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ホームページに何を掲載すべき?基本項目と魅力が伝わる見せ方のコツ

ホームページを制作するときに、どんな情報を載せるかによって成果は大きく変わります。会社の魅力をしっかり伝えるためには、ただ情報を並べるだけでは十分とは言えません。訪れたユーザーに信頼され、行動につながるホームページにするには、掲載する情報の内容と見せ方が重要です。

このページでは、基本的な掲載項目から魅力の伝え方までを解説します。制作や見直しの参考にご覧ください。

掲載内容次第でホームページの効果は大きく変わる

ホームページは、どんな情報をどのように伝えるかによって、成果に大きな差が出ます。ただページを作るだけでなく、掲載内容を工夫することが、信頼や集客、成約につながる重要な要素になります。ここでは、掲載する内容によって具体的にどのような効果の違いが生まれるのかを解説します。

信頼性が変わる

ホームページに掲載されている情報が十分でないと、ユーザーは不安を感じ、すぐに離脱してしまいます。たとえば、会社の所在地や代表者の名前が記載されていなかったり、スタッフの顔が見えなかったりすると、実在するのかや本当に信頼していいのかといった疑念が生まれます。

一方で、企業概要や実績、スタッフ紹介などが丁寧に掲載されているホームページは、実在性と誠実さが伝わり、安心感を与えます。ホームページに何を載せるかは、ユーザーとの信頼関係の第一歩です。

ユーザー行動が変わる

掲載されている情報の量や質、そして配置によって、ユーザーがとる行動は大きく変わります。たとえば、サービス内容や料金の案内が分かりやすく掲載されていれば、問い合わせてみようや購入しようといった次のアクションへスムーズに進めます。

しかし、必要な情報が見つけづらかったり、導線が分かりにくいと、ユーザーは迷ってしまい、ページから離脱してしまいます。掲載内容は、ユーザーの行動を促すための設計そのものです。

SEO効果が変わる

検索エンジンに評価されるには、検索キーワードと関連性の高い内容がページにしっかり記載されていることが重要です。Googleなどの検索エンジンは、ページに掲載された情報の網羅性や専門性を評価し、検索結果に反映させます。

たとえば、サービス名だけでなく、その特徴や活用例、料金、比較情報などを詳しく載せることで、関連キーワードの上位表示も狙えるようになります。つまり、掲載内容の質がSEOにも直結するのです。

成約率が変わる

ユーザーがホームページを訪れた際に、最終的に行動してもらうためには、安心感と納得感が必要です。そのためには、信頼性のある情報だけでなく、他社との違いや実績、ユーザーの声など、成約を後押しする情報を適切に掲載することが欠かせません。

商品・サービスの魅力を十分に伝えられなかったり、問い合わせボタンが見つけにくかったりすると、チャンスを逃すことになります。成約率を高めるには、掲載内容の精度と配置の工夫が鍵になります。

ホームページに掲載すべき基本項目

どの業種や業態であっても、ホームページに最低限掲載すべき基本情報があります。これらが不足していると、いくらデザインや見せ方に力を入れても、ユーザーの信頼を得ることは難しくなります。ここでは、信頼性や行動につながるために欠かせない基本項目を紹介します。

会社・店舗情報

訪問者が最初に確認したいのは、この会社・お店は信頼できるかどうかです。

住所や電話番号といった基本情報に加えて、アクセス情報、代表者のメッセージ、経営理念、スタッフ紹介などを掲載することで、実在性と安心感が伝わります。特に地域密着型のビジネスでは、写真や地図を添えることで親しみを持ってもらいやすくなります。

サービス・商品紹介

何を提供しているのかを分かりやすく伝えることは、ホームページの核となる部分です。

提供サービスや商品についての詳細情報、特徴、メリット、対応エリアなどを丁寧に記載することで、ユーザーの理解が深まります。また、写真やイラスト、利用シーンを補足することで、具体的なイメージを持たせることができます。

お問い合わせ

ユーザーが何かを聞きたい、申し込みたいと思ったときにすぐにアクションできるようにするために、わかりやすい場所にお問い合わせページへのリンクを設置することが重要です。

電話番号、メールアドレス、フォームの3つを基本に、可能であればLINEなどのSNSもあわせて掲載すると利便性が高まります。問い合わせボタンの色や大きさなど視認性にも配慮しましょう。

