- 2023.07.02
Googlebotは1ページ15MBまでの情報収集
SEOを意識したホームページを制作したい会社は、Googlebotは1ページあたり15MBまでしか情報収集をしていないと理解しましょう。
グーグルはクローラーと呼ばれる情報収集プログラムを利用して、ホームページにアクセスし、ソースコードを自社のデータベースに格納しています。
その情報収集の最大値が1ページあたり15MBまでしか認識していないそうです。
もちろん、全体ではなくページ単位の話であり、さらにこれまでの制作経験では、ページ単位で15MBを超えたケースはないですが、SEOの基礎知識として知っておいた方が良いでしょう。
Googlebotの認識は15MBが最大
上記の動画は、グーグルが、検索またはリスティング広告に関する質問を募り回答するGoogleポリシーオフィスアワーというユーチューブ番組です。
この動画の19分12秒ごろに、Googlebot対応のファイルサイズという質問が紹介されています。
また、上記の動画は質問に対する回答であるため、より詳細な情報は、Google検索セントラルのGooglebotと15MBに関連する事項のページをご覧ください。
動画や上記リンク先のページを見ると、Googlebotが認識する15MBという情報は、画像やCSS、JavaScriptを除いた原稿が記載されたHTMLファイルのみが対象になるそうです。
HTMLファイルだけとなると、実際に15MBというのは、かなりのボリュームで、大体の数値ですが、2,000文字のウェブページでも30KB程度になります。
そのため、単純に500倍になる1,000,000文字のボリュームが必要で、どんなに長文SEOを行っている会社でも、さすがに不可能な数値だと思います。
ただし、注意点があり、当社のホームページ制作ではあり得ませんが、稀にレイアウト要素やウェブプログラムのコードをHTML側に記述しているケースがあります。
HTML側に、レイアウト要素やウェブブプログラミングタグを記載していると、それも含めて15MBになってしますので、ソースコードが異常に長い会社は注意が必要になります。
ただ、恐らくですが、15MBを超えるくらいの原稿やソースコードを記述しているホームページは珍しいと思うので、ウェブマスターは、念のための確認程度で良いかもしれません。
では、15MBを超えるとどうなってしまうのかですが、15MBよりも上部の箇所だけが読み込まれる仕様になっています。
そのため、苦労をして原稿を作成したのに、15MBを超えた箇所から下は、Googlebotからすべて無視されてしまいます。
もし、自社サイトのソースコードが異常に長いお客さまは、一度Web制作会社やSEO会社に、各ページを、念のために15MBを超えていないか確認する程度で良いでしょう。
再三ですが、当社では、15MBを超えるホームページを制作した経験もありませんし、さらには見た経験すらありません。
15MBを意識して少しでも軽量化されたホームページを制作
ページ単位で、15MBを超えるとGooglebotが認識できなくなるという話を聞くと、15MBを超えなければ良いと思ってはいけません。
大切なのは、できる限り各ページの容量を少なくすることへの意識を向けることだと考えています。
具体的には、デザインやプログラムは、適切に外部ファイルに記載するようにしましょう。
そうすることで、容量が大幅に削減ができるので、ホームページの表示速度が飛躍的に高まり、SEOとして良い評価をされる可能性が高まります。
サーチエンジンは、もちろん早ければ良いというものでもありませんが、しかし遅いよりは早い方が検索順位を高める仕様になっています。
そのため、15MBを超えなければ関係がないと考えるのではなく、SEO効果のためにも、容量を意識したホームページを制作する方が良いでしょう。
また、表示速度を早くすることは、SEOだけではなく、ユーザー目線においても大切です。
昨今のホームページを閲覧する媒体は、パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットが多く利用されています。
そしてスマートフォンやタブレットを利用するユーザーは、必ず電波状況が良い場所で御社のホームページに訪問しているわけではなく、電波が弱い場所で閲覧している可能性もあります。
そのときに表示速度が遅いと、アクセスしたページが表示されないので、非常にもったいない結果になってしまうのです。
このように各ページの容量を最小化する対策は、SEOとユーザー目線において良い結果を生み出せるので、15MBと言わず、できる限り軽いページ作成を追求することが大切です。
SEOならできる限り小さな容量を
グーグルは1ページあたり15MB以下でなければ、ページすべての情報を認識できないそうです。
ただ、15MBを超えなければ良いというものではなく、できる限り小さな容量にすることで表示速度の最適化が図り、SEO効果やユーザーの満足度向上が図れます。
SEOを意識したホームページを制作した方は、ぜひこの機会に容量が小さなホームページへと成長させましょう。