セブンデザイン 成果を追求した大阪のホームページ制作会社

  • 2023.11.22

点数が出るSEOツールを利用する際の注意点

SEOを意識したホームページを制作すると、自社サイトがSEOにどれくらい強いのかを気にされる方は多いと思います。

そこで多くの方が調査ツールとして利用されるのが、自社のSEO状況を明確に知るために点数化を行ってくれるSEOツールです。

当社では、点数化を行うSEOツールの利用は否定しませんが、しかし間違った使い方をしてしまうと、逆に検索順位を落としてしまうと紹介しています。

点数の出るSEOツールとは

現在、世の中には多くのSEOツールが存在していますが、多くのお客さまが利用しようと考えるのが、点数化してくれるSEOツールではないでしょうか。

例えば、LighthousePageSpeed Insightsパワーサイトランキングなどが有名な点数化を行ってくれるSEOツールになります。

これらのツールを利用することで、自社のホームページのSEO評価を点数化してくれるので、具体的にサーチエンジンからどれくらいの評価を受けているのかがすぐに分かります。

実際に当社も、上記の3つのツールは、状況次第ではホームページ制作の提案書にキャプチャー画像を掲載するくらい有益なSEOの情報になっていると感じます。

では、具体的に点数化してくれるSEOツールを利用する際に気を付けるべきポイントを紹介します。

SEOツールの点数を利用する際の注意点

点数が与えるSEO効果

点数化してくれるSEOツールの問題は、提示された点数だけで検索順位が決定しないという点です。

現在のサーチエンジンが検索順位を決定するのは、さまざまな観点からホームページを閲覧して、それぞれのページで重要なキーワードごとにランキングを決定しています。

もちろん、点数を高めること自体は良いことであるため、SEOを意識したホームページを制作したり、SEOツールの点数を高めるために、サイト運営を継続することは重要です。

しかし、1つのツールの点数に固執してしまい、その点数だけを上げたとしても、御社が狙ったキーワードで検索順位が上がった例はありません。

あくまでSEO評価の1つであり、点数を高めれば検索順位が上がるという間違えた考え方は持たないことが大切です。

点数にこだわるとホームページが悪くなる可能性

SEOツールが示す点数にこだわり過ぎている場合、その点数を上げるためだけにホームページを修正して、逆にユーザーにとって扱いづらいホームページになってしまう可能性があります。

そもそもホームページはユーザーのために存在しており、現在のSEOに強いホームページ制作の基本は、すべてのページでユーザーが満足できる情報提供を行うことになります。

すなわち、点数を上げるために、ホームページのユーザー満足度が低下してしまうと、検索順位を上げるための対策にもかかわらず逆に下がってしまうリスクがあります。

もちろん、上記の改悪を行ってしまうと、SEO効果だけではなく、ホームページの成約率も低下してしまうので、御社にとってまったくメリットがない対策だと言えます。

確かに点数は、1つの指標ではありますが、固執して無理に上げるのではなく、点数も上がりユーザーのためになる修正だけに限定して行うようにしましょう。

点数を上げることが、ホームページの検索順位を上げる唯一の対策ではなく、現在のSEOではユーザー目線の追求の方が高い効果を発揮するケースの方が多いです。

そのため、点数を上げるのは否定しませんが、ユーザーにとって扱いづらいホームページになる対策は絶対に行わないようにしましょう。

点数の出るSEOツールを有効活用するために

点数の出るSEOツールを有効活用するためには、点数を上げることを目的にするのではなく、よりユーザーフレンドリーなホームページにした結果、点数が高まるという認識を持つことが大切です。

点数を高める理由は検索順位を上げることになり、もっと言えば、ホームページの成果数を増やすことが目的です。

すなわち、点数とは、ホームページの成果数を増やすための指標の一つであると理解をすることで、本当に効果的な対策が行えるようになります。

例えば、PageSpeed Insightsの点数を上げる目的で、画像のWebP化を行うとします。

しかし、現在アップしている画像の多くはGoogleのデータベースに格納されているので、単純にJPGやGIFなどの画像を大量削除を行ってしまうと、Googleの画像検索で404 NOT FOUNDが大量発生してしまいます。

そうなると、ユーザーエクスペリエンスの低いホームページと認識され、確かにPageSpeed Insightsの点数は向上しますが、ホームページの検索順位は落ちてしまうのです。

そのため、ユーザーエクスペリエンスが低くならないように、JPG画像からWebPへと301リダイレクトを行ったり、一気に行うのではなく、Googleの認識速度を考慮して段階的な実施が重要です。

点数を上げることが目的ではなく、検索順位を上げることが目的であると理解をして、対策を行うにしても、ユーザーにとって何か不具合が発生しないか、扱いづらくならないかを検討してから対策法を決定すると良いでしょう。

まとめ

点数の出るSEOツールは、自社のSEO状態を把握するのに便利です。

しかし、点数にこだわってしまうと、点数は上がったとしても、検索順位が落ちる可能性があります。

大切なのは、ユーザーのためのホームページであると認識して、ユーザーのためになる対策を行い、ならない対策は実施しないことが重要です。

現在SEOツールを利用している方は、ぜひ当ページを参考に、点数を見ながらユーザーフレンドリーなホームページを目指し、点数と検索順位、成約数を高めましょう。