ホームページのページ削除が与える検索順位への良い影響と悪い影響

昨今のホームページは、サイト全体が良質でなければ検索順位が上がらないと言われています。

検索順位が期待通りに上がっていないホームページが、サイト全体が良質でなければ検索順位が上がらないという情報を見たときに、思いつく対策は、低品質と思われるページの削除になると思います。

しかし、ページの削除は、検索順位を上げる効果もありますが、下げる効果もあるため、慎重に行わなくてはならない対策です。

当ページでは、ホームページのページ削除が与える検索順位への良い影響と悪い影響を紹介します。

ホームページのページ削除が与える検索順位への良い影響

ホームページにある低品質なページを削除することで、削除対象のページと関連したテーマのページの検索順位を高めることが可能です。

サーチエンジンは、テーマごとにサイト全体の品質を確認しているので、低品質だと判断されているページと同じテーマのページは、通常よりも低い検索順位で表示されているのです。

そのため、低品質ページを削除することはそのテーマについてのページすべての検索順位を上げることが可能になり、さらには低品質ページを多く削除できれば、トップページの検索順位も高まるる効果があります。

SEO会社のブログを見ていると、多くのテーマについて書かれているページを削除することで、サイト全体の検索順位を高めることができたという事例が公表されています。

1ページに多くのことを書いてしまうと、そのページのテーマと関係がない内容まで書いてしまうので、検索結果に多くのキーワードで表示されてしまいます。

検索結果に出てくるキーワード数が増えることは良いことではありますが、一般的にサーチエンジンは、検索ワードに関して詳しいページを上位表示しているので、すべてのキーワードが中途半端な検索順位のホームページになってしまうのです。

すなわち、ページに書かれているすべての内容が低品質と判断されている状態になるので、テーマの絞り込みが不十分なページを削除することによって、サイト全体の検索順位を高めることが可能です。

当社のホームページ制作では、基本的にはページ削除は辞めた方が良いと提案をしています。

確かに、低品質ページを削除することで、そのページに関連するテーマのページの検索順位を高めることはできるのですが、サーチエンジンが低品質と判断しているかどうかは、ウェブマスターでは分かりません。

仮にウェブマスターが低品質と判断しても、サーチエンジンが良質だと判断していたページを削除すると、削除したページと関連したページの検索順位を落とす結果になってしまいます。

そのため、ウェブマスターは、ホームページにある良質と低品質なページは、自分で判断することは難しく、アクセス解析やGoogleサーチコンソールのデータを確認して、検索順位を見ながら、少しずつ削除していく必要があります。

ページを削除することは、検索順位に良い影響と悪い影響の両方があると考えましょう。

そのため、もしこれからページ削除に取り組むのであれば、削除することは否定しませんが、削除した結果、ホームページの検索順位が下がった場合に、元の状態に戻せるようにすることが大切です。

すなわちWordPressでホームページを制作している場合は、削除したページはゴミ箱に残しておき、削除から1週間くらいは検索順位を確認するようにして、もし検索順位が下がったら、削除したページを復活させることが大切です。

ページ削除は、ホームページの検索順位を落とす可能性があるので、慎重に行う必要があります。

ホームページのページ削除が与える検索順位への良い影響と悪い影響を紹介しました。

当社のホームページ制作では、ページ削除はおすすめできないと提案をしており、削除した方が良いページがある場合は、ユーザー目線でリライトに取り組むことが大切です。

ホームページのページ削除を検討中の方は、当ページをご覧の機会に、良い影響も悪い影響もあると理解をして、適切な判断を行うようにしましょう。