- 2024.02.18
初めてのリスティング広告で知っておきたいポイント
リスティング広告への出稿は闇雲に行うと予算の無駄使いになります。
出稿予算が大きい場合は、リスティング広告運用代行会社に依頼した方が良いと思いますが、そこまでの予算をかける予定がない場合は、自社で運用を行うケースもあるでしょう。
当ページでは、初めてリスティング広告に出稿される方が知っておきたいポイントを紹介します。
初めてのリスティング広告で知っておきたいポイント
全体の概要を把握しよう
リスティング広告の全体を把握することは重要です。
細かくは見ていく必要はありませんが、最低限の情報として、集客数はどれくらいで、予算がいくらかかり、成果数と売上がいくらあるのかを把握しておきましょう。
その理由は、自社でリスティング広告を行っている場合、ノウハウが足りないケースが多くなるので、あまりにも費用対効果が低い場合に、リスティング広告出稿代行会社の利用や、リスティング広告を辞めるか大幅な改善を行うかを検討するためです。
リスティング広告は予算が必要になってくるので、費用対効果が高まる選択をするためにも、ウェブマスターであれば全体の概要くらいは把握しておかなくてはなりません。
出稿キーワードの選定は最重要
リスティング広告で最重要になるのはキーワードの選定で、見込み顧客が検索するキーワードのみに出稿することが大切です。
リスティング広告のキーワードには、完全一致とフレーズ一致、部分一致の3つから選択が行えるのですが、自社でリスティング広告への出稿を行う際には完全一致を選択しましょう。
フレーズ一致や部分一致は、見込み顧客にならないユーザーの検索ワードも含まれてしまうので、予算が少ないと無駄使いになってしまう恐れがあります。
もちろん、効果測定を行える企業であれば、ビジネスに関係しないキーワードを除外設定すれば良く、さらには御社が想像しなかった見込み顧客が検索するキーワードを発見することも可能です。
ただし、関係しないキーワードによって、予算の大半が失われてしまう可能性の方が高いので、完全一致に限定した出稿を行う方が良い結果を生み出せます。
タイトルと説明文は魅力的に
キーワードごとに広告用のタイトルと説明文を作成しましょう。
出稿するキーワードで、GoogleやYahoo!Japanで検索をしてライバルになるホームページがどのような広告文言を作成しているのかを調査して、ライバルよりも魅力的な文章を作成することが求められています。
また、単に魅力的にするだけではなく、ニーズのない見込み顧客が広告をクリックしないことを意識した広告文言の作成を行いましょう。
いくら魅力的でも、ニーズの絞り込まれていない広告文言だと、不要なクリックが発生してしまい、予算の無駄になる恐れがあるので、御社の見込み顧客だけがリスティング広告をクリックするタイトルや説明文を作成しましょう。
入口ページはランディングページが必要
リスティング広告の入口になるページは、制作したホームページではなく、ランディングページを設定しましょう。
ランディングページとは、キーワードに対する情報を縦に長い1ページで紹介しているホームページのことを言い、ユーザーは下にスクロールするだけで、得たい情報のすべてを収集することが可能です。
リスティング広告の入口を制作したホームページに設定すると、内部リンクをクリックしなければ、ユーザーが知りたい情報すべてを得ることができないので、成約率が下がってしまう可能性が高いです。
ランディングページ作成は、縦に長くなってしまったり、デザイン性が高い傾向があるので、安くはありませんが、長い目でリスティング広告の費用対効果を見ていくと、作成していたほうが利益率は高くなります。
広告予算の注意点
これまで多くの制作実績のホームページにリスティング広告をサポートしてきました。
その中で、高い成果を出しているホームページもありますが、予算が極端に低い場合は、成果を出すことができない結果となっています。
従来であれば、月の予算が5万円でも高い成果を実現できていたのですが、現在は10万円未満の予算だと、キーワード単価が高くなっているので、すぐに広告予算を使い切ってしまいます。
そのため、自社でリスティング広告を行う際には、月額10万円以上と考えた方が良く、それ以下の場合は、別の集客対策を行ったほうがホームページの費用対効果は高くなります。
運用で行うべき内容
リスティング広告に出稿すれば、それで終わりではなく、月に1度は効果測定が必要です。
リスティング広告の効果測定では、出稿キーワードの見直しやタイトルと説明文の調整、ライディングページの改善の3点を行わなくてはなりません。
また、自社が出稿するキーワードのクリック単価が高い場合は、予算の見直しも行いましょう
リスティング広告で大切なのは費用対効果を高めることになるので、出稿後は月に1度の効果測定を行う必要があり、効果測定を行わないと費用対効果を高めることはできません。
SEOと併用してリスティング広告予算を下げる
これまで多くの企業に対して、ホームページ制作後からリスティング広告の出稿をサポートしてきた経験があります。
リスティング広告に出稿したお客さまのほぼ100%が、公開直後は売上が上がっているので、リスティング広告に出稿して良かったと考えます。
しかし、1年や2年ほどが経過すると、ホームページの成果を高めるには、リスティング広告の予算を上げなくてはならず、希望通りの成果数にするためには、莫大な予算が必要になります。
このようにリスティング広告に集客を依存してしまうと、どんどん予算が大きくなっていくのです。
そこでリスティング広告に出稿したとしても、SEOを行うことが推奨され、リスティング広告に出稿しているキーワードで3位以内にランクインできるホームページへと成長させましょう。
3位以内に入れば、そのキーワードを使った訪問者数は減少してしまう恐れがありますが、集客に予算がかからないので、費用対効果は高くなります。
このように、初めはリスティング広告に出稿をして、ホームページのSEOを行い続けることで、そのキーワードで3位以内にランクインすれば、リスティング広告への出稿を辞めても、ほぼ訪問者数は変わらず、予算を下げることが可能になります。
リスティング広告は、即効性のある集客対策ではありますが、集客に予算が必要になってくるので、中長期期間SEOを実施して、少しずつ予算を下げられるようにしましょう。
まとめ
初めてのリスティング広告で知っておくべきポイントを紹介しました。
リスティング広告は即効性のある対策ですが、集客に予算がかかってしまうので、ホームページ運営の中で少しずつ予算を減らすためにSEOも同時に行うことが大切です。
これからリスティング広告への出稿を検討している企業の参考になれば幸いです。