- 2023.05.14
成果が出るホームページに必要なサイトコンセプトの決め方
成果が出るホームページを制作するには、サイトコンセプトを決めることが大切です。
サイトコンセプトを明確に決めているほど、コンテンツの品質が高まるので、高い成約率になり、さらに昨今ではSEOでも効果を発揮します。
今回は、成果が出るホームページで重要なサイトコンセプトの決め方を紹介します。
サイトコンセプトの必要性
サイトコンセプトとは、ホームページが誰に何を伝えるかを表す指針です。
サイトコンセプトを明確に決めていると、この文章は誰に書いているかが分かるので、強みやアピールポイントをテキスト化しやすくなります。
もちろん、メリットは、担当者が行う文章作成だけではなく、訪問者としても、読みやすく魅力的な文章になり、高い成約力を発揮します。
また、昨今では、成約力だけではなく、SEOでも高い効果を得られます。
昨今のサーチエンジンは、ユーザーフレンドリーなコンテンツほど高い評価をしているので、サイトコンセプトを明確に決めたコンテンツであれば、自然と上位表示が可能です。
反面、サイトコンセプトを決めていないと、何を伝えたいのか、何が特徴なのかが分からず、SEOも成果も効果を出せません。
このように、サイトコンセプトは成果が出るホームページ制作では必須になり、お客さまだけではなく制作会社とも共有していくことが重要です。
サイトのテーマとコンセプト、アイデア
ホームページ制作でよく言われる言葉に、サイトのテーマとコンセプト、アイデアがあります。
この3つは、どれも同じ意味ではないかと思われるかもしれませんが、異なる意味を持っています。
もし、ご存じなければ、この機会に基本的な情報として理解しましょう。
テーマ
テーマとは、goo辞典によると、"行動や創作などの基調となる考え。主題。"のことを言います。
すなわち、制作するホームページの核心になる部分のことを言い、言い換えれば、何に特化したコンテンツを公開するかです。
具体的に言うと、以下のような内容がテーマと呼べます。
- 小売店の企業サイト
- 飲食業の採用サイト
- 医療に特化したオウンドメディア
これらを定めることで、コンテンツが一貫性を持ち、高い成果を発揮できるように成長します。
コンセプト
コンセプトは、goo辞典によると、"概念。観念。"のことを言い、すなわち、誰に何を伝えるかを表す言葉です。
- 昼食を検討の方に自社の健康に気を使った料理を知って欲しい
- ダイエット中の方に効率的な運動法を知って欲しい
- 自社の洗濯機の機能性や価格メリットを知って欲しい
当たり前の内容と思われるかもしれませんが、コンセプトを明確に定めることで、コンテンツの品質が飛躍的に高まります。
アイデア
アイデアは、goo辞典によると、"思いつき。新奇な工夫。着想。"のことを言います。
- 動画を利用して商品の魅力をアピールしたい
- アニメーションを利用してユーザーの興味を引きたい
- 料理の魅力を伝えるために写真だけではなくシェフの一言を掲載しよう
ユーザーへの切り口とも言え、打ち出したコンテンツの魅力を最大限アピールするための方法を検討することを指します。
サイトコンセプトの決め方
サイトコンセプトの決め方は、5W1Hをベースに検討すれば、具体的に定めることが可能です。
What(何を) | 何ができるかを考えます。 どんな問題を抱えたユーザーが訪問し、解決策は何になるかまでを考えます。 |
Why(なぜ) | Whatと近い意味合いですが、ホームページの意義になります。 ユーザーにどんな価値を与えられるかを考えることでコンテンツの品質が高まります。 |
Who(誰が) | 誰が訪問するかを検討します。 具体的に定めるためにペルソナを設定することが推奨されます。 具体的であるほどコンテンツやデザインが良質になり、期待以上の効果を発揮します。 |
When(いつ) | いつアクセスするかを考えます。 会社や移動中、さらに悩みを抱えたタイミングなどと定めます。 |
Where(どこで) | 訪問者のアクセスする媒体を考えます。 パソコンかスマートフォンかタブレットかを定めることで、最適化作業を行えます。 |
How(どうやって) | どこから集客ができるかを考えます。 お客さまからの要望で多いルートはSEOとソーシャルメディアからです。 |
大切なポイントは、短文にまとめることができるかです。
文字数が多いと、内容が大きくなりすぎている可能性があるので、できる限りシンプルに、1項目に1つのテーマを定めましょう。
当サイトのコンセプト
当サイトのコンセプトは、当社の強みの内容になりますが、どう決めたかを紹介します。
What | 成果が出るホームページ制作サービスの紹介。 成果を出すための対策法も公開する。 |
Why | 大阪で成果が出るホームページ制作会社として相談に乗る。 さらに、ノウハウを公開し、多くの方の問題を解決する。 |
Who | 35歳の担当者。 本来はもう少し具体的に定めています。 ペルソナ手法になるので、具体的な年齢や職種などを定めましょう。 |
When | ホームページを制作しようと思ったタイミング。 あるいは、悩みを持ったタイミング。 |
Where | 会社のパソコンから。 |
How | 検索エンジンでホームページに関するキーワードで検索。 |
もちろん、ざっくりとした紹介であり、本来はもう少し詳しく設定しています。
サイトコンセプトを定めることで、コンテンツの品質が飛躍的に高まり、期待以上の成果が出るホームページへと成長します。
サイトコンセプトが変化したら
ホームページ制作後、数年経過すると、時代とともにサイトコンセプトを変更するケースがあります。
そのときに、変更しても問題はありませんが、ホームページ全体の変更を行いましょう。
変更漏れがあると、全体的なサイトコンセプトが曖昧になってしまうので、SEOとしても成約としても良い状態ではなくなります。
そのため、もしサイトコンセプトを変更する場合は、ホームページ全体を俯瞰したうえで、個々のページを確認することで、最適化を行うことが可能です。