- 2023.08.31
スマホ対応が不適切なホームページは検索順位を引き下げられる
昨今のホームページでは、スマートフォンユーザーの増加からスマホ対応が必須と言えます。
ホームページのスマホ対応には、スマホサイトの制作とレスポンシブウェブデザイン作成の2つの方法があり、Googleの公表によると、スマホサイトを制作しているホームページでスマホ対応に問題が発生していて検索順位が下がっているようです。
当ページでは、スマホ対応のどこに問題がありホームページの検索順位が下げられているのかと、問題が発生しないためにはどうすれば良いかを紹介します。
ホームページの検索順位を下げられているスマホ対応の問題点
Googleの発表から、スマホ対応のミスで検索順位が下がっているホームページの特徴を紹介します。
スマホ対応で問題が発生しているのは、スマホサイトを制作している場合のみです。
また、Google自体がスマートフォン向け検索でのランキングの変更についてというページに、断片的に公表されていたスマホ対応のミスについてまとめてくれているので、スマホサイトを制作している企業であれば、一読をお願いします。
間違えたリダイレクトの設定
パソコンからのアクセスはパソコンサイトへ、スマートフォンからのアクセスはスマホサイトへリダイレクトしているホームページは注意が必要です。
関連性があるページへとリダイレクト設定を行っていないと、サーチエンジンはSEO目的のリダイレクトと判断してしまい、ホームページの検索順位を落としてきます。
スマホサイトを制作している場合は、公開前の確認作業で、パソコンだけではなく、スマートフォンでもホームページにアクセスして、リダイレクトが適切かどうかを確認しなくてはなりません。
スマートフォンでアクセスすると404 NOT FOUNDが表示される
ホームページを公開する前の確認ではスマートフォンでも確認しましょう。
多くのお客さまは、ホームページを公開する前に、パソコンでの確認は行ってくれますが、スマートフォンでの確認は行っていません。
しかし、スマホサイトを制作している場合のミスとして、スマートフォンでアクセスすると、404 NOT FOUNDのページが表示されてしまうことがあります。
この場合、サーチエンジンの認識として、スマホサイトのページ数が激減しておりスマートフォンでのSEO効果が出ません。
さらに、パソコンサイトからリダイレクトを行っていると、不適切なリダイレクトと判断されて、パソコンサイトでも検索順位が落ちる可能性があります。
Googlebot-Mobileの不適切な取り扱い
スマホサイトのSEO効果を高めるために、Googleがスマホサイトの情報収集を行うクローラーのGooglebot-Mobileを不適切に利用してはいけません。
例えば、Googlebot-Mobileだけをスマホ検索で上位表示を狙っているページに301リダイレクトするなどの対策を行っていると、一時的に検索順位は上がりますが、すぐにGoogleにバレてしまい、大きく検索順位を落としてしまいます。
これまで多くのホームページを制作して感じるのは、SEOで大切なのは、Googleを騙す行為ではなく、ユーザーフレンドリーを追求したホームページへと成長させることです。
Googlebot-Mobileを騙す行為は、SEOスパムに該当してしまうので、万が一、行っている場合は、すぐに解除をして、適切なホームページ運営を行いましょう。
スマホ対応で問題が発生しないためにはレスポンシブデザイン
スマホ対応で問題が発生しているホームページは、パソコンサイトとは別にスマホサイトを制作している場合です。
そのため、当社のホームページ制作では、問題が発生することを回避するために、スマホ対応はレスポンシブデザイン作成をメインに提案するようにしています。
もちろん、パソコンとスマートフォンで表示させる内容がまったく異なる場合は、スマホサイトの制作が必要ですが、その場合でも、パソコンとスマートフォンで表示を分ける理由を明確にしてからスマホサイトを制作すべきかを検討していただいています。
レスポンシブデザイン作成を行っているホームページでは、同じHTMLやパソコンとスマホサイトでURLも統一されるので、Googleの言う問題が発生することはありません。
現在、スマートフォンに対応したホームページを制作しようとお考えの方は、まずは同じコンテンツを表示させる問題点を検討して、分ける必要がないと判断をすれば、レスポンシブデザイン作成を行いましょう。
まとめ
スマホ対応が不適切なホームページは検索順位を下げられるという点を紹介しました。
昨今のホームページ制作のスマホ対応は、多くの場合がレスポンシブデザイン作成になると思うので、多くのお客さまには関係がない話になっています。
ただ、不動産サイトなど、パソコンとスマートフォンでコンテンツが大幅に異なるホームページで、スマホサイトを制作している場合は、上記を理解したうえで、サーチエンジンから評価されるホームページを制作しましょう。