- 2023.06.17
メールフォームのデザインを作成するポイント
ホームページ制作時に、メールフォームの作成に力を入れているでしょうか。
メールフォームのデザインを最適化すれば、ホームページの成約数を最大化させることが可能です。
今回は、これからホームページ制作や、成約数を高めたいとお考えの方に、成果が出るメールフォームのデザインを作成するポイントを紹介します。
メールフォームのデザインが大切な理由
昨今のユーザーは、電話で問い合わせたい方もいるとは思いますが、電話は面倒くさいと感じて、メールフォームを利用したい方も多くいます。
そのため、メールフォーム自体が必要だと理解いただけると思いますが、メールフォームを作成する際には、デザイン性を意識することが大切です。
と言うのも、メールフォームまで移動してくれた訪問者は、御社に問い合わせを行おうと考えていて、成果に繋がる直前のユーザーであると言えます。
しかし、メールフォームのデザイン性が悪いと、操作がしづらいや何を入力すれば良いかが分かりづらいなどの理由で、ホームページから離脱してしまう可能性があるのです。
これは、御社にとって、非常にもったいない結果であると言えます。
メールフォームのデザインを改善すれば、問い合わせ数が飛躍的に増えるので、成約数を向上させたい場合には、最初に取り組むべき対策と言えます。
最初に取り組む理由は、コンテンツを改善して、成果数を増やそうとすると、かなり多くの労力が必要ですが、メールフォームのデザインの改善であれば、すぐに対応が可能です。
そのため、ホームページ制作時には、必ずメールフォームの操作性を意識しなくてはなりません。
また、運営時にメールフォームの訪問者数と実際の成果数に大きな差がある場合は改善を行い、ユーザーフレンドリーなデザインへと変更しなくてはなりません。
メールフォームのデザイン作成のポイント
メールフォームのデザインを作成する際のポイントを紹介します。
以下のデザイン作成法は、あくまで一般論ですが、以下を意識するだけでも、成果数が大きく向上するホームページもあります。
入力項目を絞る
メールフォームでは、入力項目を減らす方が良いと言われています。
その理由は、お問い合わせをしたいユーザーが、もし入力項目数が多いので面倒くさいと感じてしまうと、ホームページから離脱される恐れがあるからです。
ただ、項目数が少なければ良いというものではありません。
お問い合わせがあったら、営業活動を行うと思いますが、そのときに必要な情報は必ず記載してもらうようにしましょう。
情報量が不足しているため、わざわざ顧客に確認作業を行うと、そちらの方が入力することよりも面倒がられる恐れがあります。
そのため、できる限り入力項目を減らしながら、必須と任意の項目名でデザインを作成することで、ユーザーにストレスを与えないメールフォームになります。
分かりやすい必須事項
必須項目については、分かりやすく必須と記載するのが良いでしょう。
従来のメールフォームでは、※や*で必須項目を表していましたが、これは非常に分かりづらい対策で、ユーザーが勘違いしてしまう原因になります。
必須であることに気が付かなかったユーザーは、送信ボタンを押して、必須項目が未入力だと分かると、ストレスを感じ、ホームページから離脱してしまう可能性があります。
分かりやすいエラー
必須項目が未記入だったり、入力内容が間違えていれば、エラーの表示は必ず行いましょう。
一目で入力ミスが分かれば、ユーザーのストレスを大きく減少させることが可能です。
また、エラーがある箇所に自動的にスライドする機能なども実装すれば、よりユーザーの負担を減らすことが可能です。
見やすいデザインを作成
メールフォームの入力画面は、余白を十分に取ったり、項目名の表示方法などのデザイン上の見やすさを意識しましょう。
メールフォームがあるだけで、ユーザーが利用してくれていたのは昔の話です。
現在は、御社でなくても似たサービスや商品を販売しているホームページが多いので、見づらく分かりづらいメールフォームだと、ホームページから離脱されてしまう可能性が高まります。
何が見やすいか扱いやすいかは、人それぞれだと思いますが、ウェブマスターが確認をしたときに、見づらいデザインは修正してから公開するのが良いでしょう。
そして公開後に、ユーザーが迷っていないかを確認するために、アクセス解析やヒートマップを利用して改善すれば、本当に成果が出せるメールフォームへと成長します。
入力工数を減らす
例えば、郵便番号を入力したら自動的に住所が入ったり、1つしか選択できないラジオボタン、複数選択できるチェックボックスなど、操作性を考えたボタンを設置します。
これらは、ユーザーが入力する手間を減らすために必要な機能で、さらには技術的にそれほど難しい内容ではないので、ぜひとも実装したい機能になります。
ただし、ユーザーにとっては、入力の方が便利なのに、無理にチェックボックスなどを用意すると、逆にストレスを与えるメールフォームになります。
メールフォーム全体で、本当にユーザーが便利と感じてくれ、入力工数を減らすことができる機能の実装が重要なポイントです。
修正するボタンは不要
昔のメールフォームでは、ページ下部に設置された「送信する」ボタンの横に「内容を修正する」ボタンが存在していました。
この「内容を修正する」ボタンをクリックすると、入力した内容がすべて消えるのですが、現在では誤操作で消えてしまうことの方が問題なので、設置してはいけません。
ただし、ウェブマスターやWeb制作会社が設置した方が良いと判断するケースもあり、その場合はなぜ必要なのかをしっかりと確認してから判断するようにしましょう。
まとめ
メールフォームのデザインは、ホームページの成約数に大きな影響を与えるコンテンツです。
さらに、改善法もそれほど難しくないので、ホームページの成果数を向上させたい会社であれば、メールフォームのデザイン性の向上は、最初に取り組みたい対策になっています。
大切なポイントは、テクニックではなく、どれくらいユーザーが扱いやすく、さらにはミスなく手軽に入力できるかになります。
これからメールフォームのデザインを作成される方の参考になれば幸いです。