- 2023.07.14
新規ホームページ制作の流れ
新規ホームページの制作は、ビジネスの成功への第一歩と言っても過言ではありません。しかし、どのように進めるのか、どのステップが重要かを知らないと、効果的なホームページを制作するのは難しいでしょう。
そこで、当社が提供する新規ホームページ制作の具体的な流れを明確に紹介します。これにより、お客様自身がコンテンツやデザインの準備をスムーズに進める手助けとなるでしょう。
競合他社とのアプローチに違いはあるかもしれませんが、当社の方法は品質と効果を最優先に考えています。この流れを参考に、より質の高いホームページを目指してください。
新規ホームページ制作の流れ
1.Web制作会社の選定と問い合わせ
ホームページの制作を検討する際、最初のステップとして正しいWeb制作会社の選定が極めて重要です。
初めてホームページを制作する方も多い中、どの会社に問い合わせるべきか迷うことは自然です。しかし、目的とニーズに合わせた適切な制作会社の選定は、後の工程での時間やコストの節約、さらには高品質なホームページの実現へと繋がります。
まず、Web制作会社のホームページをじっくりと閲覧しましょう。サービスの詳細や過去の制作実績、クライアントの声などをチェックして、自社の目的や予算に合っているかを確認します。
前回の記事でも触れたように、複数の会社から見積もりを取ることをおすすめします。3社程度からの相見積もりは、平均的な市場価格や提供サービスの範囲を理解するのに適しています。
問い合わせ後、ZoomなどのWeb会議ツールや直接の訪問を通じて、詳しいヒアリングが行われることが一般的です。この段階でのコミュニケーションは、制作の方向性を決定する大切な時間です。しっかりと自社の要望や目的を伝え、最良のパートナーシップを築くよう努めましょう。
2.ヒアリング
「ヒアリング」はホームページ制作のプロセスにおいて、キーポイントとなるステップです。
適切なホームページの制作には、クライアントの要望やビジョンを正確に理解することが不可欠です。そのため、ヒアリングではWeb制作会社が詳細な情報収集を目指します。
ただし、ヒアリングの効果は、クライアント側の準備次第で大きく変わることも。
問い合わせ後の待ち時間を有効活用し、制作するホームページに関する明確なビジョンや目的、ターゲット層、掲載したいコンテンツの概要などをまとめておくと、ヒアリング時にスムーズなコミュニケーションが実現します。
さらに、既存の商品やサービスの資料、会社案内のパンフレットなどの情報も用意するとよいでしょう。
なぜなら、Web制作会社はホームページ制作のエキスパートであっても、特定の業界や事業内容については独自の知識が限られている場合が多いからです。この情報は、デザインやコンテンツ制作の方針を決める上で非常に役立ちます。
情報提供の際は、必要な情報だけでなく、業界の背景や競合状況なども伝えると、より質の高いホームページ制作に繋がります。
3.提案書や見積書の作成
「提案書や見積書の作成」とは、ホームページ制作における重要なステップの一つです。
この段階で、Web制作会社はクライアントのビジョンや要望を具体的な形に昇華させ、方向性を示す役割を果たします。
ヒアリングで得た情報は、その基盤となりますが、それだけでは十分ではありません。
当然、SEOやソーシャルメディアの最新のトレンド、目的に合わせたキーワードの選定、そして競合他社のホームページ分析など、緻密な調査が施されます。このデータとヒアリング内容を組み合わせることで、より具体的で戦略的な提案が形成されます。
提案書には、制作するホームページの概要やデザインの方向性、機能の詳細などが記載され、見積書にはその費用や期間が詳細に明記されます。
これらの文書は、クライアントが制作プロセスを明確に理解し、必要に応じて調整やフィードバックを行う基盤となるものです。
最終的に、これらの文書はホームページ制作の成功の鍵となり、クライアントと制作会社が共通の目的に向かって進むための指南書となるのです。
4.プレゼンテーション
プレゼンテーションの段階へと進むと、ホームページ制作の具体的なビジョンが明確になります。
このフェーズでは、提案書や見積書をもとに、Web制作会社がどのようにお客さまの目的や要望を形にしていくのかを具体的に示します。
ただし、お客さま側としては、単に情報を受け取るだけではなく、アクティブに参加することが求められます。
ホームページ制作のゴールは何か、提案された内容がそのゴールにどれだけマッチしているかをしっかりと確認し、疑問や懸念点があれば即座に質問することが大切です。
プレゼンテーションの過程で、提案書の内容や見積書の詳細について不明瞭な点や、追加の要望などが生まれることも考えられます。
この時期にしっかりとコミュニケーションを取り合い、納得のいくホームページ制作への道筋を共に確定させることが、後のスムーズな制作を保証します。
このプレゼンテーションは、制作の方向性を共有し、双方の理解を深める絶好の機会です。お客さまとしては、自身のビジョンが適切に反映されているかを確認し、最良のホームページを実現するための土台作りに積極的に参加してください。
5.提案内容の見直し
ホームページの制作は、単にデザインや機能性だけを追求するものではありません。
最終的な目標は、ユーザーにとって有益で魅力的なコンテンツを持ったホームページを実現することです。そのため、提案内容の見直しは極めて重要なステップとなります。
Web制作会社として提出された提案書は、プロの視点から最適と考えられる方向性を示すものです。しかし、それが必ずしもお客さまのビジネスに最適であるとは限りません。
このステップでは、提案内容を再評価し、必要に応じて調整を行います。
