株式会社セブンデザイン SEOに強い大阪のホームページ制作会社

  • 2023.06.13

格安でホームページを制作する前にウェブマスターが知るべきポイント

格安でホームページを制作したいと考えるお客さまも多いと思います。

しかし、闇雲に格安でホームページを制作すると、期待通りの結果に繋がらない恐れがあり、ウェブマスターは格安でホームページを制作する注意点を理解しなくてはなりません。

今回は、これまで数多くのホームページを制作してきた経験から、格安でも良いとは思いますが、その際にウェブマスターが知っておきたいポイントを紹介します。

格安のホームページ制作では成果が出しづらい

格安のWeb制作会社をお探しの方は、前提として、格安では期待通りの成果を出すことが難しいことを理解する必要があります。

と言うのも、制作料金は、Web制作会社の作業時間によって算出されます。

当社のホームページ制作で言えば、WordPressの実装とレスポンシブデザイン作成を行った20ページのホームページで、納期は3ヶ月くらいで、制作料金は100万円前後が必要です。

格安のWeb制作会社では、当社が行う成果を追求した対策を省略して、ぱっと見の良し悪しだけに注力してスムーズにホームページを制作することで、短納期での公開ができるのです。

そのため、Web制作会社の作業量が圧倒的に少なくなっているので、格安での提供が可能ですが、しかし成果を出すための仕組みの数は大幅に減少しています。

そのため、短納期でホームページを公開したいと考える場合はおすすめですが、成果を求めるのであれば、格安のホームページ制作はおすすめできません。

お客さまがホームページを公開して、どのような効果を得たいかから、格安にすべきかどうかを判断することが重要になります。

2023年7月30日の追記ですが、格安のホームページ制作は効果が出づらいですが、WordPressのデザインテーマになるSWELLを利用するWeb制作会社であれば、成果が出る可能性もあります。

そのため、単に安ければ良いと考えるのではなく、適切な企画設計を行うことが重要です。

格安のホームページ制作の特徴

格安のホームページ制作では、作業工数が少なくなっているのを理解できたと思います。

次に、格安のホームページ制作の特徴として、どんなデメリットがあるのかを紹介します。

提案がない

格安のWeb制作会社では提案がないケースがあります。

一般的なホームページ制作の流れは、問い合わせをいただいた後、ヒアリングを行い、打ち合わせ内容から調査をした上で企画提案書を作成します。

しかし、上記の流れだと、ヒアリングからプレゼンテーションまで3週間程度の時間がかかります。

さらに、発注をいただいていない段階で、ヒアリングとプレゼンで2回の打ち合わせや調査を実施しなくてはならず、Web制作会社に作業工数が結構かかってしまいます。

格安のWeb制作会社では、顧客単価が安い分、数を売らなくてはならないので、1社にそれほど多くの時間を費やせないのです。

当社が聞いた話によると、上記の流れを省略するために、ヒアリングで訪問をして、その場で調査をせずに見積書と完成イメージを作るそうです。

この流れで行けば、訪問回数も一度ですし、調査なども不要になるので、スムーズにホームページを制作することができます。

打ち合わせがほとんどない

ホームページ制作を発注した後に、お客さまとWeb制作会社は、コンテンツやビジュアルなど、さまざまな打ち合わせを行うことが一般的です。

格安のWeb制作会社では、基本的に、この打ち合わせを行わずに、例えば、エクセルのヒアリングシートが渡され、そこに記載した内容がそのままホームページに反映されます。

