株式会社セブンデザイン SEOに強い大阪のホームページ制作会社

  • 2023.06.05

WordPressのバージョンアップ後の確認作業

昨今のホームページ制作は、WordPressを実装することが当たり前になりました。

WordPressを実装すると、定期的なバージョンアップが必要になるのですが、お客さまはバージョンアップ後に必ず確認作業と検索順位をチェックしましょう。

過去に制作実績のお客さまのホームページではなく、当サイトで一気にSEO効果を落とした経験があるので、そのときの事例やお客さまが行うべき対応法などを紹介したいと思います。

WordPressのバージョンアップの必要性

WordPressを実装したホームページを制作したら、定期的にバージョンアップが必要です。

WordPressは世界でもっとも利用者数が多いCMSになるので、世界でもっともウイルスのターゲットになる可能性が高いCMSとも言えます。

ウイルス開発者からすれば、WordPressのセキュリティーホールを突破できるウイルスを開発すれば、多くのホームページに感染させられるので、効率的に効果を得ることができるのです。

もちろん、WordPress側も対応していて、月に1度以上はバージョンアップ版をリリースしています。

WordPressの管理画面に表示されるバージョンアップボタン

WordPressのバージョンアップがリリースされると、管理画面に、上記のように「WordPress 〇.〇.〇が利用可能です!今すぐ更新してください。」というメッセージが表示されます。

このメッセージが表示されれば、アンカーテキストをクリックするだけで、ウイルス対策が万全なWordPressのバージョンアップが開始されます。

また、さらには、プラグインと呼ばれる追加機能のバージョンアップも同時に行う必要があります。

一般的にWeb制作会社は、中長期的なことを視野に入れて、人気があり利用者数が多いプラグインを実装します。

利用者数が多いと、提供会社が運用をしっかりと行う可能性があり、ウイルス対応や不具合の修正などのバージョンアップ版がリリースされる可能性が高いからです。

そのため、WordPressだけではなく、プラグインも同時にバージョンアップしなくてはなりません。

ただ、このバージョンアップは、お客さまだけで行うのではなく、Web制作会社に依頼をした方が良い結果を得られるでしょう。

その理由は、WordPressやプラグインをバージョンアップすると、レイアウト崩れや検索順位の下落に繋がる恐れがあるからです。

WordPressのバージョンアップをしたら検索順位が落ちた事例

幸いにも制作実績のお客さまではなく、当サイトの2021年の事例です。

当社では、普段から定期的にWordPressとプラグインのバージョンアップを行っていて、普段は必ず確認作業を行っています。

ただ、そのときの確認作業は、ホームページにあるすべてのページをメインブラウザになるクロームで確認をして、レイアウト崩れもなかったので問題がないと判断してしまいました。

その日は、問題なく終わったと考えていたのですが、翌朝に検索順位をチェックすると、主要な30ワードで平均20位以上落ちていたのです。

当社のホームページは、スタッフブログの効果が高く、毎日300人前後の見込み顧客を集客しています。

そのため、この下落は、リードの獲得において大きなマイナス影響を与えるので、すぐに対応をしなくてはなりませんでした。

そこで、前日にも行っていましたが、ブラウザ確認しかしていなかったので、ソースコードも含めた確認を行いました。

バージョンアップでおかしくなった点は、すぐに見つけることができました。

それは、プラグインのAll in One SEOが吐き出すカノニカルを利用していたのですが、カノニカルタグに表示されるはずのURLにタイトルがそのまま入っていました。

バージョンアップの内容を確認すると、修正に時間がかかると判断して、All in One SEOをダウングレードして、もう一度全ページの確認とソースコードをチェックしています。

当社が猛省したポイントは、ソースコードを開けばカノニカルタグは上部に表示されているので、すぐにおかしな箇所があれば気が付きやすいという点です。

それ以降当社では、WordPressをバージョンアップした後は、ブラウザでの確認はもちろんですが、ソースコードの確認も徹底するようにしています。

ちなみにカノニカルタグの紹介はこちらで解説しているので、興味があればご覧ください。

WordPressをバージョンアップした後の対応

WordPressのバージョンアップを行って検索順位が落ちてから、必ず意識して行っている内容として、お客さまや当社が行う対応法を紹介します。

ブラウザでの確認

WordPressのバージョンアップは、見栄えもコンテンツ量も変わらないので、お客さまからすれば、いちいちチェックなんてしてられないと感じるかもしれません。

ただ、このバージョンアップは、どんな内容でリリースされ、ホームページにどんな影響を与えるかは、やってみないと分からないというのが正直な話です。

そのため、当社のWordPressを実装したホームページ制作では、すべてのお客さまにテストサイトの制作をお願いしています。

テストサイトで、お客さまと当社でブラウザでの確認を行った後、本体サイトに実装します。

お客さまは、普段利用しているブラウザとお持ちのスマートフォンでチェックをいただくだけです。

当社は、パソコンではクロームとエッジ、サファリ、オペラで、スマートフォンとタブレットでは初期ブラウザでの確認を行っています。

問題が発生している場合は、該当箇所を修正すれば、本サイトでバージョンアップを行ったとしても、レイアウト崩れの心配はありません。

当社がソースコードも確認

当社では、バージョンアップ後に、ソースコードのチェックも行っています。

ソースコードのチェックは、基本的には当社だけが行う作業になっていて、お客さまにはお願いしていません。

と言うのも、お客さまはソースコードを見慣れていないので、どの状態が最適かが分からないケースがほとんどです。

そのため、当社でテストサイトのソースコードを確認して、問題を修正したのち、お客さまにブラウザでの確認作業を依頼しています。

SEO効果の計測

恐らく、ここまで確認をすれば問題がないとは思いますが、念のために、バージョンアップ後、1週間はGRCを使って検索順位の計測をお願いしています。

1週間の理由としては、それだけの期間ランキングに影響がなければ、問題がないと判断をしても良いと思うからです。

もちろん主導ではなく自動で行っていて、GRCを使って、毎朝ワンクリックするだけで順位の計測を行っていただいています。

ここまでを基本プランにすることで、より安全で安心なWordPressのバージョンアップになるのです。

まとめ

昨今では、WordPressのバージョンアップを行って、不具合が発生するケースは、ほとんどなくなったように感じます。

ただ、今後、どんなバージョンアップが行われるかは、はっきりと分からないので、多少は面倒かもしれませんが、必ずチェックを行いましょう。

実際に、制作実績のお客さまのホームページのチェック作業は、ブラウザとソースコードの確認で30分も見れば十分です。

もちろん、規模が大きなホームページであれば、もっと時間がかかる可能性はありますが、それでも1時間もあれば十分に確認作業は終わります。

また、GRCは、無料版であれば10キーワードの計測になるので、5分もかからないと思います。

ここまでを適切に行っておくことで、万が一、WordPressをバージョンした後に問題が行ったとしても、スムーズな対応ができるようになります。

闇雲にバージョンアップを行っている会社は、ぜひともこの機会に、ホームページの確認作業と、検索順位のチェックを行い、安心で安全なWordPressのバージョンアップとしましょう。

また、当社のWordPress制作サービスでは、公開後にバージョンアップもサポートしているので、興味があればお気軽にご相談ください。