- 2023.12.27
SEOに依存するホームページが抱える問題点
当社のホームページ制作では、集客をSEOに依存するお客さまが多くいます。
ホームページを公開した当初は、集客をSEOに依存しても良いとは思いますが、半年以内に、別の集客ルートから見込み顧客を集める対策を開始すべきです。
当ページでは、SEOだけの集客に依存するホームページが抱える問題点を紹介します。
ホームページを公開した当初はSEOに依存しても良い
ホームページ制作直後から、さまざまな集客対策を行うことはおすすめではなく、公開当初はSEOに依存することが効率的だと思います。
理由は、ホームページを制作した当初は、大半の企業で原稿作成に慣れておらず、その状態でさまざまな集客対策を行っても効果を出せない可能性の方が高いからです。
SEOの基本的な対策は、新規ページ作成になり、新規ページを作成し続けることで、原稿作成に慣れていただくことが可能になります。
原稿作成が慣れていない方が書いた文章だと、サーチエンジンがホームページを高評価してSEO効果が出るのかと不安に思うかも知れませんが、サーチエンジンは文章の上手いや下手、魅力的な表現を使っているかどうかで検索順位を決めていません。
大切なのは、ページタイトルに対して、コンテンツに過不足がなく、ユーザーが訪問して良かったと感じられる文章になっているので、原稿作成に慣れていない方でも、ユーザーを考えて作成した原稿であれば、SEO効果が高まるのです。
そのため、当社では、ホームページ制作後は、原稿作成に慣れて、魅力的な文章を作成できるようになることを目的として、SEOに依存しても問題ないと判断しています。
しかし、それはホームページを公開して半年以内の話であり、半年以上が経過していてもSEOに依存した集客対策を行っているホームページは大きな問題点を抱えてしまいます。
SEOに依存したホームページが抱える問題点
サーチエンジンの大型アップデートの危険性
サーチエンジンは、年に数回ヘルプフルコンテンツアップデートとコアアルゴリズムアップデートという大型アップデートを行っています。
これらのアップデートは、検索順位が決定するルールの中心の仕様変更になっていて、基本は、ユーザーフレンドリーなホームページであれば影響がありませんが、まれにユーザーのためにホームページを運営していても影響してしまうケースもあります。
アップデートの影響を受けてしまうと、ホームページにあるさまざまなページでの検索順位が大きく落ちてしまい、上位に表示していたキーワードが、良くて10位や20位の下落、場合によっては100位以上落ちるケースも見られます。
SEOに依存したホームページで、ここまで検索順位が落ちてしまうと、訪問者数も0に近い数値になってしまいます。
SEOに依存したホームページは集客力に頭打ちがある
制作実績のホームページで言うと、SEOでは、まず5,000人前後で訪問者数が伸び悩み、継続して新規ページ作成を行っていると、10,000人前後までは順調に集客が可能です。
しかし、10,000人を超えてから、サーチエンジンからの訪問者数が伸びたホームページは、これまでの制作実績で見ても、数社しかありません。
なぜ、そのようなことが発生してしまうかと言うと、単純に狙っているキーワードすべてで10位以内にランクインしているからであり、そこからさらに訪問者数を増やすには、新たなキーワードで上位表示を狙うしかないのです。
しかし、新しいキーワードと言っても、そんなに簡単に思い付くものではないので、そこから訪問者数を伸ばすには相当な努力が必要になっていて、新たなキーワードが思いつかない企業の場合は、数年間は集客力が頭打ちした状態が続きます。
まとめ
集客をSEOに依存したホームページが抱える問題点を紹介しました。
ホームページを公開当初は、原稿作成に慣れる目的でSEOに依存しても良いとは思いますが、半年以内にはSNSや広告出稿、リアルでの告知など、その他の集客ルートの開発を行いましょう。
もっとも怖いのが、サーチエンジンの大型アップデートになっていて、これに被弾すると、すぐにリカバリーができるものではなく、最短でも半年以上は、元の検索順位に戻すための改善作業が必要になります。
現在、ホームページの集客をSEOに依存している方は、当ページをご覧の機会に、他の集客対策も少しずつ行うことをおすすめします。