- 2023.09.29
視線誘導の法則とは?訪問者が理解しやすいホームページに必須
ホームページを閲覧しているユーザーは、上から順番にページの内容を読んでいるわけではなく、一定のルールに基づいて、コンテンツを閲覧しています。
ユーザーが行う一定の閲覧ルールのことを視線誘導と言い、視線誘導を理解して、ホームページ制作の企画やワイヤーフレーム、デザイン作成を行うことで、ユーザーに重要なポイントを読んでもらいやすいホームページへと成長します。
当ページでは、ホームページの視線誘導とは何かや、視線誘導の法則について紹介します。
ホームページの視線誘導とは?
ホームページの視線誘導とは、ユーザーがコンテンツを閲覧するときのルールです。
訪問者が上から順番にコンテンツを見ていると考えてしまうと、コンテンツの優先順位を間違えてしまい、掲載場所がユーザーの理想と異なってしまうので、ホームページの成果を十分に発揮しづらくなってしまいます。
そのため、成果が出るホームページを制作したい方は、視線誘導を理解しなくてはならず、ユーザーの視線に合わせてコンテンツを配置することで、最大の成果を実現できるようになります。
この視線誘導は難しい内容になっておらず、視線誘導には、3つの法則が存在しているので、その法則を理解するだけで充分に高い効果を発揮できます。
では、視線誘導にある3つの法則について紹介します。
視線誘導の3つの法則
Zの法則
ホームページの視線誘導でもっとも有名なのがZの法則です。
アルファベットのZの形に沿って訪問者の視線が動くので、左上から右上、左下、右下の順番に重要なコンテンツを配置することで、ユーザーが読みやすいと感じるホームページへと成長します。
Zの法則は、もともとはホームページではなく、チラシやパンフレット、ポスターのデザイン作成で利用されていた視線誘導の法則になっており、今なお代表的な視線誘導の法則と言えるでしょう。
Fの法則
知名度としては、少し低くなりますが、現在のホームページでは、Fの法則を考えることが一般的です。
Fの法則では、左上から右上、少し下がり左から右へとユーザーが閲覧していることを想定したコンテンツ配置を行うことで、ユーザーにとって読みやすいホームページへと成長します。
お客さまが想定するホームページの閲覧方法として、もっともオーソドックスな考え方ですが、Fの法則を理解しているといないでは、コンテンツの配置場所に大きな差が生まれるので、最低限の知識としてFの法則を理解していく必要があります。
ちなみにFには、左上から左下への縦線もありますが、Fの法則では気にしなくて良いでしょう。
Nの法則
これまで多くのホームページ制作で提案をしてきましたが、Nの法則をご存じだったお客さまは、ほぼ0になっていました。
Nの法則では、右上から右下、左上、左下へとユーザーが閲覧することを想定したコンテンツ配置を行うことで、スムーズに重要なコンテンツを閲覧してもらうことが可能です。
Nの法則は、雑誌や書籍で利用される視線誘導の法則です。
まとめ
視線誘導とは何かや、3つの法則を紹介しました。
視線誘導においては、どのようなレイアウトやデザインのホームページを制作するかによって、使い分けることが大切です。
一般的なコーポレートサイトであればFの法則になり、チラシっぽいのであればZの法則、雑誌っぽいのであればNの法則を利用することで、ユーザーが読みやすいホームページと認識してくれます。
Web制作会社から提案されたホームページのワイヤーフレームやデザインがいまいちピンとこないとお悩みの方は、視線誘導の法則を含めた改善依頼を行うことで、理想通りのレイアウトを提案してくれるでしょう。