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ホームページのURLにあるwwwが不要な理由と注意点
ホームページのURLに含まれるwwwは、今では不要とされることが増えています。見た目のスッキリさや使い勝手を考えてwwwを外すケースも多くなっていますが、変更にはいくつか注意点があります。
このページでは、wwwが不要とされる理由と設定を変える際の注意点を解説します。
目次
ホームページのURLにあるwwwが不要な理由
現在では、ホームページのURLにwwwを含めない運用が一般的です。その背景には、技術的な変化やユーザー視点での利便性向上があります。ここでは、ホームページのURLにwwwが不要な理由を紹介します。
wwwの役割は昔と違い今では不要とされている
もともとwwwは、サーバーがWebサイトを提供していることを示すための記号でした。しかし現在は、ドメイン名だけでホームページが動作するのが標準であり、あえてwwwを付ける必要はありません。
特に技術的な理由でwwwを必要とするケースは限定的で、設定や表示の面でも簡略化が求められる傾向があります。そのため、今ではwwwなしのURLを選ぶサイト管理者が増えています。
リンクを貼ったときにURLが読みやすくなる
wwwなしのURLは、SNSやブログ、チャットなどにリンクを貼るときにスッキリと見えるという利点があります。文字数が短くなることで視認性が上がり、クリックされやすくなる場合もあります。
とくにスマートフォンなど画面の小さい端末では、視覚的なシンプルさがユーザーの行動に影響を与えることがあります。
カタログやパンフレットにURLが掲載しやすくなる
印刷物にURLを掲載する場合でも、wwwがないほうが文字数が減るぶん、見た目が整い、紙面のデザインに馴染みやすくなります。
長いURLは印刷時に制限を受けやすいため、企業の案内資料や販促ツールなどではwwwなしのURLが好まれる傾向があります。加えて、誤入力のリスクも軽減され、ユーザーのアクセスミスを防ぐ効果もあります。
ホームページのURLからwwwを外す際の注意点
wwwを使わないURLでホームページを運用する場合には、ただURLを変えるだけでは不十分です。SEO評価の維持やユーザーの利便性を確保するためには、正しい移行手順を踏む必要があります。ここではホームページのURLからwwwを外す際の注意点を紹介します。
wwwありからなしへ301リダイレクトを行う
ホームページのURLをwwwなしに変更する際には、旧URLであるwwwありのURLから、新URLとなるwwwなしへの301リダイレクトを必ず設定する必要があります。301リダイレクトは恒久的な転送を意味し、検索エンジンに対して新しいURLが正規のものだと伝える役割を果たします。
これにより、旧URLで得られていたSEO評価や被リンクの効果を新URLに引き継ぐことができます。リダイレクトを行わずにwwwを外してしまうと、重複コンテンツとみなされる可能性があり、検索順位が下がるリスクも生じます。
サーバーやCMSの設定、.htaccessへの記述でリダイレクトを正しく構成し、アクセスの流れをスムーズに保つことが重要です。
リダイレクト後は転送の確認作業を行う
リダイレクトの設定が完了したら、必ず動作確認を行うことが大切です。ブラウザでwwwありのURLにアクセスし、wwwなしのURLに正しく転送されているかをチェックします。
あわせて、HTTPステータスコードが301 Moved Permanentlyになっていることを確認することも必要です。確認にはリダイレクトチェッカーなどのツールを活用すると、より正確に把握できます。
Googleサーチコンソールや解析ツールの設定も忘れずに行う
wwwありからなしへURLを変更した場合、Googleサーチコンソールやアクセス解析ツールの設定もあわせて更新する必要があります。
たとえば、サーチコンソールでは、wwwありとwwwなしは別のプロパティとして扱われるため、新たにwwwなしのURLでプロパティを追加し、サイト所有権を再確認する必要があります。Googleアナリティクスでも、ビュー設定のURLや参照元の除外設定などを見直しておかないと、データが正確に取得できない恐れがあります。
リダイレクトの設定だけで満足せず、各種ツールの反映まで含めて対応することが、URL変更後の正確な分析や評価維持につながります。
まとめ:wwwが不要かは運用方法に合わせて判断しよう
ホームページのURLからwwwを省略することには、視認性の向上や管理のしやすさといった利点があります。現在では技術的な理由でwwwを使う必要性はなく、wwwなしでも問題なく運用できる環境が整っています。
ただし、既存のURL構成やリダイレクト設定、アクセス解析ツールとの連携などを含めて総合的に判断することが重要です。見た目や使いやすさだけでなく、自社の運用体制やSEOの影響をふまえて、wwwの有無を適切に選ぶことが求められます。
どちらを選ぶ場合でも、URLは統一して管理し、検索エンジンやユーザーにとってわかりやすい状態を保つことが基本となります。