- 2024.01.24
サーチエンジンの種類をホームページ開設前に知ろう
成果の出るホームページを制作するには、多くの見込み顧客を集める集客力が必要です。
見込み顧客を集めるための集客ルートは無数にありますが、その中でもサーチエンジンは普通にホームページを運営していれば、どのルートよりも多くの訪問者を集めることが可能です。
当ページでは、サーチエンジンから訪問者を集める対策を行う前に、サーチエンジンとは何かや種類、シェア、見込み顧客を集める対策法の基本を紹介します。
サーチエンジンとは
サーチエンジンとは、検索窓に自分の疑問や悩み、課題になるフレーズを入力することで、インターネットに公開されているページの中で、検索ワードと関連した無数のページが表示されるホームページのことを言います。
2006年ごろまでのサーチエンジンは、ディレクトリー型が主流でしたが、ディレクトリー型は、人間がホームページの登録を行わなくてはならなかったり、トップページしか登録ができないなどの問題がありました。
そのため、2006年以降はロボット型サーチエンジンが主流になっており、ロボット型は、人の手を介することなく、プログラムを使って、ユーザーの検索ワードに関連したページを表示させてくれます。
さらに、紹介するページは、トップページだけではなく、下層ページも紹介してくれるので、検索ユーザーが知りたい情報が掲載されているページへとダイレクトに訪問することができます。
現在では、パソコンよりもスマートフォンやタブレットを利用する時代になっているので、多くのユーザーがサーチエンジンを使って、さまざまなホームページを探し、自分が抱える疑問や悩みを解消しています。
では、次に日本国内で主要なサーチエンジンを紹介します。
主要なサーチエンジンの種類
ホームページ公開前に、知っておきたい主要なサーチエンジンの種類を紹介します。
Yahoo!
Yahoo!とは、ディレクトリー型サーチエンジンの草分けになるポータルサイトを運営する企業です。
1994年に、ジェリー・ヤンとデビッド・ファイロによって設立されました。
Yahoo!の社名は、ガリヴァー旅行記に登場する野獣に由来して、粗野で型破りなならずものという意味が込められています。
現在、Yahoo!は、サーチエンジン以外にも、オークションやブログ、SNSなど、さまざまな機能やツール、サービスを提供しています。
1996年にソフトバンクグループの共同出資でYahoo!Japanが設立され、多くの方が利用するサーチエンジンのYahoo!Japanが公開されました。
現在は、ディレクトリー型サーチエンジンは主流ではなくなってきたので、Googleが提供しているロボット型サーチエンジンを実装しています。
Googleは、持ち株会社になるAlphabet Inc.の子会社で、1998年にラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンによって設立されました。
Googleの社名の由来は、10の100乗になるgoogol(ゴーゴル)になり、インターネットにある膨大な情報を整理して、サーチエンジンの検索結果に表示させるという思いが込められています。
Googleでは、インターネットに関する多くの製品やサービスを提供しており、世界最大級のサーチエンジンやオンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウェア、ハードウェア関連の事業を展開しています。
Bing
Bingは、Microsoftが提供するロボット型のサーチエンジンで、Microsoftは1975年にビル・ゲイツとポール・アレンによって創業されました。
Microsoftの社名の由来は、マイクロコンピュータのソフトウェアを作る企業という意味から名付けられています。
Microsoftは、パソコンのOSになるWindowsを提供する世界的なソフトウェア企業になり、Windowsパソコンを購入すると、標準ブラウザになるedgeが実装されていて、その初期サーチエンジンがBingになっています。
日本でのサーチエンジンのシェア
2023年9月のデータです。
順位 | サーチエンジン | シェア |
1位 | 77.74% | |
2位 | Yahoo!Japan | 13.39% |
3位 | Bing | 7.94% |
4位 | DuckDuckGo | 0.34% |
5位 | YANDEX | 0.24% |
日本国内でのサーチエンジンのシェアは、Googleが大半になるので、ホームページを公開後は、Google対策だけ行えば良いでしょう。
GoogleとYahoo!Japanは、同じアルゴリズムを実装しているので、ほぼ同じ検索結果になります。
BingやDuckDuckGo、YANDEXは、検索順位を決定するアルゴリズムが異なりますが、Google対策を行っていれば、自然に検索順位が高くなる傾向が見られます。
ただし、異なるアルゴリズムになるので、場合によっては上位表示ができないケースもあり、もし検索順位を高くしたいのであれば、それぞれのサーチエンジンのルールを把握して、適切な対応が必要になります。
サーチエンジンからホームページに訪問者を集める対策の基本
サーチエンジンからホームページに訪問者を集める方法は、SEOと呼ばれています。
SEOの対策法は、サーチエンジンごとに異なるのですが、共通している点が存在しており、それはユーザーフレンドリーなホームページへと成長させることです。
サーチエンジンは、自社のサーチエンジンを利用してもらうために、検索結果ページをユーザーにとって価値あるものへと成長させようとしています。
すなわち、検索結果ページは、検索ワードごとに価値あるページのランキングであり、小手先のテクニックは、一時的に上位表示を実現したとしても、すぐにサーチエンジンに小手先のテクニックが見破られてしまい、検索順位が落ちてしまいます。
そのため、ウェブマスターが行うべき基本的な対策は、ホームページ制作時から、各ページで上位表示ワードを定めて、そのキーワードに対して詳しいコンテンツを作成することになります。
もちろん、サーチエンジンが認識しやすいホームページを制作するテクニックは存在していますが、それらのテクニック要素は、Web制作会社が行うべきものであり、お客さまは検索ユーザーにとって価値のあるページ作成に取り組みましょう。
まとめ
ホームページを公開する前に、サーチエンジンの種類を把握することで、適切な集客対策や分析が行えるようになります。
日本国内においては、サーチエンジンはGoogleとYahoo!Japan、Bingを把握していれば問題なく、Google対策を行えば、Yahoo!Japanの検索順位も自然と上がっていきます。
これからホームページを公開する方の参考になれば幸いです。