ホームページに載せる写真の集め方!フリー素材を卒業して魅力を高めよう

ホームページを開いた瞬間に、どこのホームページでも見かけるようなフリー素材が並んでいると、それだけでどこか冷たい、よそよそしい印象を与えてしまいます。どれほど良い文章を書いていても、写真が借り物では、自社の本当の魅力は半分も伝わりません。

この記事では、フリー素材から卒業し、自分たちで質の高い写真を準備する方法をまとめました。スマホで撮影するポイントや、最新のAIツールを活用するポイントまでを紹介します。

ホームページの写真はフリー素材でも良いが問題点がある

無料で使える写真は手軽で助かりますが、頼りすぎると自社の魅力がぼやけてしまいます。ホームページの写真はフリー素材でも良いが問題点があることを知っておくだけでも、写真選びの失敗を防げます。

内容と完璧に一致する素材が見つからない

フリー素材は多くの場面で使いやすいように汎用性を持たせて作られています。

そのため、自社独自のこだわりやサービスの細かな特徴を伝えようとしても、自分の内容と完璧に一致する素材が見つからないことがほとんどです。

無理に妥協して似たような写真を使うと、肝心な部分の補足説明ができず、結果として実像が伝わらずユーザーに安心感を与えられないページになってしまいます。

どこかで見たことのある写真になってしまう

有名な素材サイトの写真は、ライバルサイトや別業種の広告など、ネット上のいたる所で使用されています。

訪問したユーザーに、どこかで見たことのある写真を見せてしまうと、どこか借り物のような冷たい印象を与えかねません。

どこにでもあるような無機質なホームページに見えてしまうと、お店の情熱や誠実さが伝わりにくくなる懸念があります。

ユーザーの記憶に残りづらい

いくつものホームページを比較検討している訪問者にとって、一目で印象に残るような写真がないページは、他社の情報の中にすぐ埋もれてしまいます。

どこにでもある素材ばかりを使っていると、自社ならではのこだわりや個性が伝わらず、結果としてユーザーの記憶に残りづらいという大きな弱点があります。

後になって、あのお店は雰囲気が良さそうだったな、と思い出してもらうきっかけを作るためにも、自分たちで用意した独自の写真は欠かせません。

スマホで撮影した写真を活用する時のポイント

最近のスマートフォンは非常に性能が高く、高価な機材を揃えなくても、工夫次第で十分に立派なサイト用の写真が撮れます。お客様の目を引くページを作るために、スマホで撮影した写真を活用する時のポイントを解説します。

どんな写真が必要なのかを把握する

まずは闇雲に撮り始めるのではなく、ホームページのどの場所で使うのか、どんな写真が必要なのかを把握することからスタートしましょう。事前に必要なカットをリストアップしておけば、一回の撮影でまとめて素材を揃えられるからです。

例えば、空港に行って写真を撮るという場面があるとします。あらかじめ、看板の写真・出発ロビーの全景・搭乗口の様子が必要だとわかっていれば、一度の訪問で全て撮り終えることができます。しかし、計画がないまま行くと、後になって別のアングルの写真が必要と気づき、何度も足を運ぶことになりかねません。

トップページの背景に使う文字を載せるための余白がある横長の写真や、スマホで見やすい縦長の写真など、用途に合わせた構図をあらかじめ整理しておきましょう。

こうした準備をしておくだけで、撮影がスムーズに進み、何度も撮り直しをする手間を大幅に減らすことができます。

適切なアングルで撮影する

対象物の魅力は、カメラを向ける高さや角度で驚くほど変わります。適切なアングルで撮影することは、写真の良し悪しを決める大きな要素です。

料理や小物をオシャレに見せたい時は真上からの俯瞰、お店の広さや奥行きを伝えたい時は少し低い位置から構えるローアングルなど、伝えたい印象に合わせて使い分けましょう。

