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ホームページの目標とは?設定方法や注意点を解説

ホームページの目標があいまいなままでは、思ったような成果にはつながりません。ホームページから成果を出すには、最初に目標をしっかり決めておく必要があります。

このページでは、ホームページの目標とは何かを整理し、代表的な目標例や設定の方法、注意点について解説します。計画的に運用を進めるための参考にしてみてください。

ホームページの目標とは

ホームページの目標とは、サイトを通じて何を達成したいのかという具体的なゴールのことを指します。たとえば、問い合わせ件数を月に20件にする、採用エントリーを月に10件獲得する、オンラインショップの売上を月間30万円にするといった数値で測定できる指標が目標にあたります。

なお、自社の強みを知ってもらう、採用活動を強化するといった方向性を示すのは目的であり、目標はそれを実現するための指標として設定します。

こうした目標は、ホームページの構成やデザイン、コンテンツの内容にも大きく影響を与えるため、制作やリニューアル時にしっかりと設定しておくことが重要です。

目標のないまま作られたホームページは、何をもって成功とするかがあいまいになりやすく、期待していた成果が得られないことも少なくありません。明確な目標があれば、制作会社とのやり取りや公開後の運用もスムーズになり、継続的な改善にもつなげやすくなります。

ホームページに目標設定が必要な理由

ホームページを効果的に活用するには、あらかじめ明確な目標を設定することが欠かせません。目標があることで、設計や運用、改善の方向性が定まり、成果につながるサイト運営が可能になります。ここでは目標が必要な理由を紹介します。

コンテンツの内容や運用方針が定まりやすい

ホームページの目標が明確になると、誰に・何を伝えるべきかが具体的になり、コンテンツの方向性やトーンが統一されます。

たとえば、採用エントリーを月に10件獲得するといった目標がある場合、働く環境や社員の声、応募までの導線を重視したページ構成が必要になります。また、更新頻度やブログのテーマ選定も、目標に向けた運用判断がしやすくなり、迷いや無駄を減らすことにつながります。

成果を測定できるようになる

目標があることで、ホームページの成果を数値で把握できるようになります。問い合わせ件数やコンバージョン率、再訪問率など、目標に応じた指標を設定すれば、定期的な効果測定と改善が可能になります。

逆に、目標があいまいなままだと、成功・失敗の判断ができず、改善の手が打てません。測定可能な目標は、PDCAサイクルをまわすうえでも重要な土台になります。

制作会社や社内担当者と共通認識を持てる

明確な目標があると、制作会社や社内メンバーとの意識のズレが起きにくくなります。目標を共有することで、デザインやコンテンツの優先順位、予算配分、スケジュールの判断基準が明確になります。

たとえば、採用エントリーを増やすことが最優先と決まっていれば、導線やスマホ対応を重視した設計が自然と求められます。目標を共有できていないと、完成後にイメージと違うというミスマッチが起きやすくなります。

ホームページが作ることが目的にならない

ホームページ制作の現場では、完成させること自体がゴールになってしまうケースも少なくありません。しかし、本来の目的は作ることではなく成果を上げることです。

目標を設定していれば、完成後にどんな数値を目指すべきかが明確になり、運用フェーズまで意識した設計・構成ができます。公開後に放置されるサイトと、継続的に成果を生むサイトの違いは、目標設定の有無にあるといっても過言ではありません。

ホームページの代表的な目標例

ホームページには業種や運用目的によってさまざまな目標があります。ここでは、代表的な目標の種類を紹介します。自社サイトの目標を考える際の参考にしてください。

問い合わせや資料請求数

BtoBサイトや士業、コンサルティング業などでは、問い合わせや資料請求の件数を目標に設定するケースが一般的です。たとえば、月に20件の問い合わせを獲得するといった具体的な数値を設定することで、フォームの最適化や導線設計の改善に取り組みやすくなります。

問い合わせを増やすには、サービス内容をわかりやすく伝えることはもちろん、信頼性を高めるための実績紹介やFAQの充実も有効です。

オンライン販売数

ECサイトやオンライン講座など、商品やサービスを直接販売するホームページでは、オンラインでの販売数が主要な目標となります。月間の販売件数、購入率などを設定することで、価格表示や商品ページの見せ方、カート導線の改善に向けた具体的な施策が立てやすくなります。

特にスマートフォンからの購入を想定する場合は、購入ステップのシンプル化が重要です。

ブランド認知につながるアクセス数

企業やブランドの認知拡大を目指す場合には、ホームページへのアクセス数を目標とするケースがあります。とくに指名検索やSNSからの流入数を増やすことで、ブランド認知の向上を図ることができます。

たとえば、ブランド名での月間検索数を1,000件に増やす、Instagram経由のアクセスを月500件にするといった目標を立てれば、広報活動やSNS運用の成果を可視化できます。

採用エントリー数

採用サイトやコーポレートサイトの中で採用情報を発信している企業では、採用エントリー数をホームページの目標として設定することが一般的です。

月10件のエントリー獲得などの数値目標を定めることで、採用情報の見せ方やエントリーフォームの改善ポイントが明確になります。働く環境や福利厚生、先輩社員の声など、求職者の不安や疑問に応えるコンテンツの充実も重要です。

再訪問数

一度訪れたユーザーが再度サイトを訪れる割合や回数も、継続的な関係構築を目指すサイトにとっては重要な目標となります。

たとえば、会員制サイトやWebメディア、サブスクリプション型サービスでは、月間再訪問数1,000件、ログイン率80%といった目標設定がされることがあります。再訪を促すには、継続的な情報発信やメール通知、ログイン後の特典設計などの工夫が求められます。

