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民泊のホームページ制作とは?集客と予約につながる対策

民泊を始めたけれど、予約の伸び悩んでいると感じる方も少なくありません。その原因のひとつがホームページの有無や、その内容にあることがあります。

このページでは、民泊にホームページが必要な理由から、効果的な作り方、予約につながる運用方法までを紹介します。自分の民泊に合ったホームページ制作のヒントを得たい方は、ぜひ参考にしてください。

民泊にホームページは必要か

民泊を運営するうえで、ホームページを持つことは単なる情報発信にとどまらず、集客力や信頼性に直結します。ここではホームページを持つべき理由を紹介します。

多くのユーザーはインターネットで検索を行う

今や宿泊施設を探す際に、インターネット検索は当たり前になっています。

旅行者はGoogleで条件に合った宿泊施設を探すため、検索結果に表示されるホームページがあるかどうかで集客力が変わります。自社のホームページがあれば、予約サイトに頼り切らずに自分の宿を知ってもらうチャンスを増やすことができます。

自社のサービスをより深く知ってもらえる

ポータルサイトでは情報が限定的ですが、自社のホームページでは詳細な紹介が可能です。

部屋の雰囲気、周辺の観光情報、設備やアメニティ、ホストの想いなどを丁寧に掲載することで、宿泊前の不安を減らし、信頼感を得ることができます。結果的に、予約率の向上につながります。

競合他社と差別化ができる

民泊市場は年々競争が激しくなっています。そこで重要なのが、自分の施設ならではの魅力を伝えることです。

ホームページであれば、写真や文章、デザインの工夫によって独自性を打ち出すことが可能です。競合と差別化することで、ここに泊まりたいと思わせる理由を提供できます。

民泊のホームページに必要な基本対策

民泊のホームページを効果的に機能させるには、基本的な技術対策をしっかりと整えることが大切です。ここではSEOやユーザー体験の面から見ても重要な基本的な技術項目を紹介します。

SSL化

SSL化とは、ホームページの通信を暗号化することで、ユーザーの入力情報を安全に守る仕組みです。ホームページのURLがhttpsから始まる状態がこれにあたります。

SSLに対応していないホームページは、ブラウザ上で保護されていませんと警告が出ることもあり、ユーザーに不安を与えます。また、GoogleもSSLをランキング要因と明言しているため、SEO上でも必須の対策です。

レスポンシブデザイン

スマートフォンからのアクセスが大半を占める現在、レスポンシブデザインの採用は欠かせません。

レスポンシブ対応とは、画面サイズに応じてレイアウトが自動で最適化される設計のことです。民泊を探しているユーザーがスマートフォンで快適に閲覧・予約できるようにすることで、離脱率を下げ、コンバージョン率の向上につながります。

WordPressの実装

WordPressは、ホームページを効率的に運用できるCMSとして、多くの民泊サイトで採用されています。

専門知識がなくても情報を更新しやすく、SEOに強い構造が整っていることが特徴です。また、予約フォームや多言語対応などの機能も、プラグインを使えば手軽に追加できるため、制作・運営の手間を減らしながらホームページの質を高めることができます。

ページの表示速度への意識

ページの表示速度は、ユーザー体験にも検索順位にも影響する重要な要素です。読み込みに時間がかかるページは、ユーザーがすぐに離脱する原因になります。

画像の最適化や不要なスクリプトの削減、サーバーの性能向上などを意識することで、快適に閲覧できるホームページが実現できます。特にスマホ環境では回線状況に左右されやすいため、表示速度の対策は必須です。

民泊のホームページに必要なコンテンツ

民泊のホームページでは、利用者が安心して予約できるように、必要な情報を漏れなく掲載することが重要です。ここでは必ず押さえておきたいコンテンツを紹介します。

当施設の特徴

宿泊施設の特徴を具体的に伝えることで、他の民泊との差別化が可能になります。

立地や建物の雰囲気、ホストのこだわり、提供している独自サービスなどを丁寧に紹介しましょう。訪問者が、ここに泊まりたいと思えるようなストーリー性のある内容があると、印象に残りやすくなります。

部屋紹介

宿泊する部屋がどのような空間かをイメージできるように詳細に紹介することが大切です。

間取りや広さ、ベッドのタイプ、家具の配置、採光の様子など、写真とあわせて説明すると効果的です。また、清潔さや静かさなどの雰囲気も言葉で伝えることで安心感につながります。

設備とアメニティ

民泊を選ぶ際に、設備やアメニティの内容は非常に重要です。

Wi-Fi、エアコン、キッチン、洗濯機などの生活設備だけでなく、シャンプー、タオル、歯ブラシなどのアメニティも明記しましょう。あるもの・ないものをはっきり記載することで、宿泊者の期待とのズレを防げます。