料金案内

料金はユーザーが最も気にする情報のひとつです。

明確な料金プランがあれば表で見せたり、目安だけでも記載することで、ユーザーは安心して検討できます。料金が個別見積もり制であっても、〇〇円~などの表示や、過去事例を参考価格として紹介する方法も有効です。

よくある質問

よくある質問はユーザーの不安や疑問を事前に解消し、問い合わせのハードルを下げる役割を果たします。

実際の問い合わせ内容や、想定される質問を掲載することで、サイト全体の信頼感が向上します。また、SEOの観点でも自然な形でキーワードを含めやすく、検索流入に貢献する効果も期待できます。

プライバシーポリシー

フォームを設置する場合は、個人情報の取り扱いについて明示するプライバシーポリシーの記載が必要です。また、商品やサービスを販売する場合は、特定商取引法に基づく表記の掲載も必須となります。

これらは法的な要件であると同時に、ユーザーの安心感にも直結する情報なので簡潔で正確に記載しましょう。

自社の魅力を打ち出すために必要な掲載項目

基本的な情報だけでは、数ある競合の中で選ばれる理由を伝えるのは難しいものです。自社ならではの強みや信頼性を表現するためには、魅力を伝えるための項目も欠かせません。ここでは、ユーザーにこの会社に頼みたいと思ってもらうために有効な掲載項目を紹介します。

選ばれる理由

数ある競合の中から選んでもらうには、なぜ自社が選ばれるのかを明確に示す必要があります。対応の早さ・地域密着・実績の豊富さ・価格の明確さ・丁寧なサポートなど、自社の強みを具体的に言語化しましょう。

ポイントは、主観的な表現ではなく、実績や事例に基づく根拠をセットで伝えることです。また、他社にはない取り組みや姿勢など、差別化できる要素をピックアップすることで、訪問者の印象に残りやすくなります。

これまでの実績

これまでの実績は、言葉だけでは伝わりにくかった信頼性や実力を補完するための重要な要素です。導入事例や制作事例、施工事例など、写真や実績データとあわせて紹介することで、具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。

また、実績の中には業種別や課題別などで分類して紹介することで、閲覧者が自分と近い事例を見つけやすくなり、問い合わせへのハードルが下がります。

お客様の声やレビュー

実際にサービスを利用したユーザーからの評価や感想は、企業自身のアピールよりも説得力を持ちます。スタッフが親切だったや、納期が早かった、想像以上の仕上がりだったなど、リアルな声は信頼を生み出し、購買や問い合わせの後押しになります。

文章だけでなく、評価点数、顔写真、職業などを添えると信ぴょう性が高まり、より効果的です。特に初めての利用を検討しているユーザーには、安心感を与える有効なコンテンツになります。

ノウハウブログ

ノウハウや専門知識を発信するブログは、検索流入を増やすSEO対策として有効ですが、同時に、この会社は詳しい、信頼できそうといった印象を与える手段でもあります。

たとえば、整体院であれば、肩こりの原因とセルフケアの方法や季節の変わり目に増える腰痛への対処法など、来院者が気になるテーマを発信することで、専門性と親しみやすさをアピールできます。

更新頻度やテーマの一貫性にも配慮し、継続的に発信することで、長期的な信頼の獲得につながります。

ホームページの目的に応じた掲載内容の考え方

ホームページの目的によって、掲載すべき情報や伝え方は大きく変わります。何を目指すかによって、必要とされる項目は異なるため、ターゲットや用途に合わせた構成が重要です。ここでは、代表的なホームページの目的ごとに、適した掲載内容の考え方を解説します。

コーポレートサイトの場合

コーポレートサイトの目的は、企業の信頼性を伝え、取引先や採用希望者、関係者に安心感を与えることです。

そのため、会社概要、沿革、代表あいさつ、理念、事業内容、拠点情報などをしっかりと掲載する必要があります。また、採用ページやIR情報、社会貢献活動なども企業姿勢を示す重要なコンテンツになります。誠実さや安定感を印象づける構成が求められます。

サービスサイトの場合

サービスサイトでは、ユーザーに自社サービスの魅力や利便性を分かりやすく伝えることが第一の目的です。

サービスの内容、特徴、提供の流れ、料金、導入事例などを具体的に示し、問い合わせや申し込みへの導線を作ります。FAQやサポート体制を合わせて掲載することで、ユーザーの不安を解消し、成約率を高めることにつながります。

