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BASEの弱点であるSEOを補って低価格で売れるネットショップを作る
BASEは初期費用を抑えてネットショップを作れる優れたサービスですが、単体ではSEOが弱いという課題があります。どれだけ良い商品を並べても、お客様に来てもらわなければ売上は生まれません。
この記事では、BASEのメリットを活かしつつ、SEOの弱点を補って売れるネットショップを作るための方法を解説します。
目次
BASEを活用すればコストを抑えてネットショップが作れる
自社専用のネットショップをゼロから作成する場合、数十万円から数百万円の初期費用が必要になるケースは珍しくありません。商品をカートに入れる仕組みや、個人情報を守りながら運用する会員登録機能、安全な決済システムなど、高度な技術を組み込む必要があるためです。
BASEは、こうしたネットショップに不可欠な機能を無料で提供しています。本来であれば多額の開発費がかかるシステムを、専門知識がなくても即座に利用できる点が最大の強みです。
決済についてはBASE専用のサービスを利用する形になりますが、その仕組みを導入することに同意できれば、初期費用を一切かけずにネットショップを開設できます。
まずはコストを抑えて商品を販売したい事業者にとって、非常に有利な選択肢となります。
BASEの弱点はSEOに弱いこと
BASEは誰でも手軽にネットショップを開設できる優れたサービスである一方で、SEOに弱いという看過できない弱点があります。直感的な操作で美しいデザインのネットショップを作成できる反面、検索エンジンに評価されるための内部構造を細かく調整できない点が、集客において大きな障壁となります。
ネットショップ内にはブログ作成機能なども用意されていますが、これらを利用しても検索順位が上がらないケースが目立ちます。記事を更新したとしても、システム全体の構造やドメインの性質上、検索エンジンに対して十分な専門性や網羅性を伝えるのが難しいためです。
どれだけ質の高い商品や有益な情報を発信し続けても、土台となるプラットフォームのSEO性能に限界があれば、狙ったキーワードで上位に食い込むのは容易ではありません。検索結果からの自然な流入が見込めなければ、結局は広告費を払い続けなければならないというリスクを孕んでいます。
BASEの弱点を補って売れるネットショップにするために
BASEの制約上、SEOの弱点をシステム側だけで克服するのは非常に困難です。そのため、ネットショップの外部からユーザーを呼び込む仕組みを構築する必要があります。自社の予算やリソース、得意分野に合わせて最適な手段を組み合わせることが、売上を最大化させる近道です。
BASEをユーザー目線で作成する
集客に力を入れる前に、まずは訪れたユーザーを逃さないネットショップが不可欠です。BASEは誰でも簡単に開設できる一方で、初期状態のままだと信頼性に欠け、購入をためらわせる要因になりかねません。
商品の魅力を伝える鮮明な写真の掲載はもちろん、不安を払拭する詳細な説明文や、想いが伝わる運営者情報の充実に注力します。
こうしてBASEをユーザー目線で作成することを徹底し、どのような情報を得れば安心して決済できるのかを考え抜くことで、集客したアクセスを確実に売上へ繋げられるようになります。
自社サイトからユーザーを送客する
最も効果的な戦略は、自社のホームページで集客対策を徹底し、そこからBASEの商品ページへ誘導する動線を作ることです。
具体的には、BASEで販売している商品に関連する解説ページや特集記事を自社サイト側に作成します。検索流入やSNSから訪れたユーザーに対し、自社サイトで商品の魅力を十分に伝えた上で、購入ボタンからBASEの商品ページへ送客します。
自社サイトを集客の入口、BASEを販売の受皿として使い分けることで、訪れたユーザーをネットショップへ誘導し、売上へと繋げることができます。
予算が十分であればWeb広告に出稿する
即効性を重視するのであれば、リスティング広告やディスプレイ広告といったWeb広告への出稿が有効です。
一定の予算は発生しますが、特定のキーワードで検索している層や、自社商品に関心を持ちそうな属性に絞って直接アプローチできるため、確実なアクセスの獲得を狙えます。自力でのSEOが難しいBASEにおいて、ターゲット層をネットショップへ呼び込み続けるための強力な手段となるでしょう。
広告費と売上のバランスを見極める必要はありますが、安定した流入経路を確保するための投資として検討すべき選択肢の一つです。
コミュニケーションが得意ならSNSを運用する
InstagramやXなどのSNSは、新規顧客の獲得やファン形成に欠かせない接点となります。もし、人とのコミュニケーションが得意であれば、自らSNSを運用することで、より深く魅力を伝えられるようになります。
特にInstagramでは、Instagram販売Appで投稿に商品タグを設置し、ネットショップへ誘導することが可能です。写真に興味を持ったユーザーをスムーズに購入ページへ導けれるため、効果的な流入経路を確保できます。
拡散性の高いXと視覚に訴えるInstagramを併用すれば、爆発的な集客効果も期待できます。
コミュニケーションが得意ならSNSを運用することは、ブランドの世界観をターゲットへダイレクトに伝えたい場合に非常に有効な手段です。
ネットショップ公開後は運用を継続しよう
ネットショップの公開はあくまでスタート地点に過ぎません。売上を伸ばし続けるためには、BASE内の商品ページの調整と、外部からの集客施策をセットにした運用を継続しましょう。
まずBASE側では、データを確認しながら商品写真の差し替えや説明文のブラッシュアップを繰り返します。お客様の反応が悪い場合は、購入をためらわせる原因を取り除くための修正を加え、常にネットショップを最適な状態に保ちます。
それと同時に、選択した集客手段を地道に継続することも重要です。自社サイトの記事を書き足したり、SNSでの発信を続けたりすることで、ネットショップへ送り込む人の流れを絶えず維持します。
店舗の中身を磨く作業と、外から人を呼び込む活動を並行して行い、改善サイクルを回し続けることで、売れるネットショップとしての基盤が固まります。
当社の経験から見たBASEショップの効果
当社がBASEを使ったネットショップの効果を見ると、商品は売れているものの、現時点では目に見えて高い成果が出ているとは言えません。売上が爆発的に伸びない背景には、いくつかの要因が重なっています。
主な要因の一つは、本体のホームページから外部サイトであるBASEへユーザーを送客する際に、リンクを通じた遷移がユーザーから必ずしも好まれないという点です。ホームページを跨ぐ移動は離脱を招きやすく、スムーズな購買体験を阻害する要因になります。
また、SNSや広告の運用経験が浅い段階では、ターゲットへ的確にアプローチする精度が低くなってしまうことも原因です。
とはいえ、現在の取り組みが無駄なわけではありません。運用を続けながらデータを蓄積し、動線や発信内容を微調整していくことで、将来的に大きな効果を生む土台は着実に構築されています。
これから経験を積むことで、成果を最大化できる可能性は十分にあります。
まとめ
低価格でネットショップを立ち上げたいのであれば、BASEは非常に優れた選択肢となります。
ただし、システム単体でのSEO効果を期待しすぎるのは禁物であり、外部からの集客対策が欠かせません。自社サイトやSNS、広告を適切に組み合わせることで、弱点を効果的にカバーできるはずです。
現状では運用ノウハウの不足やリンク構造の課題も見られますが、継続して改善を積み重ねれば、将来的に成果を出す道は開けます。安価に始められるメリットを最大限に活かしつつ、地道にネットショップを育てることが、成功を収める唯一の方法と言えます。

