- 2022.05.14
リニューアルで期待以上の効果を出すために
制作したホームページのデザインが古くなったり、一向に成果が出ない場合に、クライアントはリニューアルを希望されます。
リニューアルでは、当社でもっとも多い事例が成果向上で、闇雲な対策は効果がありません。
闇雲ではないリニューアルを行うポイントは、新規ホームページ制作よりも作業量が多く、ウェブマスターは結構大変な労力が必要になります。
よくあるリニューアルの目的
新規ホームページ制作であれ、リニューアルであれ、依頼の大半が成果向上を目的としていますが、昨今は予算が比較的高く、よくある見積書の総額は100万円前後になります。
この料金以上の成果を出して初めて、ホームページを制作して良かったと思え、この達成こそが最終目標と定めています。
もちろん、状況次第では、デザイン性が優れていていれば問題ないというニーズもあると思いますが、当社はなんとなく優れたという点は不得意で、ニーズへの最適化を得意としています。
そのため、依頼の大半が、問い合わせや商品を販売したいというものになっていて、これが目的となります。
では、新規ホームページ制作と違い、どういったポイントを意識する必要があるかを紹介します。
このポイントは数点しかなく、新規ホームページ制作も含めて紹介します。
正しいリニューアル対策法
具体的に意識すべきポイントや対処法を紹介します。
調査と分析、企画、構成
ホームページ制作と同様に調査や分析は必須です。
主に集客ルートと競合他社サイトを調査や分析しながら、本当に訪問者にとって有益なコンテンツを検討します。
もちろん、闇雲では絶対にいけなく、既存サイトがすでに公開されているという点も大切で、勘や経験、思い付きで作成された企画や構成だと、新規ホームページ制作と変わりません。
その場合であれば、新規ドメインを取得して、1からホームページ制作を行う方が良く、リニューアルとは、現サイトを活かす前提があります。
既存サイトをしっかりと確認して、どんなページやコンテンツがあるかを明確にすれば、よりユーザーニーズに応えられるようになります。
そこにプラスアルファとして、ライバルやグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングのサーチエンジンからユーザーニーズを確認します。
さらに、状況によっては、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどのソーシャルメディアも確認します。
これらを行えば、期待以上の効果が出るホームページ制作となります。
アクセス解析の確認
グーグルアナリティクスなどのアクセス解析を利用して、既存サイトを数値データとして把握します。
ここで見るべきは、リニューアルでどれくらい成果が向上したかをチェックもしますが、まずは優れたコンテンツの発見です。
優れたコンテンツは、そのまま活かせば、効果の下落を回避できます。
そしてもう一点あり、それは成果の妨げになっているページの発見になり、これらを意識して改善すれば、御社が制作するホームページの成約率は今よりも飛躍的に高まります。
この作業は本当に大変ですが、多くの時間をかけてでも行うべき内容であり、闇雲としないためにも、しっかりと実施しましょう。
SEOを中心にホームページを制作
実績では、多くが集客をSEOに依存していて、当然リニューアルにおいても、SEOに強いホームページ制作が必須です。
ただし、新規の場合と比べると非常にやりやすく、それは既存サイトで成果が出ているページが明確に分かるからです。
成果が出ているページを参考にして、原稿作成や画像設置を行えば、制作したホームページ全体の検索ランクも向上する可能性が非常に高まります。
もちろん、100%とは言い切れませんが、これまでの経験上、SEOでマイナス評価を受けた経験は一度もなく、基本は検索からの訪問者数を向上させています。
301リダイレクトの実装
本当に重要なポイントで、301リダイレクトは絶対に行いましょう。
企画や調査で、現サイトのURLアドレスはすべてエクセルなどでピックアップしているので、そこに合わせて新サイトのURLアドレスも記載すると良いでしょう。
もちろん、関連性がなければ、SEOとして大きなマイナスではありますが、内容が似ているページであれば、プラスあるいはゼロ効果になっています。
昨今のSEOでは、301リダイレクトの数を減らす方が有利であると言うのは理解していますが、行わない方が大きなマイナスになっています。
そのため、運営時には、301リダイレクトを増やさず、リニューアル時には増えても仕方がないと理解をするのがベストな選択だと思います。
実際に、この作業を行っていて感じるのが、特にテクニックや考え方は存在していませんが、労働力が多く、最も大変な作業になっているということです。
ホームページの成果が向上するリニューアルを
どうせリニューアルを行うのであれば、成果を向上させたいと思うのは当然です。
成果を向上させるには、新規ホームページ制作と基本は変わらず、プラスして既存サイト分析と301リダイレクトの実施が必要になります。
競合他社サイトを見ると、中には新規ホームページ制作よりもリニューアルの方が高い業者も見られ、これらの業者はしっかりと対策を行っている可能性が高いです。
それらを候補に含めて業者選定を行えば、御社が成果を追求する手段の一つになります。