株式会社セブンデザイン SEOに強い大阪のホームページ制作会社

  • 2023.06.19

AIライティングでSEOは可能かどうか

ツイッターを見ていると、AIライティングが生成した文章を、そのまま公開して、SEO効果を出した事例を見かけることがあります。

AIライティングでSEO効果を出せるのであれば、多くのウェブマスターが取り組みたいと考えると思いますが、本当に高い検索順位を獲得できるのでしょうか。

今回は、当社でAIライティングが生成した文章のSEO効果を見る目的で、新たにホームページを制作してみたので、その結果を紹介します。

AIライティングのSEO効果を見るために

AIライティングのSEO効果を見るために、実施した内容は以下になります。

利用したAIライティングのツール

AIライティングのSEO効果を見るために、利用したツールはChat GPTになります。

当社の個人的なイメージですが、数あるAIライティングツールの中でも、Chat GPTがもっとも優れた文章を生成できていると感じていて、SEO効果を出しやすいツールであると思います。

制作したホームページは2つ

AIライティングのSEO効果を測定するために、原稿をそのまま公開する場合と、リライトしてから公開する場合の2つのホームページを制作しました。

なぜ2つも制作したかと言うと、ツイッターを見ると、リライトをして効果を出したという方と、リライトをせずに効果を出したという方がいるからです。

どちらもデザインがまったく違うので、当然コーディング方法も異なっています。

さらに、サーバー会社とドメインも別にしているので、サーチエンジンから同じ会社が運営しているとバレにくい対策を行いました。

効果は各ページで狙ったキーワードの順位

AIライティングのSEO効果を見るホームページには、サーチコンソールもグーグルアナリティクスも実装していません。

SEO業界では、サテライトサイトにサーチコンソールやグーグルアナリティクスを実装すると、グーグルに運営会社がバレて、本体サイトの評価が下がる可能性があると言われています。

あくまで調査が目的であり、本体サイトに影響が出るのは回避したいと考えています。

そのため、今回はサーチコンソールもグーグルアナリティクスも実装せずに、効果の検証は、各ページで上位を狙ったキーワードでの検索順位としています。

別の文章をアップロード

2つのホームページで、タイトルやディスクリプション、本文、画像などを、別にして公開しています。

同じものをアップすると、ドメインが異なるので、著作権侵害を疑われて、正確なSEO効果が出ない可能性を回避するための対応にしています。

原稿が違うのだから、正確な調査結果にはならないとは思いますが、現状で当社が行える対策としては、これが限界であるため、ご理解をお願いします。

投稿テーマはホームページ制作

どちらのホームページもテーマは、【ホームページ制作】と定めました。

調査が目的なので、テーマはなんでも良かったのですが、原稿の品質をチェックするときに、当社は制作会社なので、【ホームページ制作】が正確に品質確認ができると判断しました。

文字数は1,500から2,000

文字数とSEOは関係がありませんが、多い方が上位表示ができる可能性が高いと言われています。

そのため、ホームページ制作後に、よく提案する1,500から2,000文字くらいの原稿量で投稿しました。

ただ、文字数については、AIライティングが生成した文章を見て、大体の文字数を確認している程度になり、正確に1,500から2,000文字にはなっていません。

100記事を公開

SEOと記事数は関係がないと言われていますが、一応100記事を公開して、SEO効果を確認しました。

100記事の理由は、当社のホームページ制作で、公開後にお客さまにSEO効果を出すためにお願いする新規ページ作成数が100であることが多いからです。

効果を見たタイミング

AIライティングが生成した記事のSEO効果を見たのは、100記事を公開した1ヶ月後になっています。

1ヶ月もあれば、サーチエンジンが、それぞれのページの情報を正確にデータベースに格納している可能性が高いので、正確なSEO効果を見ることが可能です。

AIライティングで生成した文章をそのまま公開したときのSEO効果

狙ったキーワードで10位以内にランクインしたページ数は3ページだけでした。

さらに、ホームページを削除する前に、グーグルアナリティクスを実装してアクセス数を調べました。

自社サイトに影響があると嫌なので、短期間ではありますが、1週間でサーチエンジンから流入した訪問者数は20人程度になっています。

そのため、運が良かったとしても、月間のSEO効果としては、100人前後の流入になっていて、かなり少ないアクセス数と言えます。

もちろん、当社のAIライディングへの質問内容が悪かったかもしれませんが、AIライティングが生成した文章をそのまま公開すると言うのは、辞めたほうが良いかもしれません。

AIライティングが生成した文章をリライトしたときのSEO効果

AIライティングが生成した文章を、当社でリライトをしてから、公開しました。

効果はどうだったかと言うと、明らかにAIライティングが生成した文章をそのまま公開する時よりも、高い結果になっています。

10位以内に入ったページ数は30ページほどあり、ホームページを削除する前に実装したグーグルアナリティクスを見たときに、週のアクセス数が100人以上になっていました。

そのため、月間で見ると、恐らく500人くらいの見込み顧客を集客できていたので、明らかにリライトした方が良い効果を生み出せています。

AIライディングでのSEOはリライトが必須

AIライティングが生成した原稿を公開して、SEO効果を得たいウェブマスターは多いと思います。

ただ、今回の調査から言えば、恐らくAIライティングで生成された文章をリライトしなければ、SEO効果は出せないと感じました。

この調査をしてAIライティングの生成する文章の特徴が見えていて、それは少ししつこい日本語になっているように感じます。

確かに、各ページで狙ったキーワードを中心にして文章を生成してくれていますが、文章の流れ的に、ここではその単語はいらないだろうという箇所にキーワードを入れています。

そのため、キーワードの利用が、しつこい箇所の前後も含めてリライトすることで、サーチエンジンから良質であると判断され、SEO効果が出たのではないでしょうか。

もちろん、AIライティングツールに投げかける質問内容によって結果が異なってくるので、当社の調査結果が必ずしも正しいとは言えません。

そのため、興味がある方は、ぜひ一度AIライティングツールで文章を生成して、その内容を読んでから、SEOに活かす方法を考えることをおすすめします。