- 2022.11.20
低予算でNPO法人のホームページを制作した方法
制作実績のNPO法人の事例です。
2016年ごろに、当サイトから、「NPO法人になるので、運用予算がかからないように低価格でホームページを制作して欲しい」と相談を受けました。
当ページでは、どうやって低価格でNPO法人のホームページを制作して、運用予算がかからないようにしたのかを紹介します。
2024年の追記として、当NPO法人の案件は、先日ホームページリニューアルを実施させていただき、当ページで紹介している内容とは異なっているのでご注意ください。
NPO法人のホームページ制作法
価格と安定性からレンタルサーバー会社を選定
ホームページを制作するには、ドメインとレンタルサーバーが必要になります。
ホームページの運用にかかる予算を抑えるには、低価格でありながら安定しているレンタルサーバーが必要になるとお伝えをして、その候補として、エックスサーバーとさくらのレンタルサーバーを提案しました。
どちらのレンタルサーバーも安定性と料金面に定評があり、ホームページを制作しても、サーバートラブルが発生してしまう可能性は、0に近いと言えます。
ただ、月額料金としては、エックスサーバーは1,000円、さくらのレンタルサーバーは425円になっていて、お客さまが最終的に選ばれたのが、さくらのレンタルサーバーになります。
すなわち、ホームページを公開したら、年間でレンタルサーバー代として5,100円がかかります。
また、ドメインについては、さくらのレンタルサーバーで取得しており、非営利団体になるのでorgを取得され、年額で2,493円になっています。
そのため、ホームページ制作後は、毎年、レンタルサーバー料金として5,100円とドメイン料金として2,493円、合計で7,593円が運用料金としてかかります。
お客さまは、年間で10,000円を切っているのであれば問題がないと、お喜びいただきました。
ホームページに掲載する内容を整理
ホームページ制作で、料金が上がる最大の理由は、掲載するコンテンツ量が多いという点です。
そのため、ホームページに掲載したい内容をすべてお教えいただき、その中で掲載したい内容に厳選することで、制作料金を抑えています。
実際に、極端に長くなってしまったページはありませんし、さらに作成したページ数は、8ページになっています。
8ページの中で、会員企業が見たときに、魅力的なNPO法人だと認識するためのコンテンツやデザインの作成に取り組みました。
レスポンシブWebデザインには対応せず
昨今のホームページ制作では、レスポンシブWebデザイン作成を行うことが当たり前になっています。
しかし、レスポンシブWebデザイン作成は、コーディングやデザインの料金に追加で5掛けの予算が必要になるので、総額で見たときには、制作料金が大きくなってしまいます。
そのため、お客さまにスマートフォンを意識するかどうかをヒアリングして、パソコンで見れれば良いと承諾をいただけたので、レスポンシブWebデザイン作成を諦めています。
WordPressは実装しない
制作料金が上がる理由として、ホームページにWordPressを実装することがあります。
WordPressの実装は、お客さまの希望をすべて叶えていくと、総額で30万円くらいの予算が必要になってしまいます。
今回は、制作料金を抑えたという要望をいただいていたので、WordPressを実装せずに、HTMLからの更新をお願いしました。
NPO法人のサイト運営法
HTMLの更新マニュアルの提供
NPO法人のホームページ制作では、WordPressを実装していないので、ホームページを更新する際には、お客さまがHTMLから更新しなくてはなりません。
そのため、ホームページ制作時に更新する可能性があるページを確認して、そのページをソースコードのコピー&ペーストで更新ができるようにコーディングを行いました。
さらに、FTPソフトのダウンロードと初期設定から、更新したいページごとにソースコードのどこからどこまでをコピー&ペーストしていけば良いかが分かるHTMLでの更新マニュアルを作成しています。
現在NPO法人のホームページを公開してから6年くらいが経過していますが、ホームページの更新方法が分からないと問い合わせをいただいたことはないので、ミスなく更新することに成功しています。
充実した無料サポートの提供
ホームページ制作時に、ホームページに関する困りことがあれば、当社に工数がかからない内容であれば、無料サポートを提供すると提案しています。
例えば、メールアドレスの設定法や、マニュアルを見てもホームページの更新法が分からなかった場合などに、電話やメールをいただければ、無料でサポートします。
基本的に、当社のホームページ制作では、当社に工数がかからない質問や相談であれば、すべて無料対応しているので、NPO法人だけに提供しているサービスではありません。
ただ、今後どのような問題が発生するかは予想ができないので、具体的に無料サポートの範囲を理解いただいていることで、効率の良いホームページの運用ができると思います。
まとめ
制作料金を抑え、運用でも費用がかからないように、ホームページを制作したNPO法人の事例を紹介しました。
新規見込み顧客の獲得を目的としたホームページではないので、WordPressとレスポンシブWebデザイン作成を行わないことで、制作料金を大きく抑えることに成功しています。
また、レンタルサーバーの料金を抑えることや、ホームページの更新をお客さま自身でHTMLから行えるようにすることで、運用に予算もほとんど必要がありません。
現在、お客さまはホームページに高い満足をいただいており、今後リニューアルをする際には、御社にお願いしたいとおっしゃっていただけています。
2024年の追記として、約束通りホームページリニューアルの相談をいただけ、現在のNPO法人サイトでは、WordPressの実装とレスポンシブWebデザイン作成を行っています。