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WordPressの投稿と固定ページが保存できない?よくある原因と改善方法

WordPressの投稿と固定ページが保存できない?

WordPressで投稿や固定ページを作成しようとしたときに、保存ができずに困ったことはないでしょうか。原因がわからないまま作業を進めると、時間を無駄にしたり、修正できないまま放置してしまうこともあります。

このページでは、投稿や固定ページが保存できないときに考えられる主な原因と改善方法を解説します。

WordPressで投稿と固定ページが保存できない原因と改善方法

WordPressで投稿と固定ページが保存できないときは、複数の原因が考えられます。ここでは代表的な原因を整理し、それぞれに適した改善方法を紹介します。

キャッシュの影響

キャッシュとは、表示速度を高めるためにホームページの情報を一時的に保存する便利な仕組みです。ただし、WordPressの投稿や固定ページでは、キャッシュが残っていると実際の変更が正しく反映されず、保存できないように見えることがあります。

そういった場合の改善方法としては、ブラウザキャッシュのクリアや、シークレットモード、別のブラウザで確認するのが効果的です。また、WordPressにWP Super CacheやW3 Total Cacheなどのキャッシュ系プラグインを導入している場合は、プラグインの設定画面からキャッシュの削除が行えます。

また、サーバー側にキャッシュ機能がある場合は、サーバーパネルからクリアを試してください。

プラグインの競合

複数のプラグインを併用している場合、それぞれの処理が干渉してエラーを引き起こすことがあります。特に投稿や保存に関係するエディタ系やセキュリティ系プラグインで競合が起こりやすくなります。

そういった場合の改善方法としては、一度すべてのプラグインを無効化してから、保存を試してください。問題が解消された場合、プラグインの競合が原因である可能性が高いため、ひとつずつ有効化して問題のあるプラグインを特定します。

信頼性の高いプラグインのみを導入することがおすすめです。

セキュリティ設定の制限

WordPressやサーバーのセキュリティ設定が原因で、投稿と固定ページの保存ができなくなることがあります。

そういった場合の改善方法としては、WordfenceやAll In One WP Securityなどのセキュリティ系プラグインを使用している場合は、ログやブロック履歴を確認しましょう。投稿リクエストが不審なアクセスと判断されてブロックされている場合、一時的に該当機能を無効化することで、保存ができるようになります。

また、レンタルサーバー側で提供されているWAF機能によってリクエストが遮断されているケースもあります。サーバーの管理画面からWAFを一時的に無効化し、保存を試すことで、原因を切り分けることができます。

テーマの不具合

使用しているテーマに不具合があると、エディタ画面や保存処理が正しく動作しない場合があります。特にカスタム投稿タイプやJavaScriptを多用しているテーマでは、保存ボタンが反応しないなどのトラブルが起きやすくなります。

そういった場合の改善方法としては、別のテーマに一時的に切り替えて、保存が正常にできるかを試しましょう。問題が解消された場合は、現在のテーマに原因がある可能性が高いため、テーマの更新やサポート情報を確認してください。

テーマのバグ修正が提供されている場合は最新版へのアップデートが効果的です。

WordPress・プラグインのバージョンの古さ

WordPress本体やプラグインのバージョンが古いままだと、新しいPHP環境との互換性が取れず、正常に保存できなくなることがあります。バージョンの不一致が原因で、投稿画面が正しく表示されなかったり、保存機能が無効になることがあります。

そういった場合の改善方法としては、まず、WordPress管理画面の更新メニューから、WordPress本体とプラグインのバージョンを確認しましょう。必要に応じて最新版にアップデートします。

アップデートの前には、万が一に備えて必ずバックアップを取っておくことをおすすめします。

PHPバージョンの非対応

サーバー側で使用されているPHPのバージョンが古すぎる場合、WordPressの一部機能が正常に動作しなくなることがあります。保存時の処理がエラーになり、投稿や固定ページが保存されないケースがあります。

そういった場合の改善方法としては、サーバーの管理画面にアクセスし、現在のPHPバージョンを確認します。WordPress公式ではPHP7.4以上を推奨しているので、できるだけ最新バージョンを利用するとよいでしょう。

PHPのバージョン変更は慎重に行い、事前にバックアップを取得したうえで実施してください。

それでも保存できない場合はWeb制作会社に相談しよう

ここまでの対処法をすべて試しても投稿や固定ページが保存できない場合、問題の原因がより複雑で専門的な領域に及んでいる可能性があります。

たとえば、サーバーの設定ミス、データベースの不整合、権限の不備、カスタマイズされたテーマやプラグインが原因のケースなど、一般のユーザーでは対応が難しい不具合が存在します。その場合に、無理に自己解決を試みると、かえって別のエラーを招いたり、重要なデータが失われるリスクもあるため注意が必要です。

こうした場合は、WordPressの構造やサーバー環境に精通したWeb制作会社に相談することが、もっとも安全で確実な解決策となります。専門業者であれば、現状の環境を的確に診断し、根本的な原因を突き止めたうえで、最適な対応をスムーズに行うことが可能です。

小さなトラブルが大きな障害になる前に、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ:WordPressで投稿と固定ページが保存できない原因を見直そう

WordPressで投稿と固定ページが保存できない場合、その原因はキャッシュの影響やプラグインの競合、セキュリティ設定、テーマの不具合、バージョンの古さ、PHPの非対応など、多岐にわたります。一見すると複雑に感じられますが、ひとつひとつ丁寧に確認していくことで、多くのケースでは自力で解決することが可能です。

今回ご紹介した内容をもとに、設定や環境を見直してください。それでも改善しない場合は、無理に改善を続ける前に専門のWeb制作会社へ相談するのが安心です。早めの対応が、ホームページのトラブルを最小限に抑えるポイントとなります。

WordPressサイトの不具合は、日々の運営に大きな支障をきたす原因となります。当社のWordPress制作サービスでは、基本構造の制作からカスタマイズ、保守管理、不具合対応まで幅広くサポートが可能です。もちろん、保存エラーや表示崩れなど、技術的な問題にも専門スタッフが迅速に対応します。安心してWordPressを活用したい方は、ぜひご相談ください。

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