ホームページ制作を依頼するとき、サーバーとドメインを誰が契約するのか迷う方は多いのではないでしょうか。制作会社名義で契約していると、制作会社を変えたときなどに今のホームページを使えなくなる恐れがあります。サーバーとドメインは自社名義で契約するのが基本ですが、自社名義で契約しなくてもよいケースもあります。
この記事では、サーバーとドメインを自社名義で契約する理由や自社名義で契約しなくてもよいケース、自社名義で契約するときの注意点を紹介します。
サーバーとドメインは自社名義で契約するのが基本
ホームページ制作でサーバーとドメインを契約するときは、自社名義で契約するのが基本です。制作会社名義でもホームページは公開できますが、長く使うホームページほど、どちらの名義で契約したかの差が大きくなります。自社名義で契約するメリットは、次の3つです。
サーバーとドメインに無駄な費用がかからない
ホームページ制作会社名義でサーバーとドメインを契約すると、サーバー会社に支払う金額に、制作会社の手数料や管理費が上乗せされて請求されるのが一般的です。自社名義でサーバーとドメインを契約すれば、契約先に直接支払うので、上乗せされた費用はかかりません。
例えば、制作会社にサーバーとドメインを用意してもらうと月額1万円前後かかることが一般的ですが、多くのユーザーが利用しているエックスサーバーでサーバーとドメインを自社名義で契約すれば、月額1,000円台に収まります。
1年で10万円ほどの差になり、長く使うほどその差は広がります。毎年かかる費用を抑えられる点は、中小企業にとって大きなメリットです。
制作会社を変えてもドメインとサーバーをそのまま使える
ホームページ制作会社を変えるとき、制作会社名義でサーバーとドメインを契約していると、ドメインの名義の変更やサーバーの引っ越しが必要になります。
リニューアルで依頼先を変える場合、新しい制作会社は最初にサーバー会社のコントロールパネルで今の契約内容や設定を確認します。ところが、制作会社名義で契約していると自社ではコントロールパネルにログインできず、前の制作会社に確認してもらうことになります。問い合わせのたびにやり取りが発生するので、リニューアルの作業がなかなか進みません。
さらに、制作会社名義のサーバーは、複数のお客様のホームページを1つの契約でまとめて管理しているのが一般的です。そのため、前の制作会社からコントロールパネルのログイン情報をもらうことはできず、ドメインの名義の変更やホームページのデータの取り出しを前の制作会社に依頼する必要があります。
自社名義でサーバーとドメインを契約していれば、新しい制作会社にログイン情報を伝えるだけで、すぐに契約内容や設定を確認して作業を引き継げます。前の制作会社とのやり取りや名義の変更の時間と費用がかからないので、リニューアルをスムーズに始められます。
制作会社が廃業してもホームページが止まらない
ホームページ制作会社名義でサーバーとドメインを契約していると、制作会社が廃業したときにサーバーやドメインの契約が更新されず、ホームページが表示されなくなる恐れがあります。制作会社と連絡が取れなくなれば、名義の変更やホームページのデータの受け取りもできません。ドメインの有効期限が切れて、第三者に取得されてしまうケースもあります。
自社名義でサーバーとドメインを契約していれば、制作会社が廃業しても契約は自社に残ります。サーバーにあるホームページのデータもそのまま残るので、ホームページを止めずに別の制作会社へ運用を引き継げます。
サーバーとドメインを自社名義で契約しなくてもよいケース
サーバーとドメインは自社名義で契約するのが基本ですが、会社の体制やホームページの使い方によっては、制作会社名義で契約しても問題がないケースがあります。
サーバーとドメインの管理にどうしても不安がある
サーバーとドメインを自社名義で契約すると、更新の支払いやサーバー会社から届くお知らせの確認などを自社で行う必要があります。
とはいえ、今のサーバー会社はトラブルが起きることがほとんどなく、更新もクレジットカードの自動更新にしておけば手間はかかりません。社内にサーバーとドメインを管理できる担当者がいなくても、基本は自社名義で契約したほうが安心です。
それでも、社内に詳しい人がいないので管理に不安がある場合は、制作会社名義でサーバーとドメインを契約し、管理を任せても問題ありません。ただし、制作会社を変えるときには名義の変更が必要になります。契約前に、名義の変更やホームページのデータの引き渡しに応じてもらえるか、費用はいくらかかるかを確認しておきましょう。
イベントやキャンペーンなど短期間だけホームページを公開する
イベントやキャンペーンなど、数ヶ月だけ公開するホームページであれば、サーバーとドメインを自社名義で契約しなくても問題ありません。公開期間が終われば閉鎖するホームページは、制作会社を変えることや長く運用することを考える必要がなく、自社名義で契約するメリットが小さくなります。
制作会社名義で契約すれば、サーバーとドメインの契約から解約までを任せられるので、担当者の手間を減らせます。ただし、キャンペーンの終了後もドメインを残したい場合や、公開期間が延びる可能性がある場合は、自社名義での契約を検討しましょう。
