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ドメイン|用語集
ホームページを制作したり、会社専用のメールアドレスを用意したりする際に、ドメインという言葉をよく耳にします。これは、インターネット上における住所のようなもので、ホームページのURLやメールアドレスを作るために欠かせない大切な要素です。
この用語集では、ドメインの基本的な意味や利用するシーン、よく使われる種類について解説します。さらに、一緒に覚えておきたい関連用語も紹介します。
目次
ドメインの意味
ドメインとは、インターネット上の住所にあたる役割を持っています。
ホームページのURLであれば、「https://」の後に続く「example.com」の部分です。メールアドレスの場合は、「@」の右側に続く文字列を指します。
現実の世界で会社や店舗を構える際に住所が必要なように、ウェブ上でも自社のホームページがどこにあるかを案内するために欠かせない存在です。自社専用のドメインを取得すれば、検索した人が迷わずに目的のホームページへたどり着けるようになります。
それに加えて、会社やお店の名前を入れた専用のメールアドレスも持てるようになるため、取引先やお客様にしっかりとした会社であるという安心感を与えられます。
ドメインを利用するシーン
インターネット上における自社の住所として、ドメインを利用するシーンは主に2つあります。
ホームページ
1つ目は、ホームページのURLとして利用するシーンです。
例えば、無料のホームページ作成サービスをそのまま使うと「https://〇〇.com/sevendesign/」や「https://sevendesign.〇〇.com/」のように、自社とは関係ないサービス名がURLに混ざって長くなってしまいます。
しかし、自社専用のドメインを取得すれば「https://sevendesign.biz/」のように、会社名だけのスッキリとした短いURLを作れます。
名刺やパンフレットに載せたときの見栄えが良くなるだけでなく、お客様がURLを見ただけで「この会社のホームページだ」と直感的に伝わるのが大きな強みです。
メールアドレス
2つ目は、会社や店舗専用のメールアドレスとして利用するシーンです。
ドメインを持っていれば、「担当者名@sevendesign.biz」といったメールアドレスを自由に作成できます。
最近は仕事のやり取りでGmailをそのまま使っている会社やお店もよく見かけますし、連絡手段としてはドメインがなくても全く問題ありません。
ただ、無料メールは誰でも匿名で簡単に作れてしまうため、名刺やホームページを見た初めてのお客さんに、本当に実態のある会社なのかと少し心配されてしまう可能性があります。
自社の名前が入った専用のメールアドレスを持っておけば、しっかり運営しているという安心感に繋がり、相手からの信頼度もアップします。
ドメイン名の種類
ホームページやメールアドレスの最後につく「.com」や「.jp」の部分には、いくつかのドメイン名の種類が存在します。ここでは代表的な4つの分類について紹介します。
gTLD
gTLDは、世界中の誰でも登録できる最も一般的なドメインです。代表的なものとして、以下のような種類があります。
| .com | 商業組織が運営するホームページによく使われます。最も人気があります。 |
| .net | ネットワークやインターネット関連のホームページによく使われます。 |
| .info | 情報発信をメインとするホームページによく使われます。 |
| .biz | 商用や仕事目的のホームページによく使われます。 |
| .org | 非営利団体などが運営するホームページで使われます。 |
これらは国境を越えて広く認知されています。そのため、将来的に海外展開を考えている会社や、外国人観光客をターゲットにするお店のホームページに非常に向いています。
取得費用が比較的安く抑えられることもあり、国内向けのサービスであっても頻繁に選ばれています。
新gTLD
新gTLDは、2012年の制度改定をきっかけに新しく追加されたドメインのグループです。代表的なものとして、以下のような種類があります。
| .shop | ネットショップや実店舗のホームページによく使われています |
| .osaka | 大阪に関係する会社やお店のホームページによく使われています 大阪以外にも「.tokyo」や「.kyoto」などもあります |
| .blog | 情報発信をメインとするブログによく使われます |
| .site | 目的を問わず、様々なホームページに使われます |
| .cloud | IT関連のサービスやシステムのホームページによく使われます |
| .app | スマートフォン向けアプリなどの紹介サイトによく使われます |
「.shop」や「.osaka」のように、用途や地域性を直接アピールできる種類が豊富にそろっています。
名刺や看板にURLを記載した際に、ネットショップであることや、大阪に拠点を置く会社であることが視覚的に伝わりやすくなる点が強みです。
さらに実用的なメリットとして、希望する短い文字列が取得しやすい点も挙げられます。昔から普及している「.com」などは、社名や店名で登録しようとしても、すでに他の利用者に取得されていて使えないケースが少なくありません。
