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ホームページのページ数の調べ方とは?カウントツールも紹介

ホームページのページ数の調べ方とは?

ホームページにどれくらいのページ数があるのかを正確に把握できていますか。ページ数を知ることは、思っている以上に大切です。特にSEOを意識したホームページでは、自社サイトの規模感を把握したり、競合との違いを見極めたりする手がかりになります。

この記事では、ホームページのページ数を確認する方法や、手軽に使えるカウントツールについて紹介します。自社サイトの状態を客観的に知る第一歩として、ぜひ参考にしてみてください。

ホームページのページ数を調べる目的とは

ホームページのページ数を調べることは、単に数字を知るためではなく、SEOやホームページの改善に役立つ大切な指標となります。ここでは、ホームページのページ数を調べる目的について解説します。

SEO効果を高めるため

検索エンジンはページ数そのものを評価するわけではありません。しかし、ページ数はサイト全体の情報量や網羅性を示す目安になります。

たとえば、テーマに関連するページが揃っているホームページは、検索ユーザーの疑問や課題を幅広く解決できます。ユーザーが求める情報にしっかり応えられるホームページはユーザー満足度が高まり、結果として検索エンジンからの評価が向上します。

ただし重要なのは数そのものではなく質とのバランスです。ページ数が少なすぎれば情報が不足しますし、多すぎれば内容の薄いページが混ざっている可能性もあります。あくまで良質で必要な情報を過不足なく提供できているかが、SEO効果を左右するポイントです。

つまり、ページ数を把握することは、「不足している情報がないか」「無駄なページで全体の質を落としていないか」を確認する出発点となります。

SEOを意識するうえで、ページ数はホームページの改善の方向性を示す重要な指標なのです。

競合を比較しコンバージョン数を最大化するため

ホームページのページ数を把握することは、競合分析に直結します。同じテーマを扱う競合サイトと比べると、自社がどの領域をカバーできていないかが明確になります。

たとえば、自社が20ページで競合が100ページある場合、その80ページ分のテーマは競合に独占されている可能性があります。これはユーザーとの接点において大きな差となり、見込み顧客との出会いの機会を逃していることを意味します。

こうした差分を読み解くことで、狙うべきテーマや強化すべき領域が見えてきます。結果として、コンテンツ戦略を最適化し、ホームページから得られるコンバージョン数を最大化することにつながるのです。

ホームページにあるページ数を手動で調べる方法

ホームページのページ数は、必ずしも専門ツールを使わなくても確認できます。ここでは、誰でもすぐに試せる手動での調べ方を紹介します。

目視でページ数を数える

最もシンプルな確認方法は、実際にホームページを開いてページ数を目で数えることです。トップページからリンクをたどり、公開されているページを1つずつ確認していけば、正確なページ数を把握できます。

特に、会社概要やサービス紹介など限られたページ数で構成される小規模サイトでは、この方法で十分に全体像を把握することが可能です。数十ページ程度であれば現実的に対応できるでしょう。

また、WordPressを利用している場合は、管理画面で公開件数が表示されるため、それぞれの数字を合計することで比較的スムーズにページ数を調べることができます。

ただし、ページ数が数百を超えるような大規模サイトでは、すべてを手作業で数えるのは非常に非効率です。あくまでも規模が小さいホームページで使える原始的な方法として活用するのが現実的です。

XMLサイトマップを確認する

簡単にページ数を確認できる手段として、XMLサイトマップを使う方法があります。

XMLサイトマップとは、検索エンジンにページの存在を伝えるための一覧表のようなもので、基本的にはすべての公開ページがリスト化されています。

多くのホームページでは、「https://example.com/sitemap.xml」のURLでアクセスできることが多く、ブラウザ上から確認することが可能です。このファイルには、各ページのURLが列挙されているため、行数を数えることでページ数の目安が分かります。

ただし、XMLサイトマップに記載されていないページが存在する場合もあるため、あくまでも参考値として考えるのがよいでしょう。

Google検索演算子を使う

Googleの検索演算子を使えば、Googleにインデックスされているページ数を確認することができます。

使い方は簡単で、Googleの検索窓に【site:example.com】と入力するだけです。これにより、そのドメイン内でGoogleに登録されているページ一覧が表示され、検索結果の上部にあるツールをクリックすることで、約〇〇件といった形で件数が表示されます。この数字がインデックスされているページ数の目安になります。

