- 2022.11.01
サブドメインとは?正しい理解でホームページのSEO効果倍増
ホームページを制作して、SEOに取り組んでいる方であれば、サブドメインという単語を聞いた経験があると思います。
サブドメインとは、半分は異なる御社ドメインを意味していて、昨今のレンタルサーバーで言えば、無制限で作成ができるケースがほとんどです。
そこで今回は、サブドメインとは何かや、制作したホームページに設置するメリットについてご紹介をいたします。
サブドメインとは
たとえば、http://seven-dummy.jp/というホームページがあったら、サブドメイン展開をすると、http://test.seven-dummy.jp/となります。
簡単に言うと、seven-dummy.jpの頭に、testが付いていて、これをサブドメインと言います。
基本的には、昨今のレンタルサーバーで言うと無制限で作成できるケースが多く、レンタルサーバー会社によって表記は違いますが、マルチドメイン無制限と書かれています。
そのため、seven-dummy.jpは、取得で月額を支払う必要がありますが、頭についているtestの箇所は好きな文字列をいくつでも設定が可能になっています。
基本的なウェブマスターの認識としては、異なる別サイトであると検索エンジンが認識していると理解しましょう。
ただし、完全に別ではありません。
http://seven-dummy.jp/とhttp://test.seven-dummy.jp/の効果で言うと正確ではありませんが、大体以下のようなイメージになります。
サブドメインのページ数を増やしたり、本体サイトに被リンクを行った場合、通常効果の0.5倍程度があると思います。
例えば、ウェブページを100ページ増やせば、本体サイトで50ページほどを作成した効果です。
さらには、本体サイトに被リンクを行うと、完全に他のホームページからの被リンク効果の0.5倍程度の効果になっています。
そして正確には分かりませんが、基本的には被リンク効果が0.5倍ですが、実は内部リンク効果も0.5倍程度あると、ホームページ制作を行った企業には説明をしています。
このように、すべての効果が0.5倍程度になっていると理解をしましょう。
0.5倍なら別にホームページを制作したほうが効果が出るのではないかと思われるかもしれません。
ただ、実は、すべてが0.5倍くらいの評価ではありますが、お互いにSEO評価を共有できるというメリットがあります。
例えば、最近は少し落ち着いてはいると思いますが、昨今のSEOではドメイン貸しを行っている企業があるようです。
ドメイン貸しとは、SEO力が高い、すなわちドメインパワーが強いホームページが、まったく異なるウェブマスターに有料で貸し出しを行うことを言います。
貸す側としては、自社では何もせずに、賃貸料が入ってくる、借りる側としては、本体サイトのSEO評価を受けることができるという点があります。
そして、実際に、上位表示をしているホームページを見ると、すべてではないですが、ちょくちょくドメイン貸しのウェブページがランキング上位に表示されています。
このように、評価を引き継げるというメリットがあり、戦略次第では非常に高い効果を得れます。
サブドメインのメリット
では、もう少し具体的なメリットについてご紹介をいたします。
SEO評価が引き継げる
最大のメリットは、本体サイトのSEO評価を引き継げるという点になります。
具体的な数値は提供されていませんが、SEOに強いホームページのサブディレクトリーより少し弱いくらい効果を得れるようになっています。
そのため、例えば、ホームページ制作後に、オウンドメディアを立ち上げて、一から育てるのが大変だという場合に、利用することで、大きなSEOメリットを受けれます。
昨今のSEOでは、新規ページ作成数が少なくても上がりはしますが、しかしページ数が多い方が有利は間違いありません。
そのため、目標になる新規ページ作成数に到達していなくても、高い成果を出せる可能性があるため、非常に大きなメリットになっています。
被リンク対策が不要
本体サイトのドメインパワー次第ではありますが、一般的にはSEOでもっとも煩わしい被リンク対策が不要です。
当社はホームページ制作後に、一般的にはSEOに取り組んでいただきますが、被リンク対策は多くの企業が嫌がる対策です。
もちろん、自分で行う無料の被リンクサイトで紹介しているホームページに登録するくらいであれば、行ってくれるケースも多いです。
ただ、例えば自社ウェブマスターが登録できる価値が高いホームページを探したり、自分でサテライトサイトを運営するという対策は、絶対に行ってくれません。
特にサテライトサイトを制作しても、昨今で言えば、グーグルやヤフージャパン、マイクロソフトビングは、疑わしいものを無効化してきます。
そのため、努力量に見合った成果が非常に得づらく、ホームページ制作後のSEOで被リンク対策は最難関であると言えます。
この被リンク対策を実施しなくても良いというのは非常に大きなメリットになっていて、単純に日々の更新業務を行うだけで高い検索順位になる可能性が高いです。