利用のルール

滞在中のトラブルを防ぐために、利用規約やルールの記載は欠かせません。

チェックイン・チェックアウトの時間、騒音への配慮、喫煙・ペットの可否など、注意点をあらかじめ伝えておくことで、宿泊者との信頼関係を築きやすくなります。表や箇条書きでわかりやすくまとめるのが効果的です。

周辺施設の紹介

宿泊者にとっては、宿の中だけでなく周辺環境も大切な判断材料になります。

観光地、飲食店、コンビニ、温泉、スーパーなど、利便性や観光の魅力を紹介しましょう。写真や地図と組み合わせると、実際の移動や計画のイメージがしやすくなります。

ブログ

ブログは民泊の魅力や運営の様子を伝えるだけでなく、検索エンジンからの流入を増やす役割も果たします。

地域のイベント情報や季節の変化、ホストの日常などを発信することで、施設の雰囲気や人柄が伝わりやすくなります。継続的な更新を行うことで、SEO対策としても有効です。

会社案内

個人運営でも法人でも、運営者の情報を公開することでサイト全体の信頼感が高まります。

屋号、所在地、電話番号、代表者名などを明記することで、訪問者に安心感を与え、怪しいホームページでないことを証明できます。信頼が重視される宿泊業では重要な要素です。

アクセスマップ

施設までの行き方を丁寧に案内することも、ユーザーの不安を減らすポイントです。

最寄駅やバス停からのアクセス、所要時間、車での来訪時のルートや駐車場の有無など、移動手段ごとに分けて説明すると親切です。Googleマップの埋め込みも効果的です。

特定商取引法に基づく表記

予約を受け付ける場合は、特定商取引法に基づく情報を明記する必要があります。

運営者の氏名・住所・連絡先、料金の支払い方法、キャンセルポリシーなどを記載することで、法律に準拠しながらユーザーからの信頼を得ることができます。フォームによる決済がある場合は特に重要です。

予約・申し込み

予約の導線は、ユーザーが迷わず行動できるように設計しましょう。

ボタンやリンクはページ内の目立つ位置に配置し、フォームの入力も最小限で済むよう工夫するとコンバージョン率が高まります。予約完了までのステップもできるだけシンプルに保つことが理想です。

英語版サイト

訪日外国人旅行者の取り込みを狙うなら、英語対応は欠かせません。

日本語ページと同等の情報を英語でも掲載することで、海外からの信頼も得られます。Google翻訳の自動変換では不十分な場合が多いため、プロによる翻訳やツールの活用を検討すると良いでしょう。

民泊のホームページデザインの考え方

デザインは、ホームページに訪れたユーザーが、ここなら安心して泊まれそうと感じるかどうかを左右する重要な要素です。色やレイアウト、写真の見せ方、情報の整理など、細かな点が予約率に大きく影響します。ここでは、民泊に適したデザインの考え方を解説します。

安心感を与える配色やレイアウトを意識する

民泊を検討しているユーザーは、はじめてその施設に触れるタイミングでホームページを見ます。そのため、第一印象で安心感を与えることが重要です。

配色は白や淡いブルー、ベージュなど落ち着いた色をベースにすると清潔感や信頼感が伝わりやすくなります。また、レイアウトは余白を適度にとって情報を整理し、視線の流れに合わせた構成にすることで、迷わず情報にたどり着けるユーザー体験を提供できます。

民泊の雰囲気が伝わる写真を効果的に使う

写真は言葉以上に雰囲気を伝える力があります。部屋の様子、共有スペース、外観、周辺環境などを高画質な写真で掲載することで、実際に宿泊するイメージが湧きやすくなります。自然光が入る時間帯に撮影する、角度や構図を工夫するなど、プロの撮影を意識したビジュアルづくりが予約につながります。

また、ホストの笑顔や地域とのつながりを感じるようなカットも、あたたかみのある印象を与えます。

予約導線を目立つ位置に設置する

どれだけ魅力的なページでも、予約への導線が分かりにくければ機会損失につながります。予約ボタンはページの上部と下部、また必要に応じてサイドにも設置し、常に目に入りやすい位置に配置しましょう。

ボタンの色はサイト全体のカラーとコントラストがあるものを選び、文言も予約はこちらなどシンプルかつ明確にするとクリック率が高まります。ファーストビューに設置することで、検討段階のユーザーにも行動を促すことができます。

民泊ならではの魅力やコンセプトをビジュアルで伝える

ホテルとは異なり、民泊には地域性やホストの個性が色濃く反映される特徴があります。その魅力を伝えるためには、文章だけでなく写真やイラスト、色使いなどのビジュアル要素を活用することが有効です。

