セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2022.09.09

クロールの統計情報を使ってホームページにクローラーを呼び込む

Googleサーチコンソールには、クロールの統計情報というデータが公表されています。

クロールの統計情報とは、ホームページのコンテンツをデータベースに格納しているGoogleのクローラと呼ばれるプログラムが、どれくらいに頻度でホームページに訪問しているかを調べることができるデータになります。

当ページでは、クロールの統計情報を使ってホームページにクローラーを呼び込むために、お客さまが意識すべきポイントを紹介します。

クロールの統計情報とは

クロールの統計情報とは、Googleサーチコンソールに表示され、Googleの情報収集を行うクローラーと呼ばれるプログラムが、どれくらいの頻度でホームページに訪問してくれるかを知ることができるデータです。

Googleサーチコンソールのクロールの統計へのアクセスは、少し分かりづらい箇所にリンクが設置されており、左ナビゲーションの下部にある設定>クロールの統計情報>レポートを開くをクリックすることで表示されます。

一般的にクロールの統計情報は、お客さまが閲覧する必要はなく、ホームページ制作会社やSEO会社が確認を行い、お客さまのホームページ運営方法を検討する際に利用されます。

実際に制作実績のホームページで見ても、クロールの統計情報を見ているお客さまは、当社が把握している限りでは0になっており、さらには多くのホームページがクロールの統計情報を見ずとも高いSEO効果を実現しています。

クロールの統計情報を利用するメリット

クロールの統計情報を利用して、クローラーの訪問頻度を高めることで、ホームページのSEO効果をより高くすることが可能です。

なぜクローラーの訪問頻度を高めれば、ホームページのSEO効果が高くなるかについては、2つのポイントがあり、それぞれを紹介します。

1点目が、クローラーは1度の訪問でホームページすべての情報を収集しているわけではありません。

クローラーはページ単位で訪問をしているため、ホームページに1回訪問したとしても、訪れたページの情報収集だけを行って帰ってしまうので、すべてのページにバランスよく訪問してもらわなければ、サイト全体のページで高い検索順位を獲得することができないのです。

さらに、クローラーは、1度ページに訪問しただけでは、ソースコードの2,3行しか情報収集を行ってくれず、1ページに何度も訪問してもらわなくてはならないのです。

そのため、ホームページを公開してすぐにSEO効果を出すことは難しくなっており、最短でSEO効果を出せたとしても3ヶ月以上の期間が必要になってしまいます。

2点目が、クローラーの訪問頻度が高いホームページの方がSEO効果が高くなる傾向があります。

クローラーの訪問頻度を高めるためには、多くのページを作成して、コンテンツの品質が高く、被リンク本数が多いホームページとしなくてはなりません。

これらの3つの要素は、ホームページのSEO効果にも直結しているので、クローラーの訪問頻度が高ければ、SEO効果が出るのか、あるいはページ数やコンテンツの品質、被リンク本数が多い結果、検索順位が高くなるのかは不明ですが、クロールの統計情報の結果が検索順位に影響を与えているのは間違いがありません。

この2点の理由から、ホームページのSEO効果を高めるには、クロールの統計情報を閲覧するメリットは大きくなっており、これまで1度も見たことがない方は、当ページをご覧の機会に、一度閲覧してはいかがでしょうか。

では次に、少し先述してしまいましたが、クロールの統計情報からホームページにクローラーを呼び込む方法を紹介します。

クロールの統計情報からホームページにクローラーを呼び込む方法

現状のクローラーの訪問を把握する

クロールの統計情報を見て、現在のクローラーの訪問を把握しましょう。

クロールの統計情報を見ると、クロールリクエストの合計数と合計ダウンロードサイズ、平均応答時間の3つが表示されるので、この3つの数値データをExcelなどにメモしておくと良いでしょう。

ホームページ運営を行いながら、クロールの統計情報に表示された数値を高めることを意識することで、SEO効果を高めることが可能になります。

良質な新規ページ作成

クロールの統計情報を増やすためには、新規ページ作成が不可欠です。

クローラーはページ単位で訪問をしているので、ページ数が多いほど、クローラーをホームページに呼び込むことが可能です。

ただし、低品質なページを作成しても、クロールの統計情報を伸ばすことができないので、良質を意識したページ作成が重要です。

GoogleはTwitterで、良質なページであるほど、クローラーの訪問頻度が高くなると公表をしているので、良質なページ数を増やすほど、クロールの統計情報の数値を高めることが可能です。

ただし、2点だけ注意点があり、クロールの統計情報を増やすとなると、それなりのページ数が必要になる点と、ページ数を増やすのが難しい場合は、本当に品質の高いページの作成が求められているという理解が必要です。

品質を高めるリライト

先述していますが、品質が高いホームページほどクローラーの訪問頻度が高くなります。

そのため、定期的にホームページの読み直しを行い、品質が高まるリライトが必要です。

品質が高まるリライトにおいては、ページタイトルに対して、今ウェブマスターができる最高の文章作成を行うだけでよく、テクニックなどは一切ありません。

ユーザーのことを考えたページ作成を行えば、サーチエンジンも良質であると認識してくれる可能性が高くなるので、リライトを継続していれば、クロールの統計情報の数値を高めることが可能です。

ナチュラルリンクの獲得

クローラーはリンクを辿り、さまざまなホームページに訪問しているので、リンク数を増やすことで、クロールの統計情報の数値を高めることが可能です。

ただし、リンクと言っても、ホームページに自作自演で低品質な被リンク数を増やしても、クロールの統計情報の数値は高まらず、ナチュラルリンクの獲得を狙うことが大切です。

サーチエンジンは、低品質なリンクは無効化をしており、この低品質には自作自演も含まれているので、ナチュラルリンクの獲得だけを狙いましょう。

ナチュラルリンクの獲得を狙うためには、ホームページの品質を高めることが重要になるので、品質が高くなる点と、リンクを辿ってクローラーが訪問する点の2点からクロールの統計情報の数値を高めることが可能です。

まとめ

クロールの統計情報について紹介をしました。

これまで多くのホームページにクロールの統計情報を説明してきた経験がありますが、お客さまはクロールの統計情報を見る必要はなく、良質を意識したホームページ運営を継続するだけで、自然とクロールの統計情報の数値を高められます。

クロールの統計情報が必要になるのは、ホームページ制作会社やSEO会社が、お客さまにホームページ運営方針を提案するときになっていると思います。

ただ、クロールの統計情報をある程度は見れた方が、適切なSEO指針を立てやすくなっているので、ホームページにSEOを行っている企業の参考になれば幸いです。