ただし、この方法にも注意点があります。表示される件数はあくまで推定であり、正確な数とは限りません。また、noindex設定がされているページやクロールをブロックしているページはカウントされないため、すべてのページを把握するには不十分なこともあります。

とはいえ、競合サイトのインデックス状況をざっくり把握したいときには効果的な方法です。

ホームページのページ数を調べられる無料のカウントツール

ページ数を効率よく調べたい場合は、無料で使えるツールを活用するのが便利です。ここでは、実際に使いやすく、SEOにも役立つ無料のカウントツールを紹介します。

Google Search Console

Google Search Consoleサイトの画像

Google Search Consoleは、自社サイトの状態を把握するために欠かせないGoogle公式の無料ツールです。

ページ数の確認という目的においても、ある程度の把握が可能です。具体的には、カバレッジレポートを利用することで、GoogleにインデックスされているURLの数や、クロール済みだがインデックスされていないページの状況などが確認できます。

注意点としては、このツールで確認できるのはあくまで自分が管理しているホームページに限られるということです。他社サイトのページ数は調べられません。

しかし、自社サイトのページ数を把握するという意味では効果的で、SEO対策につながる情報も得られます。

Screaming Frog SEO Spider

Screaming Frog SEO Spiderサイトの画像

Screaming Frog SEO Spiderは、サイト全体を自動でクローリングし、詳細な情報を取得できる本格的なSEOツールです。無料版でも最大500ページまでのクロールが可能で、手軽に導入できるのが魅力です。

このツールを使えば、ただページ数をカウントするだけでなく、各ページのタイトルタグ、メタディスクリプション、ステータスコード、canonical設定なども一覧で確認できます。また、noindexが付与されたページや重複するページも抽出できるため、インデックスの最適化にも役立ちます。

クローリング結果はCSVファイルとしてエクスポートできるので、Excelで分析するのにも便利です。ページ数の把握だけでなく、サイト構造の見直しやコンテンツの改善に活かしたい場合にもおすすめです。

XML Sitemaps Generator

XML Sitemaps Generatorサイトの画像

XML Sitemaps Generatorは、ホームページのURLを入力するだけで、簡単にXML形式のサイトマップを自動生成できるオンラインツールです。

作成されたサイトマップには、ページごとのURLがリスト化されており、それを確認することでページ数を把握することができます。操作も簡単で、ブラウザだけで完結するため、ツールに不慣れな方であったとしても扱いやすいのが特長です。

ホームページのページ数を調べたあとの対策方法

ページ数を把握したら、その数字をもとに具体的な改善策を実行することが大切です。ここでは、調査結果を活かしてサイト全体の質を高めるための代表的な対策を紹介します。

不要なページを削除する

複数の競合サイトと比べて、自社のページ数が極端に多い場合は注意が必要です。数字の裏には、ユーザーにとって価値の低いページを公開している可能性があります。

たとえば、内容が数行しかない薄い記事や、まったく同じ内容を複製しただけのページ、すでに古くなって役立たない情報のページなどは、残しておくとサイト全体の評価を下げる原因になりかねません。

こうした不要なページを削除すれば、ホームページの情報構造が整理され、ユーザーは必要な情報にスムーズにアクセスできるようになります。また、検索エンジンのクローラーも効率よく重要なページを巡回できるため、インデックスの最適化にもつながります。

不足しているテーマのページを追加する

競合と比較してページ数が少ない場合や、特定のジャンルの情報が手薄な場合は、新しいページを追加することが効果的です。たとえば、サービス紹介ページはあるけれど事例紹介やFAQが不足していると、ユーザーが知りたい情報が十分にカバーできません。

不足しているテーマを補うことで、サイト全体の網羅性が高まり、検索ユーザーの幅広いニーズに応えられるようになります。結果として、検索結果での露出が増え、潜在顧客との接点が広がる点が大きなメリットです。

既存コンテンツをリライトする

競合サイトと比較してページ数がほぼ同程度で、追加も削除もできない場合は、既存コンテンツのリライトに取り組むのが効果的です。

古い情報を最新のデータに差し替えたり、ユーザーの疑問を補足する説明を加えたり、文章構成を改善したりすることで、1ページごとの質を引き上げられます。

リライトは「新しいページを増やさずに、今ある資産を最大限に活用できる」という点が大きなメリットです。ゼロから記事を作成するより効率的で、検索エンジンからの評価の改善にも直結しやすくなります。

ホームページのページ数に関するよくある質問

ここでは、ホームページのページ数に関して多くの人が気になる疑問についてまとめています。SEOやホームページ運営の視点から役立つ内容です。

ホームページやECサイトの平均ページ数はいくつですか?

