- 2024.03.03
プログラム可能な検索エンジンとは?無料のサイト内検索システム
サイト内検索を実装することで、ユーザーの利便性を高めることができ、ホームページの成約率を大きく高めることが可能です。
サイト内検索の選択肢は複数ありますが、無料でお探しの場合で、WordPressを実装していないホームページであれば、プログラム可能な検索エンジンがおすすめです。
当ページでは、プログラム可能な検索エンジンとは何かや、どのように実装すれば良いか、プログラム可能な検索エンジンのデメリットを紹介します。
プログラム可能な検索エンジンとは
プログラム可能な検索エンジンとは、Googleが提供しているサイト内検索システムのことを言います。
従来は、Googleカスタム検索と呼ばれていましたが、名称が変更されて、プログラム可能な検索エンジンへと変わっています。
規模の大きなホームページであるほど、ユーザーが自分が探している情報がどこにあるのかが分からず、離脱してしまう可能性が高くなります。
そのため、10ページ前後の小規模サイトでは不要ですが、100ページを超えたあたりから、ユーザーが探しているページが見つからない可能性も高まっていくので、サイト内検索の実装が必須になります。
プログラム可能な検索エンジンは、無料になっているので、もしホームページにサイト内検索の実装をお考えで、良いサービスが見つからない場合には、プログラム可能な検索エンジンの実装が第一候補になります。
ただし、プログラム可能な検索エンジンは、デメリットも存在しており、当社の制作実績のホームページは、初めはプログラム可能な検索エンジンを実装して、サイト内検索の利用者数が多いようであれば、有料やフルスクラッチのサイト内検索を提案しています。
プログラム可能な検索エンジンの実装法
新しい検索エンジンを作成
プログラム可能な検索エンジンのホームページにアクセスして、表示されたページの右下、あるいはページの下部にある「使ってみる」をクリックします。
そうすると、新しい検索エンジンを作成というページに遷移するので、そこに自分が管理しやすい名称で、「検索エンジンの名前を入力」しましょう。
次に、検索の対象を指定するのですが、特定のページやディレクトリーだけであれば、「特定のサイトまたはページを検索」にチェックをして、Googleの補足説明を読んだうえで、対象URLを追加します。
もし、サイト全体がサイト内検索の対象になる場合は、「ウェブ全体を検索」にチェックをします。
最後に、サイト内検索の結果に画像を含める場合は「画像検索」にチェックを入れ、露骨な表現がされているページを除外する場合は「セーフサーチ」にチェックを入れます。
上記を設定した後、「私はロボットではありません」にチェックをして、ページ下部にある「作成」をクリックすれば新しい検索エンジンの作成が完了になります。
カスタマイズ
「作成」をクリックすると、「プレビュー」と「カスタマイズ」のリンクがあるページが表示されますが、「カスタマイズ」をクリックしてください。
どのようにサイト内検索を利用するのかを考えながら、丁寧に情報を変更していけば、最適なカスタマイズが行えます。
また、このカスタマイズは更新ボタンがなく、入力したりプルダウンを選択すれば、自動的に内容が更新されます。
これまで多くのホームページに、プログラム可能な検索エンジンを実装してきた経験で言うと、デザインやレイアウトに関するカスタマイズは重要と言われることが多いですが、無料のサイト内検索になるので、100%希望通りにはならないという認識を持ちましょう。
ソースコードの貼り付け
カスタマイズが終わった後、カスタマイズページの上部に、「コードを取得」というリンクボタンがあるので、そちらからサイト内検索のソースコードを取得します。
ソースコードをコピー&ペーストして、ホームページに張り付けて、CSSなどを使ってレイアウトを調整すれば完成です。
貼り付けは、制作しているホームページによっては、CSSなどを触らなければなりませんが、ソースコードの取得までであれば、お客さまだけでも十分に行うことが可能です。
プログラム可能な検索エンジンのデメリット
広告が表示される
プログラム可能な検索エンジンの検索結果ページには広告が表示されます。
そのため、サイト内検索を使ったユーザーが他のホームページへと移動してしまう恐れがあります。
広告を取りたいと考えた場合は、100クエリに対して5ドルの費用をGoogleに支払えば、サイト内検索の結果ページに広告が表示されなくなります。
レイアウトやデザインに限界がある
プログラム可能な検索エンジンのレイアウトやデザインは、Googleがあらかじめ指定している範囲でしかカスタマイズができません。
お客さまによっては、理想のレイアウトやデザインのサイト内検索の結果ページがあると思いますが、実現できないこともあると理解しましょう。
こちらはお金を払っても実現ができないので、プログラム可能な検索エンジンでカスタマイズできる範囲でのレイアウトやデザインの調整になってきます。
まとめ
ホームページのサイト内検索ツールとして、プログラム可能な検索エンジンを紹介しました。
昨今のホームページ制作はWordPressを実装することが多いので、WordPressの場合は専用のプラグインが存在しており、あまりプログラム可能な検索エンジンを利用することはありません。
ただ、HTMLで制作した静的なホームページの場合に、プログラム可能な検索エンジンを利用することもあるので、そういった場合の参考になります。
HTMLで制作した静的なホームページで、サイト内検索の実装を検討中の方の参考になれば幸いです。