- 2022.01.29
サテライトサイトを整理し被リンク効果が出た事例
ホームページ制作実績のクライアントが被リンクを整理したところ、トップページの検索順位が高まったため事例をご紹介します。
そちらのクライアントは、ホームページ制作後から無料ブログにビジネスに関する記事を掲載し、定期的に被リンクを行っていました。
現在の仕様では、グーグル曰く、マイナスはなくすべて無効化ということですが、事例として検索順位が上がった整理法を紹介します。
ホームページ制作と被リンクとSEO
従来は、ホームページ制作後に、無料ブログを開設し、そこから被リンクを行い、SEO効果向上を狙うケースが多かったです。
効果は非常に高く、実際に実績でも被リンクだけで上位表示ができていました。
ただ、数が多ければ、ランキングが向上するというのは、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングなど主要な検索エンジンが狙うポイントではありません。
検索エンジンは、結果ページをできる限りユーザーに役立つものにして、自社サーチエンジンを利用して欲しいと考えているからです。
そのため、まずは検索ランクを下げる処理をしましたが、逆SEOと言う手法が流行ってしまいました。
逆SEOとは、簡単に言うと、自社よりも上位にランクインしているホームページに対して、低品質な被リンクを実施し相対的に見たときにランキングを向上させる方法です。
これは、サーチエンジンの思惑とは違い、無効化処理が行われています。
この無効化は非常に強いと思われ、実績企業を見る限りでは、自然発生したものですら無効化されているように感じます。
そのため、現在においては、ホームページ制作時にSEO目的で被リンク提案をする機会は無くなり、コンテンツの質でランク上位を狙うのが正攻法になります。
被リンク整理法
上記を前提の基礎知識として、お客さまの整理法を順を追って紹介します。
サテライトサイトをエクセルに記載
無料ブログは1つではなく複数あり、契約はホームページ制作だけで、全体を把握できておらず、サテライトサイトのURLアドレスをエクセルに記載いただきました。
この作業はクライアントからすれば、そんなことをしなくても、グーグルクロームのお気に入りに入っていると言われました。
ただ、それは当社では見れず、情報共有を目的としてお願いしました。
ページ削除しない
URLを記載し終わったら、次にルールとして、無料ブログを削除する場合は別ですが、基本はページの改善で対応して欲しいと伝えています。
これは、グーグルの発言に、削除ではなくリライトで対応すべきという発言があり、さらには低品質と思われるページを削除して検索順位が落ちた事例は多くあります。
そのため、恐らくですが、削除は愚策であるように思われ、たとえ本体として制作されたホームページでなくても、品質が落ちるのはよろしくありません。
もちろん、1ページも削除しなかったかと言われると、そうではなく、まずはリライトができない削除すべきページをピックアップして、数ページの削除を行っています。
低品質なページを新人が精査
残ったページを確認し、ホームページ制作を担当したウェブマスターではなく、できる限り新人が原稿を読みました。
なぜかというと、専門性の高い記事と言うのは、難しい書物のような記事ではなく、高いノウハウが掲載された記事を言うからです。
新人でも分かるくらい丁寧に書かれている場合は、良いと考え、分からないページごとに何が分からなかったかを記載しています。
リライト
分からない箇所と理由が明確化されたので、リライトを開始しています。
この際に、実は単に分かりやすい文章にするだけではなく、本数を約半分まで減らしました。
先述していますが、昨今のホームページ制作では、提案は行わなくなりつつあり、それは高い確率で無効化されるからです。
価値があるものが効果を出し、ないものが無効化されていると考えるのが一般論ですが、無効化の数が少ない方が良いと考えています。
検索エンジンが考える良質なものだけに限定されれば、より高いSEO評価を受けられるでしょう。
被リンクに頼らないホームページ制作がベスト
上記対策を行うことで、トップページの検索順位が大幅に上がっています。
具体的には、トップページで計測しているキーワード数が20になるのですが、その中央値が20から15まで向上しています。
検索エンジンは無効化していると発言して、別の要因でランクが向上した可能性はあります。
ただ、タイミング的にサテライトサイトの整理後、約3日ほどで大きくランキングが向上しており、可能性としては高いと思い紹介しました。
昨今のホームページ制作は、あまりサテライトサイトを作成しませんが、もし作成している場合は、一度整理をしても良いかも知れません。