ただし、再三になりますが、あくまで本体サイトのSEO評価が高いという前提があります。
管理が楽
別でホームページを制作するよりも、レンタルサーバーとドメインは1つになっているため、管理が非常に楽と言うメリットがあります。
実際に、ホームページを制作後、しばらく期間が経つと、もう一つホームページを制作したいと思うケースがあると思います。
このときに、新規で借りると、契約数が多くなってしまい、管理が少し複雑化してしまいます。
もちろん、1つが2つになったくらいではそんなに管理が大変だとは思わないとは思いますが、中長期的には増えていく可能性も0ではないため、大きなメリットになっています。
サブドメインのデメリット
メリットだけではなく、デメリットも存在しています。
では、どのようなデメリットがあるかをご紹介します。
お互いにSEO評価が共有される
SEO評価が共有化されてしまうというのは大きなデメリットです。
例えば、本体サイトをしっかりと作り込んで、サイト運営も継続して行っていて、高いSEO評価を受けていたとします。
そして、中途半端あるいはいい加減なホームページを制作すると、実はマイナス評価を本体サイトに引き継いでしまう可能性があります。
もちろん、自社が制作したホームページであれば、いい加減なホームページは制作しないと思われます。
ただ、レンタルしていると、どのような目的で、どのようにホームページが制作されるかは不明であるため、大きなリスクになり得ます。
もちろんですが、SEOペナルティーになってしまうと、本体サイトにも影響が出る可能性が非常に高いです。
そのため、いい加減なホームページを制作すると、本体サイトのSEO効果を下げるリスクがあります。
レイアウトを変えてもバレる
昨今のグーグルは検索結果ページに、どの企業が運営しているかの社名を表示してきます。
例えば、当社でサブドメインを作って、エイトデザインという会社にレンタルしたとします。
その際には、メインもサブも両方が、検索結果でセブンデザインと表示されるようになってしまいます。
もちろん、真剣に自社でホームページを制作しているのであれば、問題はないと思いますが、ドメイン貸しを行っている場合は、この点は注意が必要になっています。
必ずSEO効果がある訳ではない
例え、どんなに本体サイトがSEOで成功しているからと言って、サブドメインで展開すれば必ずSEO効果が出る訳ではありません。
あくまで、ドメインパワーが高いため、検索順位が高まる可能性が高まるというものになっています。
そのため、効果が出なかった場合は、デメリットだけを受ける羽目になるため、そのリスクだけは理解をして展開するか判断しましょう。
制作したホームページでサブドメイン設置はSEOから判断
最終的に、利用するかどうかの判断は、SEOから判断をするのが良いでしょう。
自社が別でホームページを制作して、その際に、どうするかの判断は、SEOからで良いと思われます。
内容を整理すると、SEO評価を共有できるため、公開直後から非常に検索順位が上がりやすい。
ただし、どちらかがマイナス評価を受けると、一緒に検索順位は下がってしまう。
そしてサブドメインだからと言っても、検索結果に社名が表示される。
この3点をしっかりと理解をして、利用するかの検討をしていくのが良いでしょう。
当社では、適切な利用法を行ったホームページ制作であれば問題がないと思っていて、御社がどれくらいのSEO効果をいつまでに得たいかから判断をしたら良いでしょう。
サブドメインのよくある質問
最後に、サブドメインに関するよくあるご質問と回答をご紹介します。
メリットを教えてください
メリットはSEO評価を引き継げるという点です。
新規でホームページを制作して、SEO効果を出すには4ヶ月から1年が必要です。
この期間を待たずに、効果を出すには、本体サイトのSEO評価を借りるのがもっとも手っ取り早いです。
また、さらには複数展開をしていても管理が簡単と言うのも、非常に大きなメリットになっていると思います。
デメリットを教えてください
デメリットもメリット同様でSEO評価を引き継ぐ点です。
例えば、本体は正攻法でSEOを地道に行っているけれども、サブドメインはスパムまがいな対策をしていたとします。
このときに、もしスパムと検索エンジンにバレてしまったら、本体も含めて、一気に検索順位が下がってしまいます。
また、リアルでの取引上、どうしても社名を隠したいという場合があるかもしれません。
そういった場合も、グーグル検索では、運営会社名が表示されてしまいます。
そのため、会社名を隠したいという場合は、別ドメインにするのが良いでしょう。
具体的に自社はどうするのが良いか
御社がどちらが良いかについては、御社のSEO効果が出るまでの希望によります。
1日でも早くというのであれば、サブドメインが必須になっています。
ただし、この場合も、本体サイトがどれくらいSEOとして評価されているかにもよるため、一概には言えません。
詳細については、お問い合わせをいただけましたら、調査したいと思います。