たとえば、家族連れ歓迎のイメージ写真など、ターゲット層に合わせたビジュアルで世界観を作ることで、ユーザーの共感を得られやすくなります。サイト全体で統一感のあるデザインを意識すると、ブランディング効果が高まります。

民泊のホームページで実践したい集客対策

ホームページを持つだけでは集客につながりません。ユーザーに見つけてもらい、信頼され、予約まで導くためには、検索対策や外部サービスの活用が不可欠です。ここでは、民泊に効果的な集客対策を紹介します。

海外サイトも含めてSEO対策を行う

日本国内だけでなく、海外からのアクセスも見込める民泊では、検索エンジンに適切に評価されるためのSEO対策が重要です。

ターゲットキーワードを意識したタイトル・見出し・本文の構成、画像のalt属性の設定、内部リンクの整理など、基本的なSEO対策をホームページ全体に施すことで、検索順位が安定し、継続的な集客につながります。

特に、英語版のページを同じドメイン内に用意して定期的に更新することで、Googleからの評価が高まり、海外ユーザーからのアクセスを確保しやすくなります。

SNSを運用して顧客との接点を増やす

SNSは、認知度を高めたり、親しみや信頼を築いたりするのに有効なツールです。Instagramでは部屋の写真や宿周辺の観光スポットを紹介し、Xでは地域のイベントや予約状況などを発信することで、ユーザーとの日常的な接点を生み出すことができます。

英語での情報発信が可能であれば、外国人観光客にもアプローチができ、海外からの予約につなげやすくなります。英語が難しい場合でも、日本語でしっかりと情報を更新していくことが信頼の構築につながります。

ビジネスプロフィールの充実でMEO対策を行う

地域密着型の民泊では、Googleビジネスプロフィールを活用したMEO対策が有効です。ビジネスプロフィールに施設名、住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトのURL、写真などを正確に登録し、口コミや質問への対応も丁寧に行うことで、Googleマップ上での表示順位が向上します。

検索結果に施設名や所在地が表示されることで予約数を増やすことができます。

予約に繋がる民泊のホームページ運用方法

ホームページは公開して終わりではなく、継続的に見直しや改善を行うことで、予約につながるホームページへと育てることができます。ここでは、実践的な運用方法を紹介します。

Airbnbに登録する

自社ホームページとは別に、Airbnbなどの予約プラットフォームに登録しておくことで、露出機会を大きく増やすことができます。ホームページからAirbnbのページにリンクを設置することで、信頼性のある予約システムを利用できる安心感も提供できます。

また、Airbnb上のレビューが増えることで、ホームページの情報にも信頼性が加わり、相乗効果で予約率の向上が期待できます。

運営者が目視で古い情報を更新する

情報が古いままのホームページは、ユーザーに不信感を与えるだけでなく、SEO評価も下がる原因です。たとえば、料金や設備情報、周辺施設の営業時間などが変更された場合には速やかに更新する必要があります。

特に民泊は季節ごとの内容変更が多いため、定期的に運営者自身が内容をチェックし、目視で確認・修正していくことが重要です。信頼を保つ上でも、小さな更新を積み重ねることが効果的です。

アクセス解析を使って数値データに基づいたホームページ運用を行う

Googleアナリティクスやサーチコンソールなどのアクセス解析ツールを活用することで、訪問者の行動やページごとの離脱率、検索キーワードなどを把握できます。

これにより、どのページでユーザーが離れているのかや、予約までの導線がどこで止まっているのかといった課題を発見し、改善策を具体的に立てることが可能になります。感覚ではなく、数値に基づいた運用が成果につながるポイントです。

海外からのアクセスを監視する

海外からのアクセスは、民泊において無視できない集客源です。ただし、海外からのアクセスを開放していると、スパムやセキュリティリスクの原因になるケースもあります。

運用上は、Googleアナリティクスなどで海外ユーザーの動向を把握し、必要に応じて不審なアクセスをブロックする仕組みも検討するべきです。一方で、明らかに宿泊目的の訪問が多い地域からのアクセスは歓迎すべき対象なので、アクセス元を見極めた対応が必要です。

バランスよくセキュリティと集客の両立を図ることが海外向けの民泊サイトには求められます。

まとめ:適切な制作と運用で民泊のホームページを成功させよう

民泊のホームページは、ただ情報を掲載するだけでなく、集客と予約に直結する重要な営業ツールです。信頼感を与えるデザイン、必要なコンテンツの充実、SEOやMEOを意識した集客対策、そして継続的な運用を行うことで、他の宿泊施設との差別化が可能になります。

自分の民泊に合ったホームページを制作し、日々の更新や改善を重ねることが、安定した集客と成果につながる第一歩です。ユーザーの視点に立って作り込み、運用していくことが、民泊ビジネス成功の鍵となります。

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