- 2022.09.09
ホームページリニューアルで検討する点
ホームページ制作会社に問い合わせする前に、クライアントウェブマスターはリニューアルは本当に難しいと理解しましょう。
と言うのも、既存サイトの効果を落とさずに、しっかりと成果向上を狙うというポイントが難しく、そのためには、闇雲なホームページ制作は絶対にいけません。
今回は、お客さまやホームページ制作会社が一般的に行うリニューアル前の検討すべきポイントを紹介し、正確で確実に効果的なものにする参考になれば幸いです。
リニューアルとは
リニューアルと新規ホームページ制作はまったく違い、主に準備段階の作業量が多くなります。
と言うのも、これからホームページ制作会社にリニューアルの相談をされる方は、当たり前ですが、既存サイトよりも高い効果を期待していると思います。
そこで現在制作したホームページを無視していると、本当に業者の腕、すなわち検討量や対策法、効率などがものをいう結果になり、クライアントからすれば運次第と言えます。
実際に、当社も新規ホームページ制作だけではなくリニューアルの相談も受け付けていますが、相談をいただいた後、ヒアリングにはできる限り現サイトの情報収集をしています。
例えば、問い合わせ数が何本か、訪問者数が何人、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビング、ダックダックゴーなど主要なサーチエンジンからの訪問者数は何になど。
これらを数値データとして把握し、既存サイトよりも多くするにはどうすれば良いかを検討しなくてはなりません。
もちろん業者にもよりますが、新規ホームページ制作よりもリニューアルの方が高いケースも見られるほどです。
このように作業ボリュームや時間なども余分にかかってくるものになり、このフェーズの対策を行わないと成果が出るかは運次第になります。
大切なのは数値データとして把握をして、対応策を練り、正確な実行になっていて、これらを適切に継続すれば、必ず飛躍的に効果を高められるようになります。
では、具体的にどんな作業を行うかを紹介します。
リニューアルを行う前に
これからホームページ制作を行うウェブマスター向けに、実際にどんな作業を行うかを紹介します。
現サイトを把握
相談を受けたら現サイトの現状把握から始めます。
サイト構成をチェックした後、集客力をグーグルアナリティクスとサーチコンソールで解析し、平均エンゲージメント時間や日本主流のサーチエンジンからの訪問者数の確認などを行います。
さらに企業によっては、ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ビジネスプロフィール、ラインなど、主要なソーシャルメディアも確認します。
これで全体像を把握して、数値データとしてすべてを明確に理解してから、すべてが始まるのです。
具体的な成果への道筋
現サイトの把握が終われば、現在より、さらに効果を発揮するかの具体案を検討します。
この具体案は、あくまで現サイトのデータをアクセス解析ツールなどから仕入れ、問題になった数値データから改善するための仮説を立てた対策案です。
そのため、100%ではありませんが、闇雲な改善を行うよりも、圧倒的に成功確率が高くなります。
この道筋を、クライアントや業者が共有し、本当にその対策で問題が無いか、もっと良い案はないかの検討が非常に重要になります。
この作業を飛ばすと、本当に成果が出るかが運次第になるため、必ず行う必要があります。
作業を行いながらマイナーチェンジ
もちろん、ホームページ制作作業を行いながらではなく、戦略や戦術策定フェーズですが、話し合いながらマイナーチェンジを繰り返しましょう。
もちろん、例えば、コーディングが始まっているのに、今更企画やウェブデザインを変更するのは結構ハードルが高いです。
ただ、その時の状況にあった変更案をどんどん出して、検討を重ねていくことが重要です。
確かに、業者は公開すれば請求書が発行できますが、最も重要な点は利益を出す点です。
そのためであれば、どのような要望や仮説であっても、心の中でこっちの方が良いんじゃないかと思われるよりも、どんどん提案をして欲しいと考えます。
そうすれば、御社サイトは、さらに高い効果を生み出せる可能性が高まり、期待以上の成果を発揮すると考えます。
新規ホームページ制作時からリニューアルにより効果向上
ホームページ制作に比べ、リニューアルでは本当にさまざまな要素が存在します。
ただ、実は単純に作業量が増えるだけではなく、実は既存サイトがあるという点は、まったく何もないよりも効果を出せる確率は各段に高まります。
既存サイトの問題点を発見して改善方法を検討したり、さらには良いポイントが見つかれば、該当ページの考え方を他のページへ活かせば、さらに成果が高まります。
もちろん、この作業を飛ばしたり、闇雲に行っては意味がないですが、新規よりも圧倒的に有利であると言えます。
これからリニューアルを検討されている企業は、ぜひ制作したホームページの状態を業者に適切に伝えることで、より良い提案を貰えます。