- 2022.04.10
WordPressサイトをバージョンアップするメリットとデメリット
WordPressでホームページを制作したら、定期的なバージョンアップが必要になります。
WordPressは、世界でもっともユーザー数が多いホームページの更新システムになるのですが、言い換えれば、世界でもっともウイルスのターゲットになりやすいと言えます。
今回は、WordPressでホームページを制作したときに、バージョンアップを行うメリットとデメリットを紹介します。
WordPressをバージョンアップするメリット
セキュリティーレベルの向上
WordPressのバージョンアップを行うことで、ホームページのセキュリティレベルが向上します。
過去に当社がWordPressを利用して、ネットショップを作成したお客さまが、公開後に5年ほどバージョンアップを行っていませんでした。
そうすると、ある日お客さまのホームページがウィルスに感染してしまい、1ヶ月もの間、ネットショップを閉鎖する羽目になり、売上の損失は1千万近くにも上っていると聞いています。
このように、WordPressは世界でもっともサイバー攻撃のターゲットになる可能性があるので、定期的に予算をかけてでもバージョンアップを行っていく必要があります。
実際に、その事例では、本来得ることができた売上の1千万円の他にも、ウイルスの原因の調査と改善作業で50万円近くの予算が必要になっています。
もし、年に1度でもバージョンアップを行っていれば、通常通り1千万円の売上を上げることができていたので、大きな損失と言えます。
WordPressのバージョンアップは、高かったとしても、1回当たり数万円で行うことができるので、WordPressでホームページを制作したら、安心で安全なホームページ運用のためにも、定期的なバージョンアップを行わなくてはなりません。
ウェブブラウザへの対応
当社がWordPressでホームページを制作したお客さまの事例ですが、ホームページを公開して1年が経過したときに、IEで管理画面にログインできないという不具合が発生しました。
この事例では、古いバージョンのWordPressと最新バージョンのIEで互換性がなくなったため、管理画面にログインができなくなってしまっています。
ブラウザでログインができなくなった事例は、この1件だけになっていますが、今後は絶対に発生しないとは言い切れません。
ちなみに、現在そのお客さまは、年に1度はWordPressのバージョンアップを行っています。
Webマーケティング施策への対応
分かりやすい例で紹介すると、従来の画像はJPGとPNG、GIFの3つが基本でした。
しかし、最近では、WebPを利用するホームページも増えているのですが、古いWordPressのバージョンを利用していると、WebP画像をアップロードすることができません。
また、さらには、最近よく見かけるTwitterなどの埋め込みなども、古いバージョンのWordPressでは対応することができません。
このように、最新のWebマーケティングに対応するにも、バージョンアップが不可欠になります。
WordPressをバージョンアップするデメリット
WordPressをバージョンアップするデメリットは、費用が発生してしまうという点でしょうか。
ただ、このバージョンアップの予算は、そこまで高い見積りになるケースはほとんどなく、一般的には数万円程度になっています。
さらに、当社がこれまでWordPressを実装したホームページを制作してきた経験で言うと、毎月行う必要はなく、半年や年に1度の作業でも問題はありません。
そのため、デメリットというほどではありませんが、「デメリットはないのか」と聞かれれば、「定期的な予算がかかります」とお答えしています。
まとめ
WordPressでホームページを制作したら、バージョンアップは必須と言っても過言ではありません。
これまでの制作実績で見ても、WordPressのバージョンアップは、数万円程度で収まるケースがほとんどですし、さらには当社にご依頼いただいている企業では、半年や年に1度の作業になっています。
Web制作会社によっては、月額プランを用意していることもあり、月額プランを利用すれば、常に最新のWordPressを利用することが可能です。
当ページをご覧の方で、WordPressでホームページを制作した企業は、ぜひバージョンアップを実施しましょう。