また、スタッフの紹介写真は、上から見下ろすのではなく、お客様と対話する時のような目線の高さに合わせると、誠実さと親しみやすさが伝わりやすくなります。

被写体以外が写り込まないように気をつける

背景に段ボールの山や掃除道具、関係のない看板などが入り込むと、途端に生活感が出てしまい、サイト全体の信頼感が損なわれてしまいます。

訪問者に商品やサービスの良さに100%集中してもらうためにも、被写体以外が写り込まないように気をつけることが重要です。

レンズを向ける前に、一度スマホの画面を隅々までチェックしてみてください。少し角度を変えたり、邪魔なものを一時的に片付けたりするだけで、プロがスタジオで撮ったような清潔感のある仕上がりに近づきます。

伝えたい雰囲気に合わせて明るさを調整する

写真は光の扱い方で決まります。

基本的には自然光が入る明るい時間帯に撮影するのが理想ですが、ただ明るければ良いわけではなく、お客様に伝えたい雰囲気に合わせて明るさを調整する工夫が欠かせません。

スマホの画面をタップすると表示される太陽のようなマークを上下に動かすだけで、簡単に明るさを変えられます。賑やかな雰囲気にしたいなら少し明るめに、落ち着いた信頼感を演出したいなら少し落ち着いたトーンにするなど、ベストな加減を微調整しましょう。

AIが生成した写真を活用する時のポイント

自分たちで撮るのが難しいときは、AIを使うのも手です。ただし、適当に指示を出すと不自然な印象を与えかねません。自社サイトに馴染む一枚を仕上げるために、AIが生成した写真を活用する時のポイントを紹介します。

利用するAIツールを1つ定める

世の中には多くの画像生成ツールがありますが、まずは利用するAIツールを1つ定めるのが上達への第一歩です。

2026年現在、ChatGPTやCanva、Adobe Fireflyなど選択肢は豊富ですが、ツールによって得意な絵のタッチや指示の受け取り方が微妙に異なります。

あちこちに手を出すと操作を覚えるだけで一苦労ですが、一つに絞って使い込むことで、こう指示を出せばこのように動くといった感覚が掴めるようになり、理想の一枚に早くたどり着けます。

参考画像がある場合はアップロードする

言葉だけで自分の理想を100%伝えるのは、プロでも簡単ではありません。そんな時は、構図や色の雰囲気が近い参考画像をアップロードするやり方がとてもスムーズです。

ネットで見つけたイメージに近い写真や、自分で撮ったものをAIに見せて、このアングルで撮ったようにしてほしい、あるいは商品は自社のものに変えてほしいといった具合に伝えてみてください。

一から言葉だけで説明するよりもイメージのズレが格段に少なくなります。何度もやり直す手間が省けるので、お気に入りの一枚を完成させるまでの時間を短縮できます。

プロンプトはシンプルで具体的に記述する

AIへの指示は、長く難しく書く必要はありません。むしろ、プロンプトはシンプルで具体的に記述するのが、失敗を減らすコツです。

あまりに関係のない言葉を詰め込みすぎると、AIがどの要素を優先すべきか迷ってしまい、肝心なメイン被写体の品質が落ちてしまうことがあります。

「綺麗な写真」といった曖昧な表現ではなく、「30代の女性が、明るい午後のテラス席で、白い湯気が立つコーヒーを飲んでいる」というように、誰が、どこで、何をしているかをはっきり伝えましょう。

必要な情報だけを整理して届けることで、AIの力が分散されず、自社のホームページにぴったりの鮮明な画像を生成しやすくなります。

一度で完璧な状態を目指さない

AIは非常に優秀ですが、最初からこちらの頭の中にある正解をピタリと出せるとは限りません。一度で完璧な状態を目指さない心の余裕を持ちましょう。

新しく入ったスタッフに仕事を教えるような感覚で、「もう少し全体を明るくして」「背景の木を少し減らして」といったように、対話を繰り返しながら少しずつ理想に近づけていくのが、良い写真を作るための手順です。

何度か調整を重ねることで、納得の一枚が完成します。

AI特有のマークを取り除く

AIが作った画像には、隅の方に星のようなデジタルの識別票(デジタルウォーターマーク)が入ることがあります。

これらはAIで生成したことを証明するものですが、そのまま載せてしまうと借り物感が出てしまい、訪問者に手抜きな印象を与えかねません。自社の写真として自然に見せるためにも、最後にAI特有のマークを取り除くひと手間を加えましょう。

