- 2022.07.02
発注前にホームページ制作期間を正しく知ろう
ホームページ制作を依頼すれば、いつ頃公開できるかと、質問をいただくことがあります。
どんなホームページを制作するかにより、異なりますが回答になりますが、ある程度は目安がないと判断がつかないと思い、一般論で3ヶ月前後と伝えています。
では、実際に、なぜ3ヶ月もかかるかを紹介します。
ホームページ制作期間の3ヶ月間の内訳
以下は一般的であると思いますが、大阪のホームページ制作会社である当社に問い合わせをした後の流れを紹介します。
基本的には、成果を追求し、さまざまなポイントで確認や調整が入ります。
問い合わせからヒアリング
当サイトや、知り合いなどから当社の噂を聞き、電話またはメールで問い合わせをいただきます。
連絡後に、こちらからご連絡をさせていただき、ヒアリングを目的とした打ち合わせの日取りをさせていただきます。
これまでの経験で言えば、大体ですが、問い合わせからヒアリングの実施まで1週間程度の期間をいただいています。
この1週間は、ただ待っているだけではなく、当社は御社サイトや競合他社サイトを調査します。
御社にお願いしたいのは、会社や商品とサービスの情報を整理し、ヒアリング段階で説明をお願いしています。
もちろん、資料化まではする必要はないですが、ヒアリング内容は成果の追求に大きな影響を与え、できる限り詳細にミーティングが進むよう準備をお願いします。
プレゼンテーションと発注
ヒアリングが終わったら、会社に戻り、お聞きした内容を整理し、調査を開始します。
この調査では、まずグーグルとヤフージャパン、マイクロソフトビングの3つのサーチエンジンのニーズ調査を行います。
その後、ライバルサイトを調査して、どんなコンテンツ作成を行うのがベストかを検討します。
また、ほぼ同時並行で、どこから人を集めるのかや、運営体制なども整理していきます。
これにより大体の企画が定まるので、後は上記を参考にして、御社のサイトマップと見積書を作成するだけで、完了までに約1週間程度の時間をいただき、プレゼンに挑みます。
もし、プレゼンの結果、当社がもっとも良いと感じれば、お電話で発注のご連絡をお願いします。
提案書の見直し
発注をいただけましたら、ご訪問をさせていただき、提案内容で分からない点の質問や、勘違いしていた点をお教えください。
お聞きした内容は、即日あるいは翌日には、資料の修正を行いますが、量が多い場合は、最長で1週間程度をいただきます。
この提案書の見直しは多くのお客さまで飛ばしてしまうケースがありますが、成果を出すための根幹になり、必ず見直しと修正を行いましょう。
ウェブデザイン作成
見直しが終わった後、ワイヤーフレーム作成を開始します。
基本的には、状況にもよりますが、すごく忙しいタイミングだった場合は、まずはトップページだけ、承認後すべての下層ページを作成します。
と言うのも、トップのイメージから下層を作成し、トップに修正が入ると最悪のケースは、全ページのやり直しが必要になります。
ただ、忙しくなければ、下層の修正も対応させていただき、全ページのワイヤーフレームが完成した後に確認をお願いします。
そしてワイヤーフレームが完成したら、実際にデザイン作成を行いますが、こちらは必ずトップから作り、承認をいただいてから下層に着手します。
デザイン修正は、お客さまが思うよりずっと労力を使い、修正が多いとそれなりに時間がかかり、少し手間かもしれませんが、トップと下層で2回の確認と修正指示をお願いしています。
このデザイン作成期間は、大体ですが1ヶ月程度になります。
コーディング
その後ホームページ制作になるコーディング作業を行います。
昨今で言えば、ワードプレス実装が当たり前で、結構時間がかかるケースが多いです。
通常であれば、1ヶ月程度でテストアップが完了しますが、フルスクラッチシステム構築を行っている場合は、さらに半月をいただいています。
確認し納品
テストサイトを普段利用しているウェブブラウザだけではなく、一般的に利用されているものすべてで確認します。
パソコンなら、グーグルクロームとファイヤーフォックス、エッジ、オペラで確認をお願いします。
さらに、スマートフォンならアイパッドとアンドロイド携帯の初期ブラウザ、さらにアイパッドの初期ブラウザで確認します。
訪問者はどのようなブラウザを利用しているか分からず、ユーザー数が多いものはすべてチェック対象になります。
この確認が終わり、問題点を修正すれば、決められた日付でアップロードを行います。
この期間は大体ですが、1週間程度で終わる作業になり、本公開は多くのケースで深夜あるいは早朝にして欲しいと依頼を受けます。
公開後
公開した翌日から、実はまだ作業が残っていて、継続して作業を行います。
ここで行うのは、まずサーチコンソールとグーグルアナリティクス、ビングウェブマスターツールの実装と初期設定です。
この作業は、半営業日くらいで完了し、終わり次第クライアントへ報告しますが、その際に一緒に被リンク登録をして欲しいエクセルシートも納品します。
基本は国や行政運営サイトになっていて、これらはお客さまでなければ登録作業ができません。
早い会社で1営業日、長い会社だと数年たっても登録が終わりませんが、特に早くして欲しいという連絡はしていません。
昨今のSEOでは被リンク効果が非常に弱く、あくまでおまじない程度のリストであり、するかしないかはお客さまにお任せしてます。
成果が出るホームページ制作期間
上記が当社のホームページ制作期間になります。
一点補足情報で、当社が作業をしている間、お客さまは待っているだけではありません。
公開後には、非常に多くの新規ページ作成を行わなければ、SEO、すなわち検索エンジンで上位ランクを獲得できません。
そのため、意欲的なクライアントでは、作業時間を使って、原稿作成法を教えて欲しいと言われ、公開までに多い企業だと100記事ほどを完成させています。
目的は、ランキング上位を取ることでも、人を集めることでもありません。
成果を出して初めて意味を成し、そのためにできることは、しっかりとホームページ制作期間中でも行うと良いでしょう。