しかし、新gTLDであればまだ空き枠に余裕があるため、妥協せずに覚えやすいURLを取得できる可能性が高まります。
ccTLD
ccTLDは、国や地域ごとに割り当てられたドメインの種類です。原則として、その国や地域に住んでいる、あるいは拠点を置いていることが取得の条件になります。代表的なものとして以下の種類があります。
| .jp | 日本に住所がある個人や組織のホームページによく使われます |
| .us | アメリカに住所がある個人や組織のホームページによく使われます |
| .uk | イギリスに住所がある個人や組織のホームページによく使われます |
さらに日本の「.jp」の中には、組織の形態によって細かく分けられた種類が存在します。
| .co.jp | 日本国内で登記された会社や企業向け |
| .ac.jp | 大学や専門学校などの教育機関向け |
| .go.jp | 日本の政府機関や各省庁向け |
| .or.jp | 特定の法人組織や非営利団体向け |
この中でも、法人登記をしている会社にとって最も関係が深いのが「.co.jp」です。「.co.jp」は日本国内で正式に登記された企業でなければ取得できず、さらに1つの会社につき1つしか持てないという厳格なルールが設けられています。
そのため、名刺やホームページのURLにこの文字列が含まれているだけで、取引先やお客様に実態のある会社であるという安心感を与えられるのが大きな強みです。
なお、法人登記をしていない個人商店の場合は「.co.jp」を取得できないため、日本国内に住所があれば誰でも取れる「.jp」や、用途を問わない「.com」や「.shop」などを選ぶ形になります。
sTLD
sTLDは、特定の業界や目的のために用意されたドメインの種類です。それぞれの分野を代表する機関によって管理されており、登録には厳格な条件や審査が設けられています。代表的なものとして、以下のような種類が存在します。
| .museum | 博物館や美術館に関連するホームページで利用できます |
| .travel | 旅行業界や観光に関連するホームページで利用できます |
| .mobi | 携帯電話やモバイル端末に関連するホームページで利用できます |
| .coop | 協同組合に関連するホームページで利用できます |
| .gov | アメリカの政府機関が運営するホームページで利用できます |
| .mil | アメリカの国防関連機関が運営するホームページで利用できます |
取得のハードルが非常に高いため、一般的な会社や個人商店のホームページとしてsTLDを取得する機会はほとんどありません。
しかし、そのURLを持っているだけで特定の専門分野に特化している証明になります。関連する業界のホームページを閲覧したり、情報源の信頼性を確認したりする際の知識として覚えておくと非常に役立ちます。
ドメインと一緒に覚えておきたい関連用語
自社のドメインを取得してホームページの運用に慣れてくると、さらに使い勝手を良くするための関連用語を見聞きするようになります。ここでは、新しい店舗を出したり、別のサービスを始めたりする際に知っておくと役立つ2つの用語を解説します。
サブドメイン
サブドメインとは、自社で取得した大元のURLの先頭に、任意の文字列を追加して分割したもののことです。
例えば、大元が「sevendesign.biz」の場合、先頭に用途を追加して「shop.sevendesign.biz」や「recruit.sevendesign.biz」のように設定します。
新しくドメインの取得費用を払うことなく、1つのドメインの中でネットショップや採用特設サイトなど、目的の違う複数のホームページを独立して運営したい場合に重宝します。
同じ会社が運営しているという統一感を持たせながら、ホームページごとの役割を明確に分けられるのが大きなメリットです。
マルチドメイン
マルチドメインとは、1つのサーバーの契約で、全く異なる複数のドメインを同時に運用できる機能のことです。
例えば、会社として飲食店のホームページと美容室のホームページという、内容が全く違う2つのドメインを取得したとします。通常であれば、それぞれのURLごとにサーバーを契約しなければなりません。しかし、マルチドメインに対応したサーバーを利用すれば、1つの月額料金の中だけで両方のホームページを公開できます。
新しく別の事業を立ち上げたり、複数の店舗ごとに専用のホームページを制作したりする際に、毎月の維持費用を大幅に抑えられる実用的な仕組みです。
まとめ:ドメインは長く使うので選定が非常に重要
ホームページやメールアドレスで利用するドメインは、一度決めて運用を始めると、後から変更するのは非常に大変です。
もし途中でドメインを変えてしまうと、これまでに名刺やパンフレットに印刷した情報が使えなくなるだけでなく、検索エンジンからの評価もリセットされてしまう恐れがあります。
長く使い続けるものだからこそ、お客さんが一目で会社やお店を連想できる覚えやすさを意識して、慎重に選びましょう。社名やサービス名にぴったりの名前を選んで、ホームページもメールアドレスも、大切に使い続けてください。

