- 2022.09.11
リニューアルで順位が落ちない301リダイレクトとSEO
制作したホームページをリニューアルする際に、多くのクライアントが希望するポイントは、SEO効果が落ちないという点です。
大規模なリニューアルでは、必ずランキングが落ちないとは言い切れませんが、落ちない対策として、301リダイレクトが存在します。
そのため、これから制作したホームページをリニューアルされる方は、正しい知識を付けて実行することが、御社の順位を落とさない唯一の手段だと理解しましょう。
301リダイレクトとSEO
既存サイトで検索エンジンを意識しているのであれば、リニューアルにおいては、その効果を落とさないような対策が必須です。
実際に相談いただくケースで最も多いのが、ホームページ制作はもちろんですが、リニューアルでSEO効果が落ちないかどうかになります。
検索順位を落とさない方法は、ホームページ制作では、URLアドレスを変更しないという点がもっとも重要です。
日本国内で主要なサーチエンジンになるグーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビング、ダックダックゴーは、URLで各ページを評価しています。
もしアドレスが変わると、まず該当ページへの流入数は0に、さらには関連性が喪失され制作したホームページ全体でランクが低下します。
ページ削除は、当然そのページへの流入がなくなる点はウェブマスターは承知ですが、最大の問題点は関連性で、分かりやすい例だとトップページの検索順位が一気に低下します。
これは非常に大きな問題になり、もちろんこれだとリニューアルやサイト運営の中で、ページ削除が行えず、検索エンジンももちろん対処法を用意しています。
それは、301リダイレクトであり、もしページ削除を行う際には、適切な対応を行えば、検索順位が落ちるリスクは軽減できます。
では、実際にどう考え、設定していくかを紹介します。
SEO効果が落ちない301リダイレクト設定
制作したホームページで設定する301リダイレクトでSEO効果を出す方法を紹介します。
URLを変更しない
リニューアル後はURLをできる限り変更しないようにしましょう。
当社ホームページ制作では、このアドレス変更にはかなり気を使い、エクセルを使って既存サイトの構成表を作成しています。
このエクセルでは、タイトルタグとURLを記載し、基本はコンテンツの一新で対応することを推奨しています。
先述していますが、サーチエンジンは、URLをベースに評価をし、変更されてしまうと、効果を落とす結果になります。
もちろん、ホームページ制作時だけではなく、日々の運用時の更新作業でも意識しなくてはならず、ウェブマスターは理解しましょう。
適切なコンテンツへ
今やホームページ制作では当たり前の話で、良質なコンテンツ作成でなければ、SEO効果も成果も出ないという考えがあります。
これは何も公開している情報だけの話ではなく、301リダイレクトも同様で、本当に関連するページへと行いましょう。
例えば、削除したページへ訪問したユーザーが転送されたときに、まったく関連性がないコンテンツだと、閲覧者はがっかりしてしまいます。
さらに、内容に関連性がなくても効果を譲渡できると、スパムとして利用される企業があり、関連性を意識した設定が必要です。
適切なコンテンツへの設定が必須であり、これらをホームページ制作時に作成したエクセルを見ながら適切な調整を行いましょう。
本番で制作したホームページ上で行うと、ミスが誘発されるリスクがあり、エクセルやスプレッドシートの活用は必須です。
1年くらいで解除
設定した301リダイレクトは、約1年で解除しても問題ありません。
グーグルの発表によると、1年経過すれば、ほぼ評価の譲渡が終わっていると発言しているため、削除しても一切問題がありません。
また、アメリカのSEO業者MOZによると、昨今では301リダイレクトの数を減らすことが推奨されています。
もちろん、1年で譲渡が完了していないと駄目であり、解除をして、5営業日ほどランキングチェックをして、落ちていれば元の状態に戻しましょう。
これらを継続して行えば、最適化された転送設定へと成長し、期待以上の検索ランクへと成長します。
ホームページのSEO効果を落とさない301リダイレクトを正しく実施
SEO効果を落とさない301リダイレクトへの理解は非常に大切で、ホームページ制作時にお客さまに説明します。
ホームページ制作をして検索順位が上がらなくても良いと言う方は少ないと思うため、適切な知識を持って取り組みましょう。
ただし、数が少ない方が良いという基礎知識を得たうえで、公開後はなるべく増やさないことを意識する必要があります。
実際に実績で見ても、実は公開後1度も設定した経験がないというお客さまも多いです。
それらクライアントは、平均的に検索ランクが高く、稀に突出した順位を獲得しています。
ホームページ制作には、301リダイレクトがありますが、行わない方がSEO効果は高いと理解した対応が必須と言えます。