ECサイトの場合

ECサイトでは、商品の魅力を的確に伝え、安心して購入してもらうことが目的となります。

商品の写真、説明、価格、在庫状況、レビュー、決済方法、配送・返品ポリシーなど、購入前の疑問をすべて解消できる情報を網羅的に掲載する必要があります。また、特集ページやランキング、季節のおすすめなど、購買意欲を高めるコンテンツも効果的です。

採用サイトの場合

採用サイトでは、求職者がここで働きたいと感じられるような情報提供が求められます。

仕事内容、職場環境、社員インタビュー、キャリアパス、福利厚生、求める人物像などを丁寧に伝えることで、応募の質と量を高めることができます。企業文化や働く人の雰囲気を可視化できる写真や動画を掲載するのも効果的です。

来店型ビジネスの場合

飲食店、美容室などの来店型ビジネスでは、店舗の雰囲気やサービス内容が具体的に伝わる情報が重要です。

メニュー、料金、営業時間、アクセスマップ、予約方法などを明確に掲載することで、初めての来店でも安心感を与えられます。また、期間限定のキャンペーンやクーポン情報も訴求力を高めるポイントになります。

ユーザーに魅力が伝わる掲載内容の見せ方

どれだけ良い情報を掲載しても、伝わり方が悪ければユーザーには届きません。見せ方ひとつで、印象や行動の有無まで変わってきます。ここでは、ユーザーにしっかりと魅力が伝わる掲載方法について解説します。

ユーザーの視線を意識して情報を並べる

ユーザーは上から順に情報を見るとは限りません。視線の動きは、PCとスマホでも異なります。

重要な情報はファーストビューや目立つ位置に配置し、誰に・何を・どうしてほしいかがひと目で伝わる構成が求められます。また、情報は詰め込みすぎず、見やすいまとまりで区切ることで、理解しやすくなります。

全体の流れを意識しながら、伝えたい順番で情報を設計することが重要です。

画像や図解で直感的に伝える

テキストだけで伝わりにくい内容は、画像や図解を活用することでユーザーの理解が深まります。

商品写真やサービスのビフォーアフター、フロー図やイラストなどは、情報の補足として非常に有効です。特にスマートフォンユーザーは視覚情報に強く反応するため、文章だけでなくビジュアルでも魅力が伝わるよう工夫しましょう。

画像のクオリティやサイズ感も見やすさと印象を左右します。

見出しやキャッチコピーで興味を引く

ページを流し読みしているユーザーの目を引くのが見出しやキャッチコピーです。

具体的で簡潔、かつ読みたくなるような言葉選びがポイントです。たとえば、選ばれる3つの理由、初めての方へなど、読み手の関心に寄り添った表現を使うことで、本文まで読んでもらえる可能性が高まります。

見出しにキーワードを自然に含めることで、SEO効果も期待できます。

導線設計を意識して行動を促す

情報を見せるだけでは成果にはつながりません。

最終的にユーザーにどう行動してほしいのかを明確にし、それに沿って導線を設計することが必要です。たとえば、サービス紹介の下に問い合わせボタンを配置したり、ブログ記事内に資料請求リンクを挿入したりといった工夫が挙げられます。

ユーザーの心理に沿って自然に次のステップへ進めるようなレイアウトが理想です。

スマホでも読みやすいデザインにする

現在のホームページの閲覧の多くはスマートフォンからです。

PCで美しく見えても、スマホで操作しにくいと離脱につながります。文字サイズや行間、ボタンの押しやすさ、画像の縦横比など、モバイル対応の細かい調整が求められます。

また、スマホでは縦スクロールが中心となるため、縦長構成に最適化されたコンテンツ設計も重要です。レスポンシブ対応は当然として、実機での確認も欠かさないようにしましょう。

まとめ:ホームページの掲載内容は企業の顔になる情報

ホームページは、ただ存在するだけでは意味がなく、どんな情報をどう伝えるかによって成果が大きく変わります。基本的な項目をしっかり押さえたうえで、自社ならではの魅力を伝え、目的に合わせた構成と見せ方を工夫することが、信頼や問い合わせ、成約につながる鍵になります。

掲載内容は、企業そのものを表す顔です。訪れたユーザーにこの会社なら信頼できそうと思ってもらえるよう、丁寧に設計していくことが大切です。

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