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  • 2022.01.12

ワードプレスのバージョンアップで検索順位が落ちた

ホームページ制作で利用したワードプレスのバージョンアップで検索順位がダウン

昨今のホームページ制作は、ワードプレスを実装する機会が本当に多いです。

このワードプレスは、お客さま自身でワープロ感覚でホームページを更新でき、非常に優れたツールですが、定期的なセキュリティレベル向上のバージョンアップが行われます。

今回紹介するのは、クライアントでワードプレスを実装したホームページ制作を行い、公開して1年後にバージョンアップすると、一気に検索順位が落ちた事例になります。

ワードプレスのバージョンアップで検索順位が落ちた理由

では実際に、なぜこのクライアントサイトの検索順位が落ちたかを紹介します。

ホームページ制作時から、ワードプレスにはバージョンアップが必要で、自分で行うリスクを明確に把握しておけば、スムーズな運営が可能になります。

カスタマイズの反映

今回相談を受けた案件は、当社実績ではなく、同業他社が制作したホームページになり、フックを利用すれば、カスタマイズが反映されるのですが、まったく処理がされていませんでした。

そのため、バージョンアップを行うことにより、その内容がすべて初期状態に戻ってしまい、レイアウト崩れとソースコードが煩雑になっていました。

ソースコードとSEOはほとんど関係がないと言われていますが、あまりにも煩雑だと検索順位が落ちるので注意が必要です。

All in One SEO

All in One SEOの設定なども初期状態になってしまい、カノニカルタグが適切なURLアドレスではなく、タイトルが表示されるようになりました。

カノニカルタグとは、URLの正規化になり、AイコールBと関係を紐づけることで、重複コンテンツを回避できます。

そのため、設定していたカノニカルタグが別のURLに向けられてしまうと、そのページ自体は存在していましたが、新規ページ作成扱いになります。

さらには、変わったからと言って、いきなり検索エンジンが適切な状態で認識してくれるものではなく、もともとのURLアドレスも認識しています。

そのため、実は重複コンテンツになり、大きく検索順位を落としていました。

当社のホームページ制作では、All in One SEOの実装は必須であり、注意すべきポイントの1つです。

ワードプレスバージョンアップ後の対応

このように多少のレイアウト崩れと、大きく検索順位を落としたホームページですが、当社が対応した内容を紹介します。

当社のホームページ制作であれば、これらの作業は提案している内容です。

ダウングレード

ワードプレスとプラグインのバージョンを下げるダウングレードを行いましたが、元のバージョンが分からず、手探りで行い、結構な時間を要した作業です。

検索順位が下がっているだけであれば、ダウングレードは不要でしたが、レイアウトも崩れていて、1日でも早く見栄えを元通りにしたいと言われ対応しています。

テストサイト作成

ワードプレスを実装したホームページ制作では、テストサイトは必須です。

バージョンアップをする際に、いきなり本体サイトで行うとレイアウト崩れが起こる可能性があり、まずはテストサイトで実施したのち本サイトで行います。

今回は、テストサイトがない状態でホームページを制作されていて、テストサイト作成を行いました。

バージョンアップと修正後本公開

作成したテストサイトでバージョンアップを実施し、レイアウト崩れなどをすべて直し、クライアントに確認を依頼して、問題がないと承認をいただいたのち公開しました。

これが一般的なホームページ制作後の流れで、これなら本サイトに不具合は発生しません。

また、フックを利用した方が良いコンテンツには適切に実施しました。

ホームページ制作時からバージョンアップを想定

今回の事例では、お客さま自身でバージョンアップを行ってしまったことが大きな判断ミスです。

ワードプレスのバージョンアップは、確かにレイアウト崩れが発生しないことや検索順位に影響がないこともあります。

ただ、構築手法次第で問題が発生する可能性も0ではなく、必ず業者に注意してもらう必要があり、であれば行わなければ良いと考える方もいるでしょうが、それは絶対にいけません。

行わないと、ウィルス感染のリスクが大きくなってしまい、感染すると、改善法の調査や改善作業などが必要で、しばらく閉鎖しなくてはなりません。

そのため、ホームページ制作時からしっかりと業者に確認をして、どれくらいの周期でバージョンアップが必要で、どんな流れになるかを確認しましょう。

そうすれば、安心で安全なホームページ制作になり、期待以上の費用対効果を得られます。

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