テンプレートを使って簡易的

格安のWeb制作会社は、一般的にはオリジナルではなく、テンプレートを利用します。

テンプレートを利用することで、基本的な枠組みが決まってくるので、デザイン作成やコーディングの作業時間を大幅に短縮することができます。

もちろん、テンプレートの数は1つではなく、複数の中からイメージに合うテンプレートを選択できるようになっています。

修正回数に制限がある

格安のWeb制作会社が、何度も修正してくれることは珍しく、基本は1度だけが多いと思います。

例えば、Web制作会社に修正を依頼したけれども意図と違うと感じた場合に、再度修正をして欲しいと思うことがあります。

この場合に格安のWeb制作会社だと、修正回数が増えていくと、作業時間が伸びてしまうので、受けてもらえないケースがあります。

恐らく発注する前に注意事項として説明があると思いますが、こだわりがあるホームページを制作する場合は、注意が必要になります。

公開後のサポートがない

格安のWeb制作会社は、毎月の売上目標を達成するために、定められた数のホームページを公開し続ける必要があります。

そのため、公開してしまったお客さまへの対応に時間を割くことが難しくなり、公開後のサポートは期待することができない恐れがあります。

もちろん、有料では受けてくれるかもしれませんが、一般的なWeb制作会社と比べてみると、有料の範囲が非常に広い恐れがあるので注意が必要です。

SEOに弱い

昨今のSEOはコンテンツの品質が高ければ良いと言われるケースがありますが、まだまだコーディングやURLの設計など、ホームページ制作法も重要な成功要因の1つです。

格安のホームページ制作では、テンプレートを利用することが一般的になるので、基本的にはSEOへの最適化を考えてくれていないケースが多くなります。

例えば、1社ではなく複数社に対して流用ができるように、ウェブ標準でコーディングでなかったり、仕組みの使い回しがしやすいURL構造の構築に力を入れています。

さらにコンテンツ作成では、手間のかかる運営サポートを行っている時間があまり取れないので、SEOのような時間のかかるサポートは期待ができなくなります。

そのため、SEOを期待するお客さまでは、格安のWeb制作会社を検討する際には、契約を行う前にSEOはどれくらいサポートしてくれるのかを明確にしていくことが大切です。

制作は格安だが月額が必要なことも

ホームページ制作自体は格安だけれども、公開後に毎月2万円などの月額費用が必要になるWeb制作会社もあるようです。

名目は、サーバーとドメインの維持管理費用になる可能性が高く、維持管理なのでサポートではないと理解をしなくてはなりません。

月額2万円でも、5年ホームページを利用すれば、総額120万円になるので、普通にホームページを制作した方が得になります。

契約前の打ち合わせで、月額が必要な場合は、何の予算になるのかを確認するようにしましょう。

機能追加で結局は高い

ホームページ制作は格安だけれども、条件が厳しく設定されていて、ちょっとした要望でも追加料金を取られるWeb制作会社もあります。

例えば、契約前の説明では、5ページのホームページなら30万円で制作ができると提案されたとします。

しかし、実は、グローバルナビゲーションの個数は変えられないや、グーグルマップは埋め込めないなど、細かな条件が多数存在するケースもあるのです。

この場合に、もっとも問題になるのが、ホームページ制作中に要望を伝えるとオプションになると言われてしまい、最終的には50万円以上の予算が必要なケースです。

お客さまとしては、発注をしてしまっている以上は解約できないと思うので、そのまま高い費用を支払われたケースを見たことがあります。

そのため、格安のホームページ制作を希望の方は、どこまでが基本料金に含まれて、どこからがオプションになるかを十分に理解してから契約しましょう。

ホームページ制作を格安で依頼するために

格安のWeb制作会社を利用せずに、一般的なWeb制作会社でも料金を抑える方法があります。

格安のホームページ制作よりも高くなりますが、費用対効果で見れば高めることが可能です。

自分でできる範囲を広げる

ホームページ制作の費用は、Web制作会社の作業時間で決定します。

そのため、一般的なWeb制作会社であっても、「自分でできる範囲は自分でするので、費用を抑える提案をして欲しい」と言えば、必ず提案してくれます。

もちろん、デザインやコーディングを自社で行うのは難しいので、画像の手配や原稿の作成などをスムーズに行えば費用を大きく抑えることが可能です。

制作実績で、もともと80万円で提案していたお客さまが、自分でできる範囲をすべて自社で行い、50万円まで下げることに成功した事例もあります。

融通が利きやすい個人事業主を探す

Web制作会社は、従業員や家賃など、多くの固定費がかさんだ結果、制作料金が高くなります。

そのため、個人事業主であれば、固定費がかからないので単価を抑えることができ、さらにはちょっとした要望であれば無料対応をしてくれるケースが多いと思います。

もちろん、Web制作会社のように、すべてを任せることができないかもしれません。

ただ、お客さまが個人事業主と一緒になってホームページを制作すれば、格安までとは言えないかも知れませんが、かなり制作料金を抑えることが可能です。

見積書の交渉を行う

言うまでもありませんが、Web制作会社が見積書を出して来たら、必ず交渉しましょう。

無茶な値下げ交渉は、印象を悪くしてしまうだけになりますが、例えば当社でよくあるのが「企画費の20%を10%にして欲しい」で、これであれば受けてくれる可能性は高いです。

ただし、価格交渉の際には、いくらまで下げれば必ず発注すると確約をした方が良いでしょう。

値下げ交渉をされたらWeb制作会社は、自社の利益率を考えて、できる限りお客さまの要望を実現するための調整をしています。

値段は下げたけど、発注がもらえないとなると、Web制作会社はただ計算をしただけで、無駄な作業時間になってしまいます。

まとめ

格安でホームページ制作を行う際に、気を付けるべきポイントを紹介しました。

格安のホームページ制作では、Web制作会社の作業量を減らすことが考えられています。

そのため、格安だけれども欲しかった機能がないや、ホームページ制作は格安だけれども月額が必要になるなど、さまざまな問題を抱えてしまうケースも見られます。

もちろん、格安のホームページ制作を否定するわけではないので、お客さまの要望によって、格安にするか普通のホームページ制作を行うかを選択しましょう。

格安でホームページを制作したいとお考えの方の参考になれば幸いです。