- 2024.02.12
検索順位決定の仕組みを悪用したSEOは辞めよう
検索順位の決定は、人間が一つひとつのホームページを確認して、ランキングを決定しているわけではありません。
サーチエンジンがクローラーと呼ばれるホームページの巡回プログラムを使って、各サイトのソースコードを自社のデータベースに格納して、そこでランキングを決定しています。
この検索順位が決定する仕組みを理解すると、その仕様に従ったホームページの運営を行えば良いと考えてしまう方も多くいるのではないでしょうか。
当ページでは、検索順位決定の仕組みを悪用したSEOは辞めたほうが良いという点を紹介します。
検索順位が決まる仕組みの悪用法とデメリット
ボリュームを意識した関連ページの作成
サーチエンジンは、ユーザーの検索ワードとホームページの関連性を見ています。
すなわち上位表示したいキーワードを定めて、そのキーワードに関連する新規ページ作成を継続していれば、SEO効果を発揮できる可能性があるのです。
そこで多くの企業がやってしまいがちなのが、上位表示を狙っているキーワードと関連した品質が低いページ作成で、ページ数を増やすことが目的になっているので、ユーザーのことは考えられておらず、自社が告知したい情報だけを掲載したページの量産です。
ユーザーのことを考えていないページ作成であれば、1ページを作成するのにも30分程度で投稿が行えるので、スムーズなホームページ運営が可能です。
この対策法は、確か検索ワードとホームページの関連性が高まるので、ユーザーのことを考えていなくても、検索順位が上がる可能性は高いです。
ただ、これまでさまざまなホームページの検索順位を見てきた経験で言うと、SEO効果があるのは一時的で、どこかのタイミングで検索順位を落とされています。
数を意識した被リンクの獲得
サーチエンジンは、被リンクが多いホームページを人気があると判断して、検索順位を高めています。
良質な被リンクであれば検索順位を上げる効果があり、低品質な被リンクはサーチエンジンが自動的に無効化してくれています。
すなわち、効果があるか分からないけれども、被リンク本数を集めることに注力することで、少なくともマイナス影響はなく、検索順位が高まる可能性は存在しているのです。
しかし、サーチエンジンが、そのような対策を認めることはあり得ません。
サーチエンジンは、低品質な被リンクが過剰に増えているホームページに対して手動ペナルティを付与しています。
そのため、効果があるか分からないけど、自作自演で闇雲に被リンク本数を集めたホームページは、一時的にでも検索順位が上がる可能性は低く、さらには過剰に多いとSEOスパムとして検索結果ページから除外されてしまいます。
公開日だけを変更する
サーチエンジンはホームページの更新頻度が高いことで、ユーザーのためによく運営されていると感じて、検索順位を高めてくれます。
現在のホームページでも、スタッフブログなどの公開日が掲載されている場合において、原稿は変更していないのに、公開日だけを最新にしていく対策をよく目にします。
公開日を新しくすれば、ライバルサイトよりも今の時代にあったコンテンツが掲載されているとサーチエンジンが判断してくれて、検索順位が上がる可能性は高くなります。
しかし、公開日の変更だけを行っていると、Googleサーチコンソールから送信したXMLサイトマップの信頼性が低下してしまい、GoogleからXMLサイトマップが認識されなくなるようになります。
すなわち、公開日だけの変更を継続していれば、GoogleからXMLサイトマップが信頼されているうちは、ホームページのすべてのページで検索順位が高める可能性はありますが、信頼されなくなると、サイト全体の検索順位が落ちるリスクが存在しています。
まとめ
検索順位が決定する仕組みを悪用したSEOは行ってはいけません。
サーチエンジンが評価するのは、ユーザーのためのホームページになり、検索順位が決定する仕組みを理解して、そのためだけに対策を行っているホームページを評価してくれることはないでしょう。
ホームページのSEOを実施されている方は、当ページをご覧の機会に、ユーザーのためのホームページへと成長させることに注力すれば、自然と検索順位を高めることが可能です。