- 2023.05.13
検出 - インデックス未登録の改善法
検出 - インデックス未登録とは、サーチコンソールのステータスです。
この状態になると、苦労をして作成したページが検索結果に出ないので、まったく価値がないコンテンツになります。
これまで多くのホームページを制作して、公開後にサポートしてきた経験から、検出 - インデックス未登録とは何かと、その改善法を紹介します。
検出 - インデックス未登録とは
検出 - インデックスに該当するページは検索結果に表示されません。
検出 - インデックス未登録は、サーチコンソールのステータスで、基本はグーグルだけですが、ヤフージャパンやマイクロソフトビングなど、他のサーチエンジンでも表示されなくなります。
SEOを少しでも意識している会社では大きな問題です。
そのため、改善法を知ることは重要ですが、その前に具体的にどんな状態かと確認法を紹介します。
どんな状態か
サーチエンジンは、ホームページを手動で確認して、ランキングを決定しているわけではなく、すべてを自動化しています。
情報収集プログラムになるクローラーを使い、ホームページを自動で巡回し、そのソースコードを自社のデータベースに格納します。
そして、データベース内でアルゴリズムを実装して順位が決定します。
このクローラーがホームページを訪問して、URLは把握したけれども、ページ内の文章を閲覧する前に、何かしらの問題が発生して、見るのを辞めた状態が検出 - インデックス未登録です。
すなわち、データベースにURLは格納されていますが、本文は一切されておらず、さらには検索結果に表示する価値がないと判断されたページになります。
この何かしらの問題を回避することこそが、唯一の改善手段になり、適切な対策を行えば、ほぼ間違いなく0に近い数値になります。
上記は当サイトの検出 - インデックス未登録で基本は0件です。
また、制作実績で見ても0に近い数値になり、恐らく当ページの改善法で間違いないと思います。
確認法
検出 - インデックス未登録の確認法を紹介します。
サーチコンソールにアクセスして、左ナビゲーションのインデックス作成>ページをクリックします。
そうすると、上記のキャプチャー画面に移動するので、少し下にスライドをお願いします。
そうすると、理由の列に検出 - インデックス未登録と表示されるので、そこをクリックすれば、どこが該当ページかのリストが一覧で表示されます。
ここにリストアップされたURLは、検索結果に出てこないので、重要ページが含まれている場合は、改善を行わなくてはなりません。
では、当社が実施する具体的な改善法を紹介します。
検出 - インデックス未登録の改善法
検出 - インデックス未登録の改善法を紹介します。
恐らくですが、コンテンツ内容やページ作成法は、ほとんど影響がないと思います。
また、狙ったURLでの改善は不可能だと思われ、以下で紹介する対策を継続していれば、少しずつ該当ページが減っていくのが一般的です。
ウェブ標準でのコーディング
ウェブ標準でのコーディングを行うことは大切です。
ウェブ標準とは、W3Cと呼ばれるホームページの規格団体が定めた仕様です。
ウェブ標準でのコーディングは、サーチエンジンも仕様を理解しているので、サーチエンジンにとって、閲覧がしやすく、書いている内容を正確に評価ができる構造と言えます。
そのため、ウェブ標準に対応することで、よりスムーズにページが閲覧できるようになり、検出 - インデックス未登録を回避しやすくなります。
もちろん、ウェブ標準であれば、0件にできるとは言い切れませんが、大きな影響を与える要素であるのは間違いありません。
更新頻度を高める
クローラーが訪問したときに、何かしらの問題があり、離脱して中身を見ていない状態と言うことは、クローラーの訪問頻度を高めて見てもらえる可能性を高めれば良いと言えます。
クローラーの訪問回数を高めるには、被リンクを増やすか、新規ページ作成やリライトなど、更新回数を増やすかのどちらかです。
昨今の被リンク効果は、SEO業者ですら分からないケースが多く、正攻法であれば更新頻度を高める対策が効果的です。
高いというのは、どれくらいかと思われる運営担当者向けに、当社がホームページ制作後に基準とするのが、毎日1ページの作成かリライトです。
上記をルール化して、クロールの統計情報で、毎日のクロールリクエストの合計数を200以上にすることで、自然と数が減っていく事例が多いです。
ちなみにクロールの統計情報は、設定>クロールの統計情報>レポートを開くをクリックすると、以下のような画面が表示され、そこから確認が可能です。
XMLサイトマップやRSS、Atomを送信
トップページさえ上位表示ができれば良いと考え、サイトマップからXMLサイトマップやRSS、Atomを送信しない会社がありますが、これは絶対にいけません。
クローラーをすべてのページに呼び込み、内部リンクでさまざまなページを閲覧してもらうことが大切であり、URLの送信は必須です。
一般的には、公開後に、制作会社が送信してくれていると思いますが、念のために適切に送信ができているかを確認しましょう。
WebPの活用
サーチエンジンが、ページをスムーズに閲覧するには、写真などのファイルの軽さも重要です。
一般的に、写真の拡張子はJPGやPNG、GIFが多いですが、WebPにすることがおすすめです。
WebPは、品質を落とさず、30%以上は容量を削減でき、クローラーの認識効率を高めることが可能です。
昨今のホームページ制作では、すべての画像をWebPでアップロードする業者も増えていて、ぜひとも行いたい対策です。
ページスピードインサイトの点数向上
ページスピードインサイトを利用すれば、ページの表示速度を点数化してくれます。
クローラーの巡回効率を高めるには、表示速度対策は必須で、必ず点数を意識して対策を行いましょう。
当社の経験で言えば、60点くらいあれば十分だと思います。
そのため、60点を超えていない場合は、修正箇所がリストアップされているので、ボーダーライン以上の点数になるように修正する必要があります。
URL検査
検出 - インデックス未登録のページに対して、URL検査を1回だけ行いましょう。
もちろん、コンテンツの追加や変更をした上で行ったほうが効果を出せるのでベストですが、時間的に厳しい場合はそのまま行っても良いでしょう。
また、何度も行う意味はなく1回だけで充分で、何度も行うと経験則からですが、効力が弱くなっていくように感じます。
検出 - インデックス未登録を正しい判断で改善
上記が検出 - インデックス未登録の改善法で、実際にクライアントや当社では、多くても10件未満、少ないと0件です。
昨今、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを見ると、検出 - インデックス未登録の数が少ない会社が多いように感じます。
それは、どの会社もある程度はSEOを意識してホームページを制作しているからだと思います。
もし、検出 - インデックス未登録でお悩みであれば、上記を実施してはいかがでしょうか。