ホームページのページ数は業種や運営スタイルによって大きく異なります。かつては、一般的な中小企業のコーポレートサイトであれば、トップページや会社概要、サービス紹介、問い合わせページなどを含めて30ページ前後がひとつの目安とされていました。

しかし現在では、ブログや事例紹介、よくある質問などを継続的に追加していく運営が一般的となり、ページ数が100〜1000を超えるケースも珍しくありません。特に情報発信型のホームページやSEOを重視した構成では、自然とページ数が増えていく傾向にあります。

一方、ECサイトの場合はさらにページ数が多くなりがちです。商品ごとに個別ページが生成されるうえ、カテゴリ別ページ、レビュー、関連商品なども含まれるため、数千ページ規模になることもあります。

いずれにせよ、平均的な数にとらわれすぎる必要はありません。大切なのは、自社の目的に合った構造で情報が整理されているかどうかです。

ページ数が多ければSEO効果は出てきますか?

ページ数が多いこと自体が直接的にSEO評価を高めるわけではありません。Googleは量よりも質を重視しており、意味の薄いページや重複したページが多いと、むしろ評価を下げる原因になることもあります。

ただし、テーマに対して多角的な情報を提供しているホームページは、検索意図に合ったコンテンツが見つかりやすく、結果的にSEO評価につながりやすくなります。つまり、ページ数はコンテンツの網羅性や専門性の裏付けとなります。

したがって、SEO効果を高めたい場合は、ただ数を増やすのではなく、ユーザーの疑問やニーズに応えられるような質の高いコンテンツを増やしていくことが重要です。

ページ数が多いことによるデメリットはありませんか?

ページ数が多くなることで、ホームページの管理が煩雑になるデメリットがあります。たとえば、更新漏れが発生したり、情報の古いページが残ったままになったりすると、ユーザー体験が損なわれてしまいます。

また、内部リンクの整理やカテゴリ構成が複雑になり、クローラーが正しく巡回しにくくなるケースも考えられます。結果として、インデックス漏れやSEOのパフォーマンス低下を招くこともあります。

そのため、ページ数が増えてきた段階では、定期的にコンテンツの棚卸しを行い、不要なページの削除や統合、リライトなどを検討することが大切です。運営の負担を軽減しながら、サイト全体の品質を維持する視点が求められます。

まとめ:SEOを行うなら自社やライバルサイトのページ数をカウントしよう

ホームページのページ数は、単なる数字ではなく、コンテンツの充実度やサイト構造を見直す手がかりとなります。とくにSEOの視点から見ると、自社と競合サイトを比較し、どれだけの情報量を扱っているかを客観的に把握することは非常に効果的です。

そのためには、Google検索演算子やXMLサイトマップ、カウントツールなどで調査することが大切です。競合と同じ基準でページ数を調べれば、差分も見えやすくなり、改善すべき点も明確になります。

SEO対策を進めていく上で、まずは今のページ数を正しく知ることが第一歩です。今回紹介した無料のカウントツールや手法を活用して、自社サイトの現状を把握し、より質の高いホームページ運営につなげましょう。

本記事では、ホームページのページ数を調べる方法や無料で使えるカウントツール、調査後の具体的な対策について解説しました。ページ数の把握は、SEO改善の出発点にすぎません。当社のSEO対策では、ページ数の調査と分析はもちろん、競合サイトの状況やコンテンツの質まで含めた総合的な診断を行い、成果につながる改善方法をご提案しています。「自社サイトの現状を詳しく知りたい」「調べるだけでなく具体的に改善したい」とお考えの方は、ぜひ当社のSEOサービスをご活用ください。
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