- 公開日: 最終更新日:
クロール済み - インデックス未登録とは?ページや画像、フィードの改善方法
クロール済み - インデックス未登録という通知は、Googleサーチコンソールを利用するホームページ運営者であれば、一度は目にしたことがあるかもしれません。 この状態が発生すると、ページが検索結果に表示されず、集客やSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、ホームページ制作やサイト運営を行う方にとって、放置することは避けたい重要な課題です。
当ページでは、クロール済み - インデックス未登録の原因を整理し、ページ、画像、RSS/Atomフィードごとの具体的な改善方法をご紹介します。サイト運営の成果を最大化するために、ぜひ参考にして問題解決に役立ててください。
目次
クロール済み - インデックス未登録とは
クロール済み - インデックス未登録とは、Googleサーチコンソールで表示される通知の一つで、Googleがページを認識しているにもかかわらず、検索結果に表示させる価値がないと判断した状態を指します。この問題が発生すると、該当ページは検索結果に表示されず、SEOや集客に悪影響を及ぼす可能性があります。
この状態を放置すると、サイト全体の評価が下がる原因となる場合があります。特に、大量の低品質なコンテンツがある場合は、早急な改善が必要です。
詳細については、Google公式のクロール済み - インデックス未登録をご覧ください。正確な情報に基づいて対応することで、サイトのパフォーマンスを向上させることができます。
クロール済み - インデックス未登録の原因
クロール済み - インデックス未登録が発生する主な原因について解説します。
この問題の背景には、ページの品質や設定の不備が関係している場合が多く、正確に原因を特定することで、適切な改善策を講じることが可能です。
低品質コンテンツになっている
情報量が不足していたり、ユーザーにとって価値がないと判断される低品質なコンテンツは、クロール済み - インデックス未登録として扱われる可能性があります。
重複コンテンツになっている
同じ内容を持つ複数のページがある場合、どのページを登録すべきか判断に困り、クロール済み - インデックス未登録になることがあります。
関連ページが低品質と判断されている
該当ページ自体に問題がなくても、関連する他のページが低品質とみなされている場合、サイト全体の評価が下がり、クロール済み - インデックス未登録になることがあります。
誤検知
Googleが正しい評価を行わず、正常なページを誤ってクロール済み - インデックス未登録としてしまうケースも稀にあります。
画像の設定が不適切
画像ファイルの形式やサイズ、alt属性の欠如などの不適切な設定が原因で、画像がクロール済み - インデックス未登録になることがあります。
RSS/Atomフィードがインデックスされている
RSS/Atomフィードをインデックス対象としていると、Googleに不要なページと認識されるケースがあります。
クロール済み - インデックス未登録の確認方法
Googleサーチコンソールでは、クロール済み - インデックス未登録のページを簡単に特定することができます。この確認作業は、原因を把握し、適切な改善策を講じるための重要なステップです。
ここでは、具体的にどんな操作で該当ページを見つけられるのかを解説します。
カバレッジレポートから
Googleサーチコンソールのカバレッジレポートを確認すると、該当する理由が表示され、その中にクロール済み - インデックス未登録という項目があります。
この項目をクリックすると、クロール済み - インデックス未登録になっているページのリストが表示され、どのページが問題を抱えているのかを確認できます。
この情報を基に、改善に向けた具体的な対策を始めましょう。
URL検査から
GoogleサーチコンソールのURL検査ツールから、クロール済み - インデックス未登録を確認できます。
Googleサーチコンソール上部のURL入力欄に確認したいURLを入力し、Enterを押すと、そのページのステータスが表示されます。
もし、クロール済み - インデックス未登録と表示されていれば、問題対象になっていることを示しています。この機能を使えば、特定のページごとに詳しいステータスをチェックできます。
ページのクロール済み - インデックス未登録の改善方法
クロール済み - インデックス未登録の状態を解消するには、ページの品質向上が不可欠です。さらに、Googleサーチコンソールを活用した直接的な対策に加えて、表示速度やリンク構造の改善などを行い、改善される可能性を高めるための多角的な取り組みが必要です。
ここでは、具体的な改善方法を解説します。
GoogleサーチコンソールでURL検査を行う
GoogleサーチコンソールのURL検査ツールを使用すると、Googleに該当ページの認識を再リクエストして再評価してもらうことができます。
