- 2022.10.11
ワードプレス制作の特徴!メリットやデメリットをご紹介
現在、弊社ホームページ制作の8割ほどがワードプレス(WordPress)を実装しています。
それくらい優秀なCMSになりますが、もちろん万能ではなく、しっかりと特徴やメリット、デメリットを理解しなくてはいけません。
そこで今回は、当社がワードプレスを実装したホームページを制作する際に、クライアントに説明している内容をご紹介します。
ワードプレス(WordPress)制作とは
ワードプレス(WordPress)制作とは、ワードプレスを実装したホームページ制作のことを言います。
ワードプレスを実装すれば、CMS実装、すなわちお客さま自身でホームページを更新できます。
このCMS実装は、昔は結構高額になっていました。
実際に、当社ではフルスクラッチCMS構築を行っていますが、HTMLだけよりも、安くても60万円前後がかかります。
もちろん上記は安くてもであり、一般的には、100万円以上は追加で予算が必要だと考えていただければと思います。
それがワードプレスであれば、HTMLだけに比べて、実は高くても30万円、安いと15万円程度が上がるだけになっています。
これはクライアントにとって、非常に大きなメリットです。
そのため、昨今では、ホームページ制作の打ち合わせ時から、クライアントから「ワードプレスを実装したい」と言われるほどになっています。
当社案件では、8割程度で導入しており、残り2割は主に大企業さまの案件になっていて、中小企業だけで見れば、ほぼ100%と言えるのです。
ただし、発注する前に、必ず基礎知識として、メリットとデメリットを把握しなくてはなりません。
これらを理解してから発注すれば、公開後のさまざまな問題を回避できます。
では、実際にメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。
ちなみに、以下に、公式サイトへのリンクを掲載しておきます。
ワードプレス制作メリット
ワードプレスを実装するメリットをご紹介します。
CMS実装のホームページを低価格と短納期で制作
ワードプレスはオープンソースになり、原則既製品をカスタマイズして利用しています。
そのため、基本的な機能などは、そのまま利用することが可能です。
当然、そのまま利用できる箇所があるということは、納期を大きく縮めれ、さらには納期が縮まれば見積金額も下がっていきます。
このように、CMSを実装しているけれども、実は低価格で短納期なホームページ制作が可能になっています。
サイト運営を行えばSEOに強い
ホームページ制作では、SEOが必須になっています。
そしてワードプレスは、実はSEOに最適化が行いやすいと言え、しっかりとSEO施策を導入すれば、内部SEOの8割程度を実行できるようになっています。
よく勘違いされている方がいますが、ワードプレス制作を行うこと自体がSEOに強いわけではありません。
この8割の根拠ですが、元グーグルのマット・カッツ氏の発言になっていて、以下発言をしています。
ワードプレスは素晴らしい選択だ。SEOの80%~90%に対応している。
このまま受け取ると、ワードプレス自体がSEOに強いと思ってしまいますが、実際にはそうではなく、内部SEOの80%から90%を行うことができるという意味です。
そのため、ホームページ制作時にしっかりと内部SEOを行い、そしてサイト運営の中で、日々更新業務を行えばSEO効果を発揮できるのです。
これまでの経験で言うと、しっかりとサイト運営を行われている企業の大半がSEOに成功をしています。
サイト更新が非常にスムーズ
管理画面が非常に更新しやすいです。
まずデフォルトで用意されるのが、アメブロやnote、はてなブログなど、無料ブログみたいに、大きなオープンスペースが1つあり、そこに原稿を書いていけます。
主に、そのまま利用するコンテンツは、スタッフブログなどです。
サービス案内や実績紹介などの、ある程度テンプレートが決まっているウェブページでは、実は管理画面もカスタマイズが可能になっています。
そのため、実際にこれまで管理画面の操作が分からないと言われた経験はありません。
例えば、ホームページを制作するまで、パソコン自体をほとんど触ってこなかった企業さまでも、実はマニュアルなしでもワードプレスで更新が行えています。
それくらい簡単な管理画面になっていて、最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえば、非常にサイト更新業務をスムーズに行えるようになっています。
バックアップが簡単
ワードプレスは、世界で最も利用者数が多いCMSになっています。
言い換えれば、世界でもっともウィルスのターゲットになるCMSとも言えます。