制作会社のサーバーとドメインを使うサブスク型やリース型で契約する
サブスク型やリース型のホームページ制作は、初期費用を抑えて月額料金で利用できる契約です。制作会社のサーバーでホームページを公開し、ドメインも制作会社名義で取得して月額料金に含めるのが一般的です。サーバーとドメインがサービスの一部になっているので、自社名義で契約する必要はありません。
ただし、解約したときの扱いは制作会社によって異なります。サーバーは制作会社のものなので、解約するとホームページは公開できなくなり、ホームページのデータを受け取れない契約も少なくありません。データを受け取れなければ、別の制作会社でホームページを作り直すことになります。
ドメインは、有料で名義を変更してもらえる会社もあれば、引き継げない会社もあり、引き継げなければ今のURLやメールアドレスを使えなくなります。
契約前に、解約時にホームページのデータを受け取れるか、ドメインを引き継げるかを確認しておきましょう。
サーバーとドメインを自社名義で契約するときの注意点
サーバーとドメインを自社名義で契約するときは、契約する前と契約した後のそれぞれに気をつけたいことがあります。
制作会社に相談してから契約する
サーバーには多くの会社やプランがあり、料金や機能、容量などがそれぞれ異なります。制作するホームページの内容によっては、選んだプランでは必要な機能が使えなかったり、容量が足りなかったりすることもあります。自社だけで選んで契約すると、後からプランの変更やサーバーの契約のし直しが必要になる場合があります。
ドメインも、会社のホームページによく使われる「.co.jp」や「.com」「.jp」など種類が多く、取得できる条件や費用が違います。
サーバーとドメインは、ホームページ制作を依頼する制作会社に相談し、ホームページの内容に合ったものを確認してから契約しましょう。
支払いはなるべくクレジットカード払いにする
サーバーとドメインは、月払いや年払いで契約を更新し続ける必要があります。銀行振込やコンビニ払いでは更新のたびに支払いの手続きが必要で、支払いを忘れると契約が切れてホームページやメールが使えなくなります。ドメインは有効期限が切れた後、第三者に取得されてしまう恐れもあります。
クレジットカード払いにしておけば自動で更新されるので、支払い忘れを防げます。ただし、クレジットカードの有効期限が切れたり、カードを作り直したりすると決済できなくなります。カードを変えたときは、サーバーとドメインの管理画面で登録しているカードの情報を更新しておきましょう。
管理画面へのログイン情報は社内で共有して管理する
サーバーとドメインを自社名義で契約している会社で、実際に最も多いトラブルが、管理画面にログインできなくなることです。ログイン情報を担当者だけが知っていると、担当者が退職したり異動したりしたときに、誰も管理画面にログインできなくなります。パスワードを再発行するにも、契約時に登録したメールアドレスや本人確認が必要になり、手続きに時間がかかります。
ログイン情報は、ExcelやGoogleスプレッドシートなどにまとめて、社内で共有して管理しましょう。ただし、ログイン情報をまとめたファイルが漏れると、ホームページを改ざんされるなどの被害につながります。ファイルにパスワードをかけたり、共有する人を絞ったりして管理することが大切です。
当社のホームページ制作におけるサーバーとドメインの契約
当社のホームページ制作では、当社の名義でサーバーとドメインを契約するサービスも用意していますが、ほぼすべてのお客様に自社名義での契約をおすすめしています。管理にどうしても不安があるというお客様に限って当社の名義でお受けすることもありますが、現在、当社の名義で契約しているのは1社のみです。
サーバーは、中小企業のホームページであれば、コーポレートサイトやECサイトでも十分な性能があるエックスサーバーを基本としておすすめしています。あわせて、エックスサーバーより費用を抑えられるさくらのレンタルサーバのスタンダードプランも提案し、ホームページの内容やご予算に合わせて選んでいただいています。
サーバーとドメインの契約は、お客様だけで進めていただくわけではありません。どのプランやドメインを選べばよいか、どのような手順で申し込めばよいかなど、契約の準備は当社が無料でサポートします。契約した後も、万が一サーバーやドメインで問題が起きた場合は当社がサポートするので、サーバーやドメインに詳しくない方でも自社名義で安心して契約できます。
まとめ
サーバーとドメインは、ホームページ制作会社の名義ではなく、自社名義で契約しておくのが安心です。
当社では、ほぼすべてのお客様に自社名義での契約をおすすめし、契約の準備から契約後に問題が起きたときの対応まで、無料でサポートしています。
ホームページ制作をご検討の際は、お気軽にご相談ください。御社のご要望をヒアリングしたうえで、サーバーやドメインの選び方も含めて、目的に合ったホームページをご提案します。