特に、コンテンツを更新したり、技術的な改善を加えた後にこの機能を利用することで、クロール済み - インデックス未登録が改善される可能性が高まります。
表示速度を早くする
表示速度が遅いページは、Googleが検索結果への表示を避ける原因になります。特にモバイル環境での速度が重視されるため、遅いページはクロール済み - インデックス未登録の状態につながる可能性が高まります。
PageSpeed Insightsを活用して速度を測定し、画像の最適化やキャッシュの利用、不要なスクリプトの削除を行いましょう。表示速度の改善により、改善がスムーズに進むことが期待できます。
Googleサーチコンソールからサイトマップなどを送信する
Googleがサイトを適切に判断できるように、XMLサイトマップやRSS/AtomフィードをGoogleサーチコンソールから送信することが重要です。
これにより、クローラーにサイト全体の更新情報を正確に伝えられます。
コンテンツの品質を高める
薄い内容や重複したコンテンツは、低評価になる要因の一つです。
検索ユーザーの意図を満たす情報を充実させ、独自性のある価値を提供するコンテンツを作成することで、適切に判断される可能性が大きく向上します。
関連ページの品質を高める
クロール済み - インデックス未登録の原因は、該当ページではなく、関連するテーマのページが低品質と判断されている場合もあります。Googleはサイト全体の関連性を評価するため、関連ページが薄い内容だと該当ページに問題が発生する可能性が高まります。
関連ページの内容を見直し、一貫性のある高品質なコンテンツを提供することが重要です。
内部リンクを充実させて認識効率を改善する
内部リンクの不足は、クローラーが該当ページを発見できない原因になります。
重要なページから関連するページへのリンクを設置し、サイト内の巡回経路を整えることで、適切な判断を行ってもらうことが可能です。
品質の高い被リンクを集める
外部サイトからの信頼性の高い被リンクは、ページを評価する際の重要な指標の一つです。
被リンクを獲得するためには、まず、価値あるコンテンツを作成することが基本です。そのうえで、自社の公式SNSやメールマガジンなどでそのコンテンツを紹介し、興味を持った他のサイト運営者が自然とリンクを貼ってくれるような流れを作りましょう。
また、業界に特化したディレクトリサイトやフォーラムに情報を掲載することで、信頼性の高い被リンクを得る方法もあります。
ページネーションの2ページ目以降は内容を充実させる
ページネーションの2ページ目以降のページが薄い内容だと該当してしまう場合があります。
ページネーションと言っても、ユーザーにとって有益な情報を盛り込むことで、適切な評価を得られる確率を上げることができます。
時間の経過で改善されるケースもある
一度クロール済み - インデックス未登録になったページであっても、クローラーが再訪するタイミングで問題が解消されるケースもあります。
ただし、この方法に頼るだけでは不確実なため、コンテンツや技術的な改善を継続的に行うことが重要です。
画像のクロール済み - インデックス未登録の改善方法
画像がクロール済み - インデックス未登録になるケースは、画像の扱い方に問題がある場合に発生しやすいとされています。画像がクロール済み - インデックス未登録になったとしてもページのSEOへの影響は小さいですが、Googleサーチコンソール上で問題の確認がしづらくなるため、適切な改善が必要です。
ここでは、画像のクロール済み - インデックス未登録を防ぐための具体的な方法を解説します。
WebP形式を見直す
WebP形式の画像は、軽量で高品質なため人気ですが、一部のケースではGoogleに正しく認識されず、クロール済み - インデックス未登録になることがあります。
この場合、WebP形式を使用する代わりに、JPEGやPNGなどの一般的な形式に戻すことで問題が解消されることが多いです。WebP形式の利用にこだわらず、柔軟に対応しましょう。
画像だけのページにリンクしない
画像をクリックすると、その画像だけが表示されるページに遷移する設定は避けるべきです。
画像だけのページは、検索エンジンから低品質なコンテンツとみなされ、クロール済み - インデックス未登録の原因になる可能性があります。
WordPressを使用している場合、リンク先の設定をなしに変更することで、この問題を簡単に解消できます。
画像にalt属性を実装する
Googleは画像を正確に認識するために、alt属性の情報を活用します。alt属性を適切に設定することで、画像がどのような内容を持つかを伝えられ、クロール済み - インデックス未登録のリスクを軽減できます。
WordPressでは、画像挿入時に簡単にalt属性を設定できますので必ず利用しましょう。
画像の品質を高める
ページタイトルや本文と関連性のない画像を使用すると、低品質と判断され、クロール済み - インデックス未登録になる可能性があります。
