- 2022.09.12
低品質コンテンツにnoindex付与したSEOへの影響
ホームページを制作すると、必ず発生する低品質コンテンツ。
低品質コンテンツは、訪問者が閲覧したときに加え、検索エンジンが見たときも含め、非常に難しいです。
今回は、当社がこれまでホームページ制作を行ったクライアントで、低品質コンテンツにnoindexを付与してみた効果を紹介します。
低品質コンテンツとnoindex
ホームページ制作では、結構な確率で発生するのが低品質コンテンツです。
低品質コンテンツには2つの意味合いがあり、まずはユーザーフレンドリーかどうかで、閲覧者に役立つ情報掲載ができているかを基準とします。
訪問者に役立つかどうかは、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析を使用すれば分かります。
もちろん、数値データを確認して、ボトルネックになっている数値を発見し、改善することは必要ですが、これらを行うことで、どんどん良質へと成長します。
ユーザー目線は、ホームページ制作時にどんだけ考えたとしても、公開しなければ、詳細は不明で、公開後に数値を確認したマイナーチェンジを行いましょう。
次に、訪問者だけではなく、実はサーチエンジンにも存在しています。
これは判断が難しく、日本で主要な検索エンジンには、グーグルとヤフージャパン、マイクロソフトビング、ダックダックゴーがあります。
どれも同じ基準で見ていて、アクセス数が多いグーグルを例に紹介します。
グーグルは、グーグルポリシーオフィスアワーで何度も発言し、ユーザー視点で作成を行うことが良質として認識させるポイントと言っています。
しかし、ユーザー目線で作成しても、良質と認識してくれないという問題があり、基本的には公開し、ランキングから評価を計測しないと当然成果が見えません。
そのため、公開をして見て、検索順位をチェックし、低ければ再度ユーザー視点でリライトを繰り返す必要があります。
ただ、実際に専門のウェブマスターであれば行えるかもしれませんが、当社がホームページを制作する企業の大半が、事務や営業と兼任です。
新規記事公開だけでも手一杯であり、その場合にnoindexを付与して対応してみたケースがあり、その事例を紹介します。
対象になるnoindexを付与した低品質コンテンツ
実績で、どんな低品質コンテンツにnoindexを付与したかを紹介します。
ホームページ制作で、検索エンジンに認識させないという対策は不要という結論です。
よほど他社に見られたくない場合は、ホームページ制作時からベーシック認証で良いので鍵をかけるのが無難であると思います。
文字数が少ないページ
文字数が少ない記事に対して実施しました。
具体的に言うと、1,000文字未満のページが対象になり、これらの記事がもしかすれば検索ランクを落としていると考えました。
ただ、結果は、残念ながらランキングが上がるどころか落ちる結果になり、不用意なnoindexはホームページ制作には不要で、文字数などは基準になりづらいと言えます。
インデックス未登録
昨今、ホームページ制作で問題になる指標がクロール済みや検出 - インデックス未登録です。
該当すると、検索結果に出てこず、恐らく検索エンジンからは評価されていないページであると推測されるので、noindexを付与しましたが、残念ながらランキングが落ちています。
対象ページは確かに検索結果には出てきませんが、制作したホームページ全体で見ると、何かしら影響がある仕様でした。
結果
その他にも、ウェブマスター目視で、問題がありそうなページに付与しています。
ただ、どれも順位を上げるのではなく、下げる結果になっていて、当社では結果を得て、ホームページ制作には不要だと判断をしました。
やはり多少時間がかかったとしても、リライトこそが重要であり、簡単な対策は狙い通りに良い結果を生み出さないと考えます。
ただ、もしかすればホームページ制作時から対応していれば異なる結果になっていたかもしれません。
そのため、運用時は確実に不要で、公開前の設定はもしかすれば良い結果に繋がるかもしれません。
低品質コンテンツでもホームページを制作したらnoindexは不要
ホームページを制作すると発生するのが低品質コンテンツで、これらがあると成約率やSEO効果で足を引っ張ってしまう可能性があります。
ただ、これらは安易にnoindexで対応することはおすすめではなく、リライト対応がベストアンサーであると感じます。
通常ウェブマスターはかなりお忙しい方が多く、時間を取れないと言われるケースが多いですが、毎日少しずつ着実にこなせば、良い結果を得られます。
安易な対策は、良い結果を生み出さないため、時間をかけてでも最適な対応を推奨します。
最後に品質が低いというポイントは、何も制作したホームページだけではありません。
ツイッターやフェイスブック、インスタグラム、リンクトイン、ビジネスプロフィールなど、主要なサーチエンジンでもしっかりと良質を意識しましょう。