に合わせてホームページ制作の見積もりを調整するときに、削ってはいけないのがセキュリティ対策にかかる運用予算です。WordPressやプラグインのバージョンアップ、バックアップ、不正なログインを防ぐ設定などは、公開後も続けて行う必要があり、毎年の費用がかかります。
セキュリティ対策を削ると、その場の予算は抑えられますが、問題が起きたときの被害が大きくなります。ホームページが改ざんされて不審なページが大量に作られたり、問い合わせフォームから集めた個人情報が漏洩したりすると、復旧の作業費用がかかるうえに、取引先やお客様からの信用も失います。
バックアップがなければ、元の状態に戻すこと自体が難しくなります。削った費用よりも、問題が起きた後にかかる費用と手間のほうがはるかに大きくなります。
見積もりを見るときは、セキュリティ対策のように本当に必要な費用は何かを先に確認し、予算が合わない場合はそれ以外の部分を削っていきます。すぐに必要ではないページや機能を公開後に追加する形にしたり、更新を自社で行うようにしたりすれば、必要な対策を残したまま予算に合わせることができます。
まとめ
ホームページ制作の見積もりは、同じ依頼でも制作会社の体制や提案内容、技術力によって金額が変わります。総額の高い安いだけで判断せず、金額の差がどこから生まれているのかを確かめたうえで、自社の目的に合った制作会社を選ぶことが大切です。
当社では、まず御社のホームページで成果を出すために必要な内容で提案し、予算に合わない場合は作業内容を調整して、予算の中で成果につながる形に組み直します。他社の見積もりと比べている段階でも、お気軽にご相談ください。御社の目的やご予算をヒアリングしたうえで、無理のないホームページ制作をご提案します。