画像は、ページの内容と直接関連するものを選び、可能な限り高品質なものを使用してください。関連性が高く、視覚的な価値がある画像を用いることで、問題が発生する可能性を大きく下げることができます。
フリー素材は加工してから公開する
そのまま使用されたフリー素材は、他のサイトと重複しているとみなされる場合があります。
Photoshopなどの編集ツールで簡単な加工を加え、独自性を持たせることで、高品質なコンテンツとして認識される可能性が高まります。
画像の流用を辞める
サイト内で同じ画像を複数ページで使い回すことは、低品質とみなされる場合があります。
新しいページごとに独自の画像を用意し、流用を避けることで、クロール済み - インデックス未登録のリスクを抑えることができます。
画像の容量を小さくする
画像ファイルの容量が大きすぎると、Googleが正常に処理できない場合があります。
特にスマートフォンで撮影された画像は容量が大きい傾向にあるため、適切なサイズにトリミングし、圧縮してからホームページにアップロードすることが重要です。
RSS/Atomフィードのクロール済み - インデックス未登録の改善方法
RSS/Atomフィードがクロール済み - インデックス未登録になる問題は、WordPressを導入したホームページによくある事例です。この状態を改善するには、RSS/Atomフィードにnoindexを適用することが有効な対策となります。
以下では、具体的な方法を解説します。
ちなみに、WordPress以外のCMSを使用している場合は、ホームページ制作会社に相談して適切な設定を依頼することをおすすめします。
All in One SEOの場合
WordPressを使用している場合、SEOプラグインのAll in One SEOを活用することで、簡単にRSS/Atomフィードにnoindexを設定できます。
まず、WordPressの管理画面にアクセスし、All in One SEO>検索の外観を選択してください。次に高度な設定タブを開き、グローバルロボットメタ内のRSSフィードなしにチェックを入れるだけで完了です。
この設定を行うことで、RSS/Atomフィードにnoindexが付与されて、検索結果ページに表示される対象から外すことが可能です。
function.phpにコードを追加する場合
SEOプラグインを使用していない場合でも、WordPressのfunction.phpにコードを追加することで、RSS/Atomフィードにnoindexを適用することが可能です。
以下のコードをfunction.phpに記述してください。
add_action( 'template_redirect', function() {
if ( is_feed() && headers_sent() === false ) {
header( 'X-Robots-Tag: noindex, follow', true );
}
} );
このコードを追加することで、RSS/Atomフィードが認識されることを防ぎ、クロール済み - インデックス未登録のリストに表示されなくなります。
クロール済み - インデックス未登録のSEOへの影響
クロール済み - インデックス未登録の状態は、該当ページだけでなく、ホームページ全体のSEOにも悪影響を及ぼす可能性があります。この問題を軽視すると、重要なページが検索結果に表示されなくなるだけでなく、サイト全体の評価が下がるリスクもあります。
ここでは、この状態がどのようにSEOに影響するのかを解説します。
クロール済み - インデックス未登録になったページが検索結果に出てこない
クロール済み - インデックス未登録になったページは、低品質なページと判断されることがほとんどです。そのため、検索結果には表示されず、見込み顧客がそのページを訪れる機会が失われてしまいます。
特に、サービス案内や事例紹介ページなど、集客に直結する重要なページがこの状態になっている場合は早急な改善が必要です。
数が増えるとサイト全体のSEOにマイナス影響がある
Googleは、サイト全体の品質を評価するヘルプフルコンテンツアップデートを行っています。このアップデートでは、低品質なページが多いサイトは、特定のページだけでなくサイト全体の検索順位が下がります。
クロール済み - インデックス未登録のページは低品質と判断されているので、大量にあるホームページは、信頼性が損なわれてしまい、サイト全体の集客力にも悪影響を与えるため、早期の対策が重要です。
クロール済み - インデックス未登録で効果がない対策方法
クロール済み - インデックス未登録の状態を改善しようと試みる中で、効果が期待できないどころか、逆に悪影響を与える可能性のある方法が存在します。
ここでは、特に注意すべき対策を解説します。
URLの変更
一部のWebマスターは、クロール済み - インデックス未登録になったページのURLを変更することで問題を解消しようとします。確かに、URLを変更することでGoogleが新しいページとして再評価する可能性がありますが、元のコンテンツが低品質であれば、再び同じ状態になる可能性が高く、根本的な解決にはなりません。