最近のスマホや無料の編集ツールには、不要な部分をなぞるだけで消せる機能がついています。こうした目立つノイズを消すだけで、AI素材がホームページにしっかり馴染み、信頼感のある一枚に変わります。

オリジナルの写真を掲載する時の注意点

自社で用意したオリジナルの写真は、ホームページに信頼感を与える強力な武器になります。しかし、ただ載せれば良いというわけではなく、後々のトラブルやホームページの使い勝手を考えたルールを守る必要があります。安心して運用を続けるために、オリジナルの写真を掲載する時の注意点を紹介します。

人物が写っている場合は必ず許可を取る

スタッフやお客様が写真に含まれている場合は必ず許可を取るようにしてください。

たとえ仲の良い身内であっても、ネット上に顔が出ることに抵抗を感じる方は少なくありません。ホームページで使っても大丈夫ですかと一言添えて承諾を得ておくことが、後のトラブルを防ぐための最低限のマナーです。

もし許可を得るのが難しい場合は、後ろ姿を撮るか、顔がわからないように加工するといった配慮を忘れないようにしましょう。

データ容量と画像の大きさを整える習慣をつける

高画質な写真は見た目が綺麗ですが、そのまま載せるとファイルが重すぎて、ページの読み込みが遅くなってしまいます。データ容量と画像の大きさを整える習慣をつけることは、快適なホームページを制作する上で欠かせません。

表示に時間がかかるホームページはお客様がすぐに離れてしまうため、適切なサイズに小さくしたり、専用のツールで容量を圧縮してから公開するようにしましょう。

このひと手間を当たり前にするだけで、スマホでもサクサク動く見やすいページになります。

実物とのイメージに差が出すぎないようにする

写真をより綺麗に見せられる加工はとても助かりますが、あまりに実物とのイメージに差が出すぎないようにすることが大切です。

写真だけが立派すぎると、実際にお店を訪れたお客様が期待外れだと感じてしまい、かえって信頼を損ねる原因になります。加工はあくまでも素材の魅力を引き出すための補正にとどめ、実物の良さが正しく伝わるような、嘘のない写真を載せるようにしましょう。

AIツールの利用規約を事前に確認する

AIを使って画像を作る場合は、そのツールが仕事で使っても良いものかどうか、AIツールの利用規約を事前に確認する必要があります。

ツールによっては、無料プランだと商売目的で使えなかったり、作った画像の権利が自分になかったりするケースがあります。後から規約違反を指摘されないためにも、自分が使っているサービスが商用利用を認めているかを、しっかりチェックしておきましょう。

スマホでの撮影とAIツールを使い分ける

全てを自前で撮る、あるいは全てをAIに頼るのではなく、スマホでの撮影とAIツールを使い分けるのが賢い方法です。

お店の雰囲気やスタッフの表情など、信頼が求められる部分にはスマホで撮った本物の写真を使い、抽象的なイメージや質の高い背景が必要な場所にはAIの写真を組み合わせます。

それぞれの得意分野をうまく組み合わせることで、手間を抑えながらも、自社ならではの個性が光るホームページを完成させることができます。

ホームページで使う写真の準備で迷ったらお気軽にご相談ください

どのような写真が必要か、あるいはAIをどう活用すべきかなど、自分たちだけで判断するのは難しいものです。ホームページの準備を進める中で、写真について少しでも迷ったら、お気軽に相談してください。

これまで数多くのホームページ制作を行ってきた経験を活かし、魅力を引き出すための見せ方を提案します。プロのアドバイスを取り入れることで、一人で悩む時間を減らし、スムーズに納得のいくホームページを形にできます。

まとめ

ホームページの印象は、載せる写真一つで大きく変わります。どこにでもあるフリー素材を卒業し、自社で撮影した写真やAIを積極的に活用することが、独自の魅力を伝えるための第一歩です。

まずはどこに何が必要かを整理して、効率よく素材を揃えるための準備から始めましょう。スマホでの撮影でもAIへのプロンプトでも、伝えたいことをシンプルで具体的に考える点は共通しています。

どの写真を使うにしても、実物とイメージに差が出すぎないことや、データ容量を整えるといった配慮を忘れないでください。こうした基本的なルールを守ることで、お客様に信頼されるホームページが完成します。

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