そのため、低価格でCMSを実装したホームページを制作できたとしても、必ずウィルス対策は必須になっているのです。
このウィルス対策で主に行う内容は、バージョンアップになり、もしバージョンアップをしてホームページに不具合が出ても、すぐに元の状態に戻すにはバックアップが必要です。
ワードプレスは、世界でもっとも利用者数が多いCMSなので、当然プラグインという拡張機能を開発している企業が多くあります。
その中にバックアップ系プラグインも存在していて、これらのプラグインを利用すれば、自動あるいはワンクリックでバックアップが取得できます。
また、ワードプレスのバックアップ法については、こちらの記事で紹介していて、興味があればご覧ください。
ワードプレス制作デメリット
次にワードプレスを実装するデメリットをご紹介します。
テストサイトが必須
ワードプレスにはテストサイトが必須になっています。
もちろん、ホームページ制作時には、用意しないケースもありますが、その場合は、初回のバージョンアップ作業時にお願いしています。
と言うのも、目的は主に、ワードプレスのバージョンアップになっています。
当社では、固定費でバージョンアップ費用をいただいておらず、実際に行った作業に対して見積書を提出しています。
その理由は、昨今は、バージョンアップを行ってもレイアウト崩れが発生しない可能性が非常に高いのです。
そのため、結構安くバージョンアップが行えるという点から、バージョンアップによって発生した不具合箇所を確認したうえで、お見積書を用意しています。
その際に、いきなり本番環境でバージョンアップを行って、作業が終わってからお見積書だと、クライアントの想定を大きく上回る予算が必要になるケースも0ではありません。
そのため、より安心して、適切にバージョンアップを行っていただく目的で、テストサイトが必須になっているのです。
ちなみに、バージョンアップを行わないと、ウィルス感染の可能性が高まり、必ず行う必要があると認識をお願いします。
バージョンアップにコストがかかる
先述もしている通り、ワードプレスにはバージョンアップが必須です。
そしてこのバージョンアップは、開発元が、既存サイトに影響を与えないようにバージョンアップをリリースしてくれていますが、100%ではありません。
そのため、クライアント自身でバージョンアップを行うことは難しく、基本的にはそのホームページを制作した業者へ依頼する必要があります。
このように、ホームページを公開後から、定期的なランニングコストが発生します。
ランニングコストとしては、正確には言えませんが、これまでの経験では、大体年間10万円程度の予算になっています。
操作ミスで不具合が発生すると修正費が高いケースも
最後に、当社ホームページ制作では、ワードプレスの管理画面で、新規ページ作成かリライト、ページ削除以外はしないようにお願いしています。
プラグインを勝手に増やされたり、減らしたりすると、ホームページの見た目あるいは、ソースコードに影響を与えSEO効果が落ちる可能性があります。
大半のクライアントは、守っていただけるのですが、まれに操作ミスで、余計な箇所を触ってしまう可能性があります。
この場合、簡単に直せる箇所であれば、無料対応をしていますが、作業時間がかかるような操作ミスをされた場合は、有料対応になっています。
そのため、万が一操作ミスがあった場合は、必ず不具合が発生する直近の作業内容をお教えください。
その作業内容を聞けば、どこに問題があるかと推測が立てれ、無料対応を行える可能性が高まります。
ワードプレスを実装したホームページ制作の強さ
上記のように、ワードプレスを実装したホームページには、メリットもあればデメリットもあります。
しかし、弊社の大半は、公開後にSEOを実施するのですが、そのSEO効果は非常に高いものになっています。
もちろん、ホームページ制作時に、内部SEOをできる限り多く実施しています。
さらには、公開後、お客さまに管理画面を引き渡した後は、効率的なサイト更新法などをレクチャーしています。
そして、そのレクチャーされた内容通りに、しっかりとサイト更新を行っていただくことで、多くの企業がSEOに成功して、高い成果を発揮できています。
昨今の料金は、ワードプレスの実装やレスポンシブWebデザイン作成があり、100万円前後は予算がかかってきます。
しかし、1年後と言いたいですが、最悪のケースを踏まえても、2年もあれば利益で十分に回収が可能です。
もちろん、公開して2年間、すなわち初めのころは、ほとんど成果が出せませんが、3年目はもっと高い利益を生み出します。
ぜひこれからのホームページを制作するウェブマスターさまは、ワードプレス実装を検討してはいかがでしょうか。