URLを頻繁に変更する行為は、むしろサイト全体の評価を下げるリスクがあるため避けるべきです。
ページの削除
クロール済み - インデックス未登録のページを削除するという選択肢は一見有効に思えるかもしれません。
しかし、過去の事例では、該当ページを削除することで短期的にクロール済み - インデックス未登録のページ数は減少したものの、サイト全体のSEOパフォーマンスが低下する結果になりました。特に、他のページと関連性の高いページを削除することは、内部リンク構造を損なうリスクがあるため注意が必要です。
ページを改善せずにURL検査
低品質なページに対して、コンテンツの見直しや改善を行わず、GoogleサーチコンソールのURL検査機能でリクエストするケースがあります。
この方法は、ページがまだ十分に評価されていない公開直後であれば一時的に有効な場合もあります。しかし、低品質と判断されているページを繰り返しリクエストしても、問題が改善されることはほとんどありません。
根本的な改善を行わずにURL検査を依頼することは、時間の無駄となる可能性が高いです。
クロール済み - インデックス未登録に関するよくある質問
Googleサーチコンソールでクロール済み - インデックス未登録の通知が表示されると、SEOや集客への影響が気になると思います。
ここでは、よくある疑問とその解決策を解説します。
クロール済み - インデックス未登録が増加し続けている
クロール済み - インデックス未登録が増加する原因として、サイト全体が低品質と判断されている可能性が挙げられます。この状態が続くと、検索結果に重要なページが表示されないだけでなく、サイト全体のSEO評価に悪影響を及ぼすリスクがあります。
このような場合、以下の対策を実施することが重要です。
- コンテンツの品質向上:情報量が少ないページや重複するページを改善し、検索ユーザーに価値を提供する内容に更新
- 内部リンクの最適化:関連性のあるページを結びつけるリンク構造を構築し、クローラーの巡回を効率化
- 技術的な改善:表示速度を向上させ、エラーの解消やサイト全体のパフォーマンス向上を図る
これらの施策に早期に取り組むことで、検索エンジンからの評価を向上させることが可能です。
大量に発生している場合はどうすればいい?
クロール済み - インデックス未登録が大量に発生している場合、特にページ数の多いホームページでは、全体の見直しに時間がかかることがあります。このような状況では、以下の対応を並行して進めることが重要です。
- 不要なページを特定:テーマと関連性が薄い、または重複しているページをリストアップする
- 削除またはnoindex設定:価値が低いページは削除するか認識されないようにする
- サイト全体の品質向上:関連性の高いコンテンツを追加し、内部リンク構造を最適化する
削除やnoindex設定だけで対応しようとすると、問題の解決には至りません。長期的には、サイト全体の品質向上に取り組むことが不可欠です。
該当ページにnoindexを設定してもいい?
クロール済み - インデックス未登録のページにnoindexを設定するのは慎重に行うべきです。大量にnoindexを設定すると、以下のリスクが考えられます。
- サイト全体の関連性低下:他のページのSEOにも悪影響を与える可能性がある
- クローラーの巡回効率低下:内部リンク数の変化から重要なページの優先度が下がる可能性がある
noindexを設定する前に、そのページが本当に検索結果に表示される必要がないかを慎重に検討してください。もし改善可能な内容であれば、修正してURL検査をリクエストする方が望ましいです。
放置していても問題はない?
クロール済み - インデックス未登録の状態を放置するのは推奨されません。この状態が続くと、低品質とみなされ、サイト全体のSEOパフォーマンスが低下するリスクがあります。
ただし、クロール済み - インデックス未登録のページがサイト全体の5%前後であれば、大きな問題にはならないこともあります。状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて適切な対策を講じることが重要です。
クロール済み - インデックス未登録のまとめ
クロール済み - インデックス未登録は、Googleサーチコンソールで確認できる通知の一つで、放置するとSEOや集客に悪影響を及ぼす可能性があります。
この状態を改善するには、ページや画像の品質を見直し、RSS/Atomフィードにはnoindexを適切に設定するなど、対策を講じることが重要です。
また、改善には一定の時間を要するため、ホームページ制作の段階から品質を意識した設計や運用を行うことが成功の鍵となります。
さらに、Googleサーチコンソールには検出 - インデックス未登録という別のステータスもあります。こちらは原因が異なるため、詳しく知りたい方は検出 - インデックス未登録とは?のページもぜひご覧ください。