- 2023.03.12
ネットショップに必要なメール配信システム
ホームページ制作段階では、それほど気にならないですが、ネットショップを公開して運営をしていると、こういった会員にメールをしたいと考えるウェブマスターが多いです。
実際にホームページ制作実績のネットショップの多くが、最初は予算削減のためにシステムは実装せず、運営の中で実装するケースが多くあります。
そこで今回は、ネットショップが作成前に検討すべきメール配信システムを紹介し、ホームページ制作前から検討すれば、より高い効率を実現できます。
ネットショップのメール配信システムとは
ホームページ制作時は、予算の関係上、結構な確率で削除されますが、ネットショップでは後から必ず必要になるのがメール配信システムです。
この配信には2つのパターンがあり、新規顧客開拓のためのメールマガジンと、会員登録を行ったユーザーに連絡を送るシステムです。
メルマガは一般的なものになり、さらにはレンタルサーバー会社が機能を提供し、予算次第ではそちらを利用すれば手間はかかりますが無料です。
ただ、会員への連絡は、当社のホームページ制作では、主にネットショップ作成では、ワードプレスとプラグインのウェルカートが多いですが、多少カスタマイズが必要です。
そのため、ホームページ制作前に、話を聞いていないと対応ができず、当社では必ずミーティングで確認をしています。
実際にホームページ制作前に、ユーザーに一斉に何か連絡があるとは思えないと言っても、実は必ず存在してきます。
例えば、直近の事例で言えば、当社が制作でよく利用するエックスサーバーが午前中の最大3時間はメンテナンスのためホームページが表示されないと連絡がありました。
この午前中は、1から7の間で3時間になるのですが、そちらの制作したホームページでは、実は6時ごろからすでに商品が売れていて、最悪のケースでは引っかかります。
さらに、商材的に、購入後すぐに利用するケースがあり、もしこの時間にアクセスされると、見込み顧客が競合他社に流れる恐れがあります。
そのため、短期間で突貫工事的な作業を行い、会員登録者へはメールを送り、新規は前日から受付を停止する対応を取りました。
このように、意外とホームページ制作後に、会員へは連絡を取るケースも見られ、適切な対応が必要になります。
ネットショップによくあるメール配信
では実際に当社のホームページ制作でよくあるパターンを紹介します。
メルマガ
ほぼすべてのネットショップに関係するのがメルマガで、必ず初回ミーティングなどでしっかりと検討するようにしましょう。
配信する内容は、結構簡単なものでよく、例えば新商品のリリースや価格変動の連絡、消費税変更のお知らせなどになります。
ターゲットは、会員登録をしていないけれどもメルマガを登録してくれたユーザーと、既に会員の見込み顧客になります。
そのため、新規登録とリピート購入の確立を高めるのにも必須であると思います。
会員全員
先述している通り、サーバー周りなどは一斉に会員全員に連絡を入れる必要があります。
意外とですが、ホームページ制作時には、不要だと思う内容ですが、意外と発生するケースも多いので、しっかりと検討したうえで対応をしましょう。
ただし、予算も関係するので、ウェルカートであれば、実は会員一覧をCSVでダウンロードし、エックスサーバーのメルマガを使えば無料でも対応が可能です。
問題点があるとすれば、毎回送信リストの上書きが必要という点で、ダウンロード後に会員登録や削除をしたユーザーへの対応を行わなくてはなりません。
また、上限数も確か1,500件などで定められていて、リストが多い場合は分割送信になります。
関係者に厳選
会員の中でも、必要と不要を振分して配信するケースもあり、一応CSVでも対応が可能です。
ただ、これまでの経験で言うと、かなり公開前のミーティングで明確に定めていく必要があり、簡単に言うとCSVのダウンロードリストに項目を含める必要があります。
基本的にはCSVはエクセルで開けられ、ソートや並び替えなどが自由にでき、最悪無料で対応が可能です。
ただ、これらは配信頻度が高いお客さまだと、結構面倒くさいので、できればシステムをしっかりとカスタマイズしていく方が良いでしょう。
ホームページ制作中からネットショップのメール配信を想定
ネットショップではさまざまなパターンでメール配信を行う可能性があります。
これらに対応するには、ホームページ制作時からしっかりと検討していくようにするのがベストで、さらに構築する際には拡張性を意識しましょう。
内容は本当に千差万別で、後からこういう絞り込みができないのかと言われるケースは結構多いです。
このときにがちがちに定められたシステムを構築していると、改修費用が大きくなってしまい、やりたい内容を実現するハードルが高まります。
そのため、最初の打ち合わせがもっとも重要であり、最適なシステムを構築することが、中長期的な費用対効果には重要になります。