- 2023.06.19
SEOとしてヘッダーに書くべき内容
SEOを意識しているホームページでは、ヘッダーを最適化することを意識しましょう。
ヘッダーの最適化とは、ホームページに必要がないタグを書かないことが大切ですが、不要なタグはホームページ次第なので、どのタグと言うことはできません。
そのため、今回は、SEOを考えた場合に必要になるヘッダーを紹介したいと思います。
SEOに強いヘッダーとは
ヘッダーとは、<head></head>内に記述される要素になります。
従来のSEOでは、このヘッダーを最適化するだけで、高い効果を出していました。
当社のホームページ制作では、ヘッダーは20行以内に収めるというルールを持っていたほどです。
20行以内にまとめる理由は、サーチエンジンはクローラーを使い、各ページのソースコードを上から順番に自社のデータベースに格納しています。
ヘッダーに記載される内容は、そのページのテーマと関係がない内容が多くあるので、ヘッダーの行数を減らすことで、早くコンテンツをデータベースに格納できていました。
さらに、ヘッダーも評価対象の1つになるので、ヘッダーの行数が短いほど、コンテンツの割合が多くなり、結果として上位表示ができる可能性が高まっていたのです。
ただ、これは昔の話です。
サーチエンジンは、日進月歩で進化しているので、現在では、ヘッダーをヘッダーとして認識しており、コンテンツを正しく評価できるようになっています。
そのため、現在では、ヘッダーを最適化したとしても、期待通りの効果を得ることはできませんが、しかし必要なタグだけを記載することは重要です。
ホームページによっては、以下で紹介する以外にもSEO効果があるヘッダーもありますが、一般的にすべてのSEOに強いホームページに必要なヘッダーを紹介したいと思います。
SEOで必須のヘッダーに書くべき内容
SEO効果を高めるヘッダーに書くべき内容を紹介します。
文字のエンコード
<meta charset="utf-8" />
コンピューターで文字を扱う際には、それぞれの文字に一定の規則に従った番号を割り当てるエンコーディングをおこないます。
このエンコーディングがなければ、コンピューターは書かれている内容が分からず、当然サーチエンジンも正しく認識することができません。
この文字のエンコードには、utf-8以外にも、Shift-JISやEUC-JPなどがありますが、日本語のホームページであれば、utf-8を指定していれば問題無いでしょう。
viewport
<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1">
スマートフォン対応のレスポンシブWebデザインを作成している場合は、viewportを必ず記述しましょう。
viewportはコンテンツ領域を指定するタグになり、簡単に言うと、ユーザーの媒体ごとに表示を分けるタグになっています。
このviewportが指定されることで、パソコンで見ればこの表示、タブレットやスマートフォンだとこの表示と言うように切り替えることが可能です。
title(タイトル)タグ
<title>ホームページ制作 大阪|株式会社セブンデザイン</title>
titleは、SEOで、かなり重要なタグになります。
各ページで重要な単語を使うことで、高いSEO効果を発揮します。
また、SEOでは、上位表示を狙うだけではなく、検索結果を見たユーザーにクリックして訪問してもらう必要があります。
そのため、実際に狙ったキーワードで検索をして、5位前後に表示されたことを想定して、ライバルよりも魅力的なtitleを作成しましょう。
titleの作成で意識すべきポイントは、以下があります。
- 長いタイトルは省略されるので30文字以内で記述
- 重要ワードはなるべく文頭に
- 重要ワードを詰め込み過ぎない
- すべてのページで固有
- ユーザーがクリックしたくなる文言
上記を意識したtitleを作成すれば、必ずサーチエンジンからの訪問者数が向上します。
description(ディスクリプション)タグ
<meta name="description" content="大阪市都島区を拠点に、ホームページ制作を通じて、日本全国の中小企業の利益を追求するホームページ制作会社です。コーポレートサイトはもちろん、集客サイト、SEO、ブランディング、運営・運用など、さまざまなサービスを通じて、クライアントに成果をお届けします。" />
descriptionとは、検索結果のタイトルの下に表示される2,3行のテキストのことを言います。
先述している通り、titleは30文字前後になるのが一般的なので、それではユーザーに十分に魅力を伝えることができません。
そこで、descriptionを使うことで、該当ページの魅力を100文字前後で記述することが可能です。
当社のホームページ制作では、80文字から120文字を提案するケースが多くなっています。
その理由は、文字数が多いdescriptionだと、サーチエンジンが省略してしまう可能性があるので、できる限り省略されないようにする必要があるからです。
また、descriptionを記載しても、サーチエンジンが各ページの要約になっていないと判断すると、自動的に本文が検索結果に表示されます。
この本文の抜粋は、サーチエンジン次第になるので、ウェブマスターではどうしようもないと理解しましょう。
canonical(カノニカル)タグ
<link rel="canonical" href="https://www.sevendesign.biz/" />
canonicalとは、URLの正規化のことを言います。
canonicalがないと、重複コンテンツになってしまう可能性があるので、SEOを少しでも意識するのであれば必ず実装しましょう。
このcanonicalについては、canonical(カノニカル)タグでURLを正規化してSEO効果を出すというページがあるので、興味があればそちらをご覧ください。
ファビコン
<link rel="shortcut icon" href="/image/favicon.ico">
ファビコンとは、検索結果に表示されるロゴのことを言います。
ファビコンがない場合は、サーチエンジンが用意したファビコンが表示されます。
実際に、ファビコンの有無でどれくらいクリック率が変わるかは計測した経験がないので、何とも言えませんが、ファビコンを設定している方が目に付くのは間違いありません。
OGPタグ
<meta name="twitter:card" content="summary" />
<meta name="twitter:site" content="@sevendesign2010" />
<meta name="twitter:title" content="ホームページ制作 大阪|株式会社セブンデザイン" />
<meta name="twitter:description" content="大阪市都島区を拠点に、ホームページ制作を通じて、日本全国の中小企業の利益を追求するホームページ制作会社です。コーポレートサイトはもちろん、集客サイト、SEO、ブランディング、運営・運用など、さまざまなサービスを通じて、クライアントに成果をお届けします。" />
OGPとは、ツイッターやフェイスブック、ミクシーなどのソーシャルメディアでURLが投稿されたときに、ソーシャルカードを表示させるのに必要なタグです。
当社では、ツイッターを利用しているので、ツイッター用のOGPタグを記述しています。
ある程度ホームページの知識がある方だと、不要なOGPがあると、ソースコードが見づらくなるので、必要なOGPだけを実装したほうが運営効率が高いと思います。
noindex
<meta name="robots" content="noindex" />
noindexとは、サーチエンジンに対して、検索結果に表示しないで欲しいページに記述するタグになります。
noindexの利用は、当社のホームページ制作では、推奨しておらず、基本的にはインターネットに公開する以上は、すべてをグーグルに見せるべきだと考えます。
ヘッダーの最適化はSEOの基本
上記がSEO効果が出るヘッダーとするための基本情報です。
ただし、昨今のサーチエンジンは、ヘッダーよりもコンテンツを見ているので、あくまで基本的なSEOであると認識をお願いします。
そのため、上記を参考にヘッダーを最適化した後、とにかくユーザー目線のコンテンツを作り込んでいくことで、自然とSEO効果が出始めるでしょう。
これからSEOを行う方の基礎知識として理解をいただければ幸いです。