- 2024.02.06
ホームページのSEO効果が出ないときにやってしまう間違えた対策法
SEOは、ユーザーに役立つホームページへと育てることが大切です。
当サイトから「SEOを頑張っていたけど効果が出なかったので、良かれと思って大掛かりな対策を行ったら、逆に検索順位を落としてしまった」と相談を受けることがあります。
当ページでは、当社のホームページから相談を受けることがある、お客さまがやってしまいがちな間違えたSEOを紹介します。
ホームページのSEO効果を下げる間違えたSEO
低品質ページの削除をしてしまう
これまでホームページから問い合わせをいただいたお客さまで、多くの企業が行ってしまっている間違えたSEOが、ウェブマスターが低品質と思うページの削除です。
noindexであれば、すぐに解除してもらうことができますが、削除されている場合は、ページを復活させることができないので、Googleサーチコンソールの見つかりませんでした(404)に表示されるまで対策を行うことができません。
Googleのヘルプフルコンテンツアップデート以降、低品質なページが多いホームページは検索順位を引き下げられているので、低品質なページは改善しなくてはなりません。
ただ、改善方法として、ページの削除はおすすめされません。
ウェブマスターが低品質と感じたページをサーチエンジンが低品質と感じているかは別の話です。
そのため、ページの削除を行ってしまうと、該当ページがSEOに与えていた影響が0になってしまうことや、削除されたページ数が多いホームページは、ユーザーエクスペリエンスの低下から、サイト全体の検索順位を下げてしまう可能性があります。
低品質なページは、ウェブマスターの目視ではなく、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスが示す数値データを活用して発見し、削除ではなくリライトで対応することが重要です。
Googleサーチコンソールを無理やり利用してしまう
SEOの情報は、Web制作会社やSEO会社がさまざまな媒体で告知しています。
Web制作会社やSEO会社が告知している内容の多くは、Googleサーチコンソールに基づいた話になっているので、お客さまも次第にSEOならGoogleサーチコンソールが必要と考えてしまいます。
しかし、お客さまはホームページやSEOの専門家ではないので、Googleサーチコンソールの数値データを適切に使うためには、少しハードルが高くなります。
その結果、Googleサーチコンソールの数値データから間違えたSEO対策を行ってしまい、結果として検索順位が落ちてしまうのです。
Googleサーチコンソールの数値データを活用することは大切ですが、知識量が足りないのに利用してしまうと、間違えた対策を行う恐れがあるので、お客さまは、ホームページをユーザー目線にすることだけに取り組んだほうが良いでしょう。
どうしても利用したい場合は、Web制作会社やSEO会社のサポートをおすすめします。
Web制作会社が作成したページを変更してしまう
SEO効果を高めることに必死なお客様ほど、Web制作会社が作成したページを変更してしまいます。
単にリライトだけであれば良いのですが、例えば、そのホームページを制作した会社と違うWeb制作会社に依頼をして構造自体を変更してしまうケースも見られます。
これまで、問い合わせをいただいたお客さまの中で、ホームページの構造まで変更してしまって、SEO効果を発揮した事例はなく、逆に検索順位を落としています。
もしどうしても、ホームページの構造が原因でSEO効果が出ないと感じる場合は、そのホームページを制作した会社かSEO会社に相談したうえで、対応を行うかを決定しましょう。
低品質な被リンクを集めてしまう
ホームページのSEO効果を高める目的で、被リンク対策を行ってしまうケースも見られます。
現在の被リンク対策は、ホームページのコンテンツを良質化させて、ナチュラルリンクを集めることが基本であり、例えば、外部サイトに登録をして獲得した被リンクでは、検索順位を上げることができません。
また、過剰に低品質な被リンクが多いホームページは検索順位が落ちる可能性もあります。
そのため、低品質な被リンクが多いホームページは、解除できるものは解除をして、解除できないものは、リンク否認ツールを活用する必要があります。
まとめ
ホームページからSEOに関する問い合わせをいただき、多くのお客さまが行っている間違えたSEOを紹介しました。
上記の対策法は、どれも効果を発揮しないので絶対に行ってはいけません。
お客さまが行うSEOは、ビジネスに関する良質な新規ページ作成と、品質が高まるリライトを行い、ユーザーが満足できるホームページへと成長させることです。
SEO効果を出すために、ホームページの運営を行っている方の参考になれば幸いです。