店舗への来店数

実店舗を運営している企業や店舗型ビジネスでは、ホームページを通じた来店数の増加が目標となることがあります。月間の来店予約数を50件にする、クーポンの使用回数を増やすといった設定により、Googleマップ連携や店舗紹介ページの改善に取り組むことができます。

アクセス情報や営業時間を掲載し、スマートフォンでの閲覧にも配慮した構成にすることがポイントです。

ホームページの目標を設定する方法

ここでは、実際にホームページの目標をどのように設定すればよいか、その考え方と手順を紹介します。達成可能で意味のある目標を立てるための流れを確認しましょう。

ホームページの目的を定める

最初にすべきことは、ホームページを通じて何を達成したいのかという目的を明確にすることです。

たとえば、新規顧客の獲得、採用強化、既存顧客との関係構築など、ビジネス全体の方針からホームページの役割を整理します。この目的があいまいなままだと、コンテンツや構成、目標数値の設定にも一貫性が出ません。

目的を定めたうえで、その達成に向けて必要な行動を目標として落とし込んでいくのが基本の流れです。

コンバージョン率を設定する

ホームページの成果を測るうえで欠かせないのがコンバージョン率です。たとえば、訪問者のうち何%が問い合わせや購入に至ったかという数値は、目標達成の進捗を評価する重要な指標になります。

過去のデータや業界平均を参考にして、サービス特性に合ったコンバージョン率を設定することで、より現実的な目標が立てられます。目標コンバージョン率に基づいて改善点を特定しやすくなる点も大きなメリットです。

必要な訪問数を考える

コンバージョン率を設定したら、その数値をもとに必要な訪問数を逆算して考えます。たとえば、コンバージョン率が1%であれば、成果を1件得るためには100人の訪問が必要になります。

このように訪問数の目安を知っておくことで、SEOや広告運用といった集客施策の規模感を見積もりやすくなります。現実的な数値に落とし込むことで、サイト運用やコンテンツ制作の計画にも一貫性が生まれます。

数値目標を定める

ホームページの目標設定では、訪問数やコンバージョン率といった数値をもとに、最終的な到達目標を決めることが重要です。

たとえば、月間1,000人の訪問で10件の問い合わせ獲得といったように、具体的で測定可能な目標を明文化しておくことで、社内共有や効果測定もスムーズになります。数字にしておくことで、成果の可視化だけでなく改善の判断基準にもなり、運用フェーズでのブレを防ぐことができます。

その他の指標をピックアップする

数値目標やコンバージョン率、訪問数以外にも、目標設定に活用できる指標は多数あります。

たとえば、直帰率や滞在時間は、コンテンツの質を測る目安になりますし、再訪問率や指名検索数はユーザーとの関係性や認知度を示す指標として使えます。自社の目的やサイトの特性に応じて、補助的なKPIを組み合わせることで、ホームページ全体のパフォーマンスをより立体的に把握することができます。

目標設定でよくある失敗と注意点

ホームページの目標は、ただ立てればよいというものではありません。ここでは、実際にありがちな失敗例と注意点を解説します。目標を形だけにしないためにも、事前にチェックすることをおすすめします。

抽象的な目標を設定してしまう

売上を増やしたい、認知度を上げたいといった曖昧な目標では、具体的な施策や効果測定につなげることができません。目標を設定する際には、数値で測定できる形に落とし込むことが大切です。

たとえば、月間の資料請求を20件に増やすやコンバージョン率を3%にするなど、具体性を持たせることで、社内や制作会社との共有もしやすくなり、実行可能なアクションにつながります。

数値だけにとらわれすぎる

目標をすべて数値で管理しようとすると、本来の目的を見失ってしまうことがあります。たとえば、訪問数を増やすことに注力しすぎて、肝心の問い合わせや購入につながらない訪問者を集めてしまうといったケースです。

目標を数値化することは大切ですが、ユーザー体験やコンテンツの質といった視点も同時に持つことで、バランスの取れた運用が実現できます。

現実的でない数値目標を立ててしまう

理想だけで数値目標を設定すると、目標を達成できずにモチベーションが下がったり、現場の負担が増えたりする原因になります。

たとえば、月間10万PVを目指すと掲げても、現在のアクセスが月1,000件であれば現実味がありません。過去の実績や自社のリソースを踏まえて、実現可能な範囲で目標を設定することが重要です。

運用体制を考慮せずに目標を立てる

ホームページの目標は、日々の運用体制とも連動しています。たとえば、月30本ブログを更新して月間訪問数を1,000人に増やすといった目標を立てても、担当者が1人しかいなければ、継続は難しくなります。

こうした数値目標は一見やる気に満ちていても、実行できなければ意味がありません。運用リソースを正しく把握したうえで、無理のない範囲で実行可能な計画を立てることが、継続的な成果につながります。

目標を立てっぱなしで振り返りをしない

目標は立てたあとに、定期的に振り返りと見直しを行うことが大切です。数値の推移を確認せずに放置してしまうと、改善のタイミングを逃し、効果的な運用ができません。

月次や四半期ごとにアクセス状況やコンバージョンの達成度を確認し、必要に応じて目標を修正することで、成果を出し続けるホームページに育てていくことができます。

まとめ:ホームページの目標は成果に直結する重要な要素

ホームページを成果につなげるためには、目的に基づいた具体的な目標を設定することが欠かせません。

問い合わせ数や販売件数、採用エントリーなど、明確な数値目標があることで、コンテンツや運用方針が定まり、効果的な改善や施策につなげやすくなります。また、目標の立て方を誤ると、リソースの浪費や成果の見えづらさを招く原因にもなります。

運用体制や現実性も踏まえて、無理のない範囲で目標を設定し、継続的な振り返りを行いながら改善を重ねていくことが、成果の出るホームページづくりには重要です。

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