料金の面で変更が生じない範囲で、より質の高いホームページ制作を目指すための微調整を進めることが可能です。
もちろん、内容の大幅な変更が求められる場合、再度のヒアリングや企画の練り直しといった手間が発生することも考えられますが、最終的な成果を最大化するための努力として、それは避けられないプロセスです。
お客さまのホームページが成功するためには、この提案内容の見直しをしっかりと行い、双方の理解を深め、共同で最良の方向性を確定することが不可欠です。
6.ワイヤーフレーム作成
ホームページ制作の進行において、ワイヤーフレームの作成は、大変重要なフェーズとなります。
このステップで形成されるワイヤーフレームは、ホームページの骨組みや構造を示す初期設計図ともいえるものです。
デザインの色や装飾は一切排除され、サイトの構造やコンテンツの配置が明確になるこの段階で、ページごとの流れや、各要素の関係性を把握することが目的となります。
ユーザーがサイトを訪れた際のナビゲーションや、必要な情報へのアクセスのしやすさを確認し、最適なユーザーエクスペリエンスを目指すための基盤を築きます。
お客さま自身も、ワイヤーフレームを通して、ホームページの全体像を掴むことができます。
そして、実際のコンテンツや画像を予め準備し、ワイヤーフレームに反映させることで、本番に近い形の確認が可能となります。このアプローチによって、後のデザインや制作フェーズでの誤解や手戻りを最小限に抑えることが期待できます。
最終的に、ホームページがユーザーにとって分かりやすく、効果的なものとなるために、このワイヤーフレーム作成段階での確認とフィードバックは欠かせません。
7.デザイン作成
ホームページ制作の一大イベント、デザイン作成フェーズがスタートします。
ワイヤーフレームで確認したホームページの骨組みを元に、視覚的な要素が加わり、サイトが持つべき魅力やブランドのイメージが具体的に形になります。
このデザインフェーズでは、色彩、フォント、画像、レイアウトなど、サイトの全体的な印象を決定する要素が詰まっています。
お客さまとしては、各デザイン要素のバランスや、使われている色がブランドイメージに合っているか、またユーザビリティやアクセシビリティに問題がないか等、多角的にチェックすることが求められます。
実は、次の段階であるテストサイト制作に進む前に、デザインに対するフィードバックや修正要望をしっかりと行っておくことが大切です。
なぜなら、テストサイト制作後の大幅な修正は、場合によっては追加のコストが発生することも考えられるからです。
デザインはホームページの「顔」とも言える部分。このフェーズでしっかりと要望を伝え、理想のサイトに近づける努力をすることが、最終的なホームページの成功に繋がります。
8.テストサイト制作と公開
ホームページ制作の進行において、デザインの確定を経て次に進むのが、テストサイトの制作とその公開フェーズです。
デザインが固まった後、Web制作会社は、そのデザインを実際のウェブページとして動かすテストサイトを構築します。
テストサイトは、まさに実際に公開する前の「リハーサル」のような存在。
お客さまには、特にパソコンやスマートフォンなどの異なるデバイス、そして様々なブラウザでの動作確認を行っていただくことが重要です。
なぜなら、時には予期しないレイアウトの崩れや、表示の乱れが生じる場合があるからです。
もちろん、制作会社としては細心の注意を払ってテストを行いますが、お客さま自身の実際の利用環境や視点での確認も非常に価値があります。
そして、テストサイトでの最終チェックと必要な修正を繰り返し、完璧な状態に仕上げた後、いよいよホームページが公開される瞬間を迎えます。
このテストと公開の段階で、お客さまと制作会社が手を取り合って最後の仕上げを行うことで、品質の高いホームページが誕生します。
9.初期SEO
ホームページの制作が終わり、公開の瞬間を迎えた後、最初に行うべき重要なステップが「初期SEO」です。
公開直後のホームページは、未知の存在としてサーチエンジンに認識されている状態。この時期に、適切な初期SEOを施すことで、その後のSEO対策の効果を最大限に引き出すことが可能となります。
具体的には、サーチコンソールでのURL検査やXMLサイトマップの提出が中心となります。これにより、新しく制作されたホームページがサーチエンジンに正しく認識され、インデックスされる基盤を築くことができます。
さらに、ターゲットとしているキーワードの競合が激しい、もしくは難易度が高い場合、ホームページに質の高い被リンクを増やすことも考慮するべきです。これは、ホームページの権威を向上させ、より高い順位での表示をサポートします。
ホームページ制作だけでなく、公開後の初期SEOも我々制作会社の大切な役割。一つ一つのステップを丁寧に踏み、ユーザーにとって最も価値のある情報を提供するホームページを目指します。
まとめ
ホームページ制作における完璧な一歩を踏み出すために、その全体的な流れを知ることは極めて重要です。
前述のステップは、新規ホームページを成功に導くための道筋として必ず通るべきプロセスを示しています。これを理解し、各段階での準備や対応を適切に行うことで、最終的な成果物としてのホームページの品質が大きく向上します。
その制作の過程は、ユーザーのニーズやビジネスの要求に合わせて柔軟に調整されることもあります。そのため、本ガイドラインは一つの基準に過ぎません。具体的な進め方や詳細については、制作をお任せするWeb制作会社との緊密なコミュニケーションを通じて確認することが重要です。
最後に、ホームページの制作は単なる「作業」ではありません。それはビジネスの成果を左右する重要な要素の一つ。だからこそ、流れを理解し、適切なパートナーシップを築くことで、その最大の価値を引き出すことができるのです。