SEO対策に取り組んでいるのに、狙ったページではなく別のページが上位表示されてしまうことがあります。こうした状況は多くのホームページで起こりえますが、原因を把握しないまま放置すると、集客やコンバージョンに影響が出てきます。
このページでは、意図と違うページが上位表示される原因と、正しいページを評価させるための対処法を解説します。
意図と違うページが上位表示されるデメリット

狙ったページとは別のページが上位表示されている状態を放置すると、検索順位だけでなくサイト全体のコンバージョンにも影響が出てきます。
評価が分散してどのページも上位表示されにくくなる
同じキーワードを複数のページで狙っている状態が続くと、Googleはどのページを優先して評価すべきか判断できなくなります。
これはキーワードカニバリゼーションと呼ばれる現象で、本来1つのページに集まるはずだった評価が分散してしまいます。その結果、狙ったページだけでなくサイト全体の検索順位が伸び悩む原因になります。
ユーザーが直帰する可能性が高まる
検索結果に表示されたページが、ユーザーの検索意図と合っていない場合、そのページを開いてもすぐに離脱されてしまいます。
たとえばサービスの概要を知りたいユーザーに購入の流れのページが表示されても、求めている情報が見つからないため直帰率が上がります。
意図と違うページが上位表示される主な原因

サイト内に似たテーマのページが複数あると、Googleはどのページを優先して評価するかを誤って判断してしまうことがあります。意図と違うページが上位表示される背景には、いくつかの共通した原因があります。
キーワードが複数のページに分散している
サイト内の複数ページに同じキーワードが含まれていると、Googleはどのページが最も関連性の高いページかを正確に判断できなくなります。
たとえば、トップページで上位表示を狙っているキーワードが、ブログ記事やサービスページにも繰り返し登場している場合、Googleはそれぞれのページを同等に評価してしまいます。また、公開から時間が経っているページはGoogleからの評価が蓄積されているため、新たに作成したページよりも上位に表示されやすい傾向があります。
リンクの評価が別のページに集中している
内部リンクと被リンクはどちらも、Googleにどのページが重要かを伝えるシグナルです。
サイト内のリンク構造が意図していないページに偏っていると、そのページの評価が高まり、上位表示されやすくなります。また、外部サイトからの被リンクが狙ったページではなく別のページに集まっている場合も同様で、Googleはリンクを多く受けているページをより重要なページと判断します。
ナビゲーションや関連ページへのリンク、外部からの被リンクがどのページに集まっているかによって、Googleが重要なページと判断する基準が変わってきます。
ページの蓄積評価が別のページを上回っている
長期間インデックスされているページは、アクセスの積み重ねによってGoogleからの評価が安定しています。
新たに作成したページがどれだけ内容を充実させても、長い時間をかけて蓄積された評価を短期間で超えることは簡単ではありません。特に過去に公開したまま更新されていないページが残っている場合、そのページが意図せず評価され続けるケースがあります。
過剰なSEO対策でGoogleが混乱している
キーワードの詰め込みや、同じアンカーテキストを使った内部リンクの集中など、行き過ぎたSEO対策はGoogleが正しいページを判断する妨げになることがあります。
上位表示を狙っていないページのタイトルや見出しにもターゲットキーワードが含まれていると、Googleはどのページを優先すべきか判断できなくなります。その結果、本来上位表示させたいページとは別のページが評価されてしまうケースがあります。
検索結果に表示されるページはGoogleが決める
検索結果にどのページを表示するかは、Googleのアルゴリズムが決定しています。
どれだけSEOに詳しい制作会社であっても、Googleの判断に直接介入する手段はありません。ただし、原因を正しく把握したうえで適切な対処を行えば、Googleが評価するページを変えていくことは可能です。
意図と違うページが上位表示された時の対処法

意図と違うページが上位表示されている場合、やみくもに手を加えるよりも原因を特定したうえで対処することが重要です。ここでは、検索エンジンに正しいページを評価させるための具体的な方法を解説します。
狙ったページのタイトルと見出しを見直す
Googleはタイトルタグや見出しをもとにページの内容を判断します。
上位表示させたいページのタイトルや見出しに、ターゲットキーワードが適切に含まれているかをまず確認してください。次に、意図していないページのタイトルや見出しに同じキーワードが使われている場合は、表現を変えて各ページの役割を明確に分けることが必要です。
複数のページで似たようなタイトルや見出しが使われていると、Googleはどのページを優先すべきか判断できなくなります。ページごとにカバーする内容を整理し、タイトルと見出しにその違いが明確に反映されている状態を目指してください。
リンクを狙ったページに集める
サイト内のリンクが意図していないページに集中している場合、上位表示させたいページへのリンクを増やすことで評価の重心を移すことができます。関連ページやナビゲーションから狙ったページにリンクを設置する際は、ページの内容に沿った自然なアンカーテキストを使うことが大切です。
外部サイトからの被リンクも同様で、狙ったページに被リンクが集まっていない場合は、そのページを起点にした情報発信やコンテンツの強化を通じて、自然な形でリンクを集めることを意識してください。
類似ページを統合・リライト・削除する
同じテーマを扱うページが複数存在すると、Googleはどのページを主として評価すべきか判断できなくなります。
この状態はキーワードカニバリゼーションで、それぞれのページの評価が分散してしまう原因になります。重複している内容は1つのページにまとめるか、各ページが扱うテーマが重ならないようにリライトすることが必要です。
不要なページを削除する場合は、そのページに集まっていた評価を失わないよう、統合先のページへ301リダイレクトを設定することも検討してください。
狙ったページのコンテンツを充実させる
Googleは検索キーワードに対してより充実した内容を持つページを優先して評価します。
上位表示させたいページの内容が薄い場合、そのキーワードで検索するユーザーが知りたいことに対して具体的に答えられているかを見直してください。意図していないページの方が内容的に充実している場合、Googleがそちらを優先して評価するのは自然な判断です。
まずは上位表示されているページと狙ったページの内容を比較し、情報量や具体性に差がある部分を洗い出すことから始めてください。
すぐに動かず様子を見る
原因が特定できない場合や、狙ったページの内容に大きな問題が見当たらない場合は、すぐに手を加えず様子を見ることも有効な判断です。
当社のお客様で、メインキーワードで検索するとトップページではなく購入の流れのページが上位に表示されていたケースがありました。そのお客様はページの内容に自信を持っていたため、静観することを選ばれました。その結果、約3ヶ月後にはトップページが上位表示されるようになり、1年以上経過した現在も同じ現象は起きていません。
Googleの評価が安定するまでには一定の時間がかかることがあり、焦って手を加えることでかえって検索順位が不安定になるリスクもあります。
まとめ
意図と違うページが上位表示される原因は、キーワードの分散やリンク構造の偏り、ページの蓄積評価など複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。
まずは自サイトの状況を整理し、どの原因が当てはまるかを確認することから始めてください。対処を進める際は一度に多くの変更を加えるのではなく、優先度の高い箇所から順番に手を加えていくことが重要です。また、変更後すぐに結果が出るとは限らず、Googleが再評価するまでには一定の時間がかかります。
焦らず状況を見ながら継続的に改善を重ねていくことが、